「ミリシタ」を辞めて、半年が経った。
ミリシタを辞めて、半年が経った。
とまぁ、こういう書き出しをするとまたどこそこの信者が湧いてきて、
「グリーの老害がまた騒いでる!」
「シンデレラしか触ってないヤツが口を出すな!」
「周年前の空気に水を差すのはやめてくれない?」
「アイマスは紛う事なき神コンテンツであり、それを侮辱する、蔑む行為は到底許されません。少しでも至らない点があると判断した場合は私共が然るべき処置を」
とか言い始めるんだろうけど、彼らの殆どはVtuberや配信は切り抜きで観てるくせに、アニメを観るためだけの理由で購入しているテレビの偏向報道に対しては顔を真っ赤にして怒りはじめる、ブレと矛盾の塊のような存在なので論ずるに値しないし、きっと彼らもこの先を読む前に、大好きなソシャゲで磨き上げた時速(笑)を活かして、ブラウザバックをしているに違いない、と思いながらこの文章を書いている。
さて、話を戻して。
ミリシタというゲームを手放してから半年。
最初は少しばかり寂しい感覚があった。ゲームをプレイした最後のイベント楽曲は「ミラージュ・ミラー」。
このコンテンツに熱量を持って臨んでいた頃の懐かしい気持ちを引きずったまま、しばらくは界隈の行く末を見守っていたり、コンテンツから提示されたハッシュタグ「ミリシタ心の1曲」を荒らしてみたり。好きな女子に悪戯をする小学生か、とツッコミたくなるようなふるまいをしていた。
そんな中途半端な気持ちに整理をつけたのが2月。偶然とはいえ握ることができた8thライブ。
ミリオンライブという列車にそのまま乗っていても、コンテンツが見せてくれる景色は僕が見たいと望んだ景色とどんどん乖離していってしまう、というマイナスの気持ちを、久々に浴びたミリオンライブにしか鳴らせない音を浴びた感動とともに小さく畳んで、「Thank You!」というラベルを貼って記憶の隅っこに押し留めた。コンテンツと出会って7年。小学校を1年留年してようやく、タイムカプセルを埋めることができた。
それに付随して「まだギリギリ推し居るから耐えてる」別ブランドのシンデレラガールズでも、「いちばん本気で頑張った222時間を超えた先の、最高の4分半」を味わい、ミリオンライブに留まらず、アイドルマスターというコンテンツの全てに対して蓋をするような感覚があった。
心の片隅に、雑に尖ったまま置き去りにされていたストレージ。それが整理されてから、その中に沢山の新しい「好き」なものが詰め込まれはじめたように感じている。
去年さんざんあるオタクに
「お前は変わっちまったよ......」
とか
「立派な声豚さんに育ちはりましたなぁ......」
とか鼻で笑い飛ばしていたが、僕も大概変わった。そいつは1枚のCDを渡してからあっという間にズブズブな沼にハマっていったが、おそらく彼よりも短いスパンで新しい概念に次々と手を出していった。
その変化の一歩目が件の8thの直後に手を出したウマ娘。
「アニバーサリーだしやってみるか」と軽い気持ちで手を出したらあり得んくらい癖に刺さるキャラクター、カレンチャンに出会ってしまったのが終わりの始まり。イラストを漁り、ストーリーを読み、挙句の果てにはライブまで参加してしまった。
想定外だったのはそのキャラクターの中の人である篠原侑さんにも現時点で「堕ちかけ」ていることである。気軽に聴ける10分間の番組が平日昼のhntb......ひなたぼっこのルーティンになりつつある。
5月末には篠原さんと、僕にとってデカすぎる感情を得すぎて狂ってしまった喜多見柚の中の人、武田羅梨沙多胡さんのお二人による公開生放送に運よく参加することが出来た。場所は半年ぶりの大阪。まさかアイドルマスターでも、去年ハマったDIALOGUE+でもないきっかけで今年初めての遠征カードを切ることになるとは思いもよらなかった。
イベントの内容はホントに他所に出すことのできない内容だらけだったが、後日絞り出した感想に私信を貰えたので1週間ニチャニチャの止まらない昼休みを過ごすことになったそうな。いや、負けてないけど。
そんな大阪で持ち帰ったのは、キモオタスマイルの思い出だけでなく、宿を提供してくれた友人がガチャガチャで一本釣りしたカレンチャンのラバーストラップだけでなく、磔にされて見せられた一本のアニメであった。
それが「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の2期、第一話。
虹ヶ咲という作品、実はこっそりと1期だけ視聴をしていて、そのときはただただ「あれ、自分の聞いている『ラブライブ!』という作品のパブリックイメージと違う」という印象を受けた、大学生時代の数少ない「完走したアニメ作品」であった。そのため当然2期も期待していたのだが、タイミングが全く合わず、リアルタイムで追いかけることが出来ないまま10話まで進んでしまっていた。
おそらく大阪で1話を観ることがなかったら、この文章を書いている頃には、「来週こそ一気見しようかな~」とか言いつつズルズルと時が経ってしまっていたと思う。高校時代からのどうしようもないオタク仲間の数少ないファインプレーである。自宅に帰ってから2週間後。顧客都合で長めの休みを貰ったため、そこで2期を一気見した。
そこからはあっという間だった。
1期で総ざらいした既存のキャラクターをユニットとして深堀りしつつ、新たに加わったキャラクター達をかけがえのない同好会の仲間として描いていく展開。一気見した10話以降はリアルタイムで、毎週が楽しみでたまらない日々を過ごしていた。
特にミア・テイラーというスクールアイドル。彼女がメインで描かれた9話。完全にこのキャラクターにゾッコンになってしまった。自らに蓋をしていた彼女に「視座さえ違えば評価は変わる」という気付きを与え、彼女が届けたい歌を、ひとりよがりではなく「we」-私たち-で届けたいと歌い上げる「stars we chase」。観終わったあと、10話に進むのに心のラグが生じてしまったくらいには胸を打たれてしまった。
9話のほかには5話、8話、12話が特に突き刺さるポイントがあった。この話はいずれまたできればいいな、と思っている。
そんな自分にとって縁遠いはずだったのに、気づいたら近くにあったラブライブ!。 その最終回が先日放送された。
その日はいつものように、一人で見届けようと考えていたのだが、思いがけずお誘いをいただき、たくさんの「コンテンツの犬」の皆さんと時間を共有しながら最終話を観ることとなった。ことあるごとにこの場所で「癖」のひとつと宣言していた「時間の流れ」を感じさせる、素晴らしい最終回であった。この感想をいつまでも話していたかったが、夜を徹したのにもかかわらず時間が足りなかった。いずれ小出しにしながら、次の展開を待ちながら、全13話の余韻に浸ることになるだろう。
そんな僕にとっての「新しい好き」を共有する受け皿になってくれたのが、僕にとって「辞めた」ゲームである「ミリシタ」で知り合った人々であった。その日、13話の感動を共有する時間が足りなかったのは、僕にとって、2月12日を機に蓋をしたはずのコンテンツに対する、「好きだった気持ち」を呼び起こすような会話が止まらなくなってしまったことが大きな原因である。
このブログという場所に何度か、ええい、どうにでもなれ、とヤケクソに吐き捨てた感情。
それを拾い上げてくれていたことがとても嬉しかったし、今なお前線に立ってミリオンライブというコンテンツを追っている人たちとも、その話題についてまだ言葉を交わせる、というか矢継ぎ早に話ができる自分に驚きもした。
どうやらあの日、深く自分の闇に潜って文章を書いていたせいで気づかなかったが、7年間分のタイムカプセルは、地中深くではなく、気づいたらいつでも掘り出せるような場所に置いてあったらしい。
その日の帰り道。
「Colorful Dreams! Colorful Smiles!」を聴きながら、朝5時のウマ娘のログインボーナスを受け取り、その日の11時50分からの篠原さんの出演する生放送に合わせてアラームをセットして歩くときに目に入った、ミルクを多めに混ぜた紅茶のような朝焼けはとても綺麗だった。
ミリシタを辞めて、半年が経った。
整理されて小さく凝縮された、コンテンツを好きな気持ちの余白には、これから多くの好きなものが埋まっていくんだろうな、という予感がある。
Dear My HERO ~僕の青春を作った歌を、浴びた二日間の記憶(1)Base Ball Bear「日比谷ノンフィクションⅨ」
アローラ!
ぴぃ高です。
普段は女性声優にニチャニチャした記録が大半を占めているこの場所なのですが、久々に本来の目的である「良質な音楽を届ける」という役割を果たしたいと思います。
今回参加したのは、「Base Ball Bear」と「Mr.Children」という、僕が10年、特に後者は父のカーオーディオから数えると20年は聴き続けてきたアーティスト達のライブ。少しでも当時の感動が伝われば幸いです。
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10年も同じ音を、声を聴き続けているのって、実は大変なことなんじゃないかなと思わずにはいられなかった。
それくらい自分に染み付いた音を浴びてきたのが5月15日、日比谷野音でのBase Ball Bearのライブ「日比谷ノンフィクションⅨ」であった。
いつ降り出すかも分からない空模様だったけど、不思議とこの日は「絶対に雨が大降りになることはない」という確信があった。
何故なら、この日は、Base Ball Bearのライブがある日だから。
彼らの鳴らす音に、例え雨音と言えど、例え雨音を隠しトラックに仕込んだ楽曲をリリースしていたとしても、ノイズは存在してはならない。
入場してすぐ、お馴染みのジングルの音が大きくなり、3人の姿が現れる。コンテンツのライブのような大掛かりな、壮大な雰囲気は無い。しかし彼らがピックを、スティックを手に取った瞬間、それまでの自然体から急にスイッチが入ったことが読み取れた。
……ただ、この日はそのスイッチが過剰に押されていたようで。
一曲目の「BREEEEZE GIRL」は出だしからハッキリと「緊張」が伝わってきた。無理もない。感染症対策を講じて以来、彼らにとって久しぶりのフルキャパ。
パブリックイメージのヒーローらしからぬ、僕にとってのヒーローとしての人間味を感じさせる一幕であった。
この日のセットリストは僕の中で3つの解釈がある。
まず1-10曲目。「ノンフィクション」と銘打ったライブで展開される「フィクション」。
そして11-14曲目の「お祭り」。
15曲目からアンコールまでは「Base Ball Bearというバンド」の、少し先の未来を含めた「ノンフィクション」。
これでもか、というばかりに僕の"癖"に刺さる「時間の流れを感じさせる」ステージであった。
ステージ上での緊張も相まって、初心な初恋、控えめだけれども、衝動的な感情をぶつけた「BREEEEZE GIRL」、うまく言葉を伝えられないもどかしい様を「君を美しいと感じた そのときにそのまま伝えたら なんて思われるだろう 臆病になってしまう」と表現する「いまは僕の目を見て」、その初恋にオチをつける、ベボベ流・斜に構え節全開の「そんなに好きじゃなかった」。
ひと夏の衝動的な恋を3曲で表現したあと、突入した「文化祭の夜」「(LIKE A)TRANSFER GIRL」「Transfer Girl」。10年彼らの音を浴びているが、発表されたときの意外性という点では追随を許さないファンクサウンドから、「転校生」をテーマとした2曲。新たな出会いと初めての恋を経験したが故に少し大人びた考えを持つようになったフィクションの中の男が、徐々に緊張から解放されてビルドアップしてきた彼らの演奏により、間近に迫ってくるようであった。
ここで小休止のMC。やはり出だしに感じた彼らの、特に小出さんの「緊張」は事実だったようで。久しぶりのフルキャパ、久しぶりの日比谷野音。「感慨」が押し寄せてきた、そんな話をMCでしていた。「一曲目からやり直してぇ〜」とも言っていた。もちろん、笑った。
そんなアットホームなMCの後に入れ直したスイッチのまま突入していく「Cross Words」。
二度目の歌い出し、仕切り直しは、完璧であった。
言葉を「伝える」ことに臆病になっていた段階から「息をするように、君の名前を呼びたい」とステップアップしつつも、「丁寧に言葉を伝えようとする」意識は変わらない。二曲目の「いまは僕の目を見て」との対比に思わず唸ってしまったアルバム「C3」初見の感想を追体験したあとは、「喋るだけじゃなく、触れたい、しまって持って帰ってしまいたい」と深まる欲求を「_touch」「SIMAITAI」と繋ぎ、このパートクライマックスの「初恋」。
この曲のイントロが流れた瞬間、文字通り頭を抱えてしまった。是非とも皆さんに聴いていただきたい。
「初めてじゃない この恋を 終わらない 最初の恋」=「初恋」としてしまおう、という何食ったらそんな歌詞思い付くねん大賞2013受賞楽曲。「青春」真っ只中にいる、フィクションの中の存在を、リリースのタイミングが全く異なる楽曲陣で表現できる彼らの昔から変わらない姿に、拍手が止まらなかった。
彼らが「音楽を使って出来ること」を示した前半を終え、突入していったのは彼らが「音楽で遊んできたこと」を示した「お祭り」のようなゲストパート。
その初手で出てきたのは花澤香菜さん。
え、マジ?とその場がざわつくのが感じられた。どこぞのコンテンツの顔面アルファベットの化け物たちが「今日予定入ってないからサプライズあるぞ!」と期待していたようだが、この日選ばれたのは我々でした。コンテンツの化物ども、すまぁ〜んwww
さて、彼女がステージに立てば、披露される楽曲といえば、約10年前に実現したコラボ楽曲「恋する感覚」。事あるごとに(そんなに事があったことはないが)「男が書いた女目線のラブソングランキングダントツ」と称賛している、ベースの関根さんとの「無二の声」のデュエット楽曲。まさかステージに花澤さんが立って、この曲を聴けるとは思わなかった。女性声優を見てニチャニチャしない文章を書くという当初の目的はどこに行ったのでしょうか。
そんなサプライズの時間はまだまだ続く。valkneeさん、Ryohuさんというラッパー二人を迎えた「生活PRISM」「歌ってるんだBaby.(1+1=new1 ver.)」。ギター、ドラム、ベースという音の基本構成を動かさない分、歌は自由に。基本構成の枠からはみ出ださなければ、なんでもできる、という彼らの強み、遊び心が体感できた。この2曲は明らかに会場の揺れ方がダンスフロア。これぞ日比谷、ラップの聖地というべきか。
そんなフロア、いやステージにRyohuさんが残り、次の曲。僕くらいBase Ball Bearを聴いていたら次やる曲は大体2つに絞られるのだが、この祭りの空気。新たなゲストの登場が宣告され、沸き立つ会場。しかし登場したゲストは想像の斜め上であった。
披露された楽曲は「クチビル・ディテクティヴ」。この楽曲は本来福岡晃子さんが歌唱メンバーとして参加しているのだが、どうしても来れない、とのことで登場したのが福岡さんに「縁とゆかりがありまくり」な人物。
そんな元・チャットモンチーのボーカリストであり、福岡さんとはバンドメンバーであった橋本絵莉子さんの名前が呼ばれた瞬間、会場は大きく沸いた。ここでもまた、聴けるとは思わなかった音を浴びることができたのである。「風吹けば恋」「コンビニエンスハネムーン」といった名曲を作り、惜しまれつつ解散したガールズバンド、チャットモンチー。その透き通る歌声の主である橋本さんを、ライブでもなかなか披露されない楽曲とともに味わった。まさに祭り、といった怒涛のゲストラッシュであった。
そんな祭りを終えたあと、寂し気な空気を纏って鳴り出したのは「Tabibito In The Dark」。イントロからギター→ベース→ドラムと音が増えていき、Aメロから後半にかけて徐々に盛り上がる、「音楽で『ビルドアップ』という単語を表現するとは、こういうことである」と示してくれる楽曲。
「何が普通で何が普通じゃないのか」という歌いだしから自分の意義を問いかけつつも、音の中では何もかもを捨てて、何もかもを忘れて進む旅人。ステージの上に立つ3人から滲み出す気迫にこの日はじめて目の滲む感覚を覚えた。
本編ラスト「レモンスカッシュ感覚」は前の曲が「このバンドのリスナーであった僕が見てきた、10年間の表裏」の「裏」とすれば、「表」を表すような曲。
Base Ball Bear の楽曲にたびたび登場する「檸檬」という果実。ほとんど酸っぱいけど、たまに甘い。
Base Ball Bear の楽曲にたびたび登場する「炭酸飲料」。喉にチクリと突き刺さるが、過ぎると爽やか。
そんな要素の込められた「レモンスカッシュ」。Base Ball Bear の楽曲でたびたび描かれる「青春」を大いに感じさせてくれた。
"This is the Base Ball Bear."
惜しみない拍手が止むことはなかった。
そしてアンコール。
溜めに溜めて深刻な発表するかと本気で不安になった「重大発表」。
それが10年ぶりの日本武道館公演の開催告知であった。
つい最近、「武道館に立つ」夢を叶えた瞬間を見届けただけに、その場所でまた、彼らの音を浴びることが出来る。背景の垂れ幕が「日比谷ノンフィクションⅨ」から「日本武道館」に変わった瞬間を忘れることは無いだろう。
その発表の流れからの「Stairway Generation」。
「階段をあがれあがれ」という歌詞から、この曲は紛れもなく、これからも音を鳴らし続ける、届け続けるという意志が込められている、と確信を持つことが出来た。In The Dark にいた旅人は、アンコールを称えるスマートフォンのライトに照らされて迷うことなく歩み始めたのである。
そして「PERFECT BLUE」。
やっと聴けた。
10年追い続けて、やっと。
時間の流れと切なさと刹那さ。それが一挙に詰まったいちばん大好きな曲。それがこの「PERFECT BLUE」。
イントロで思わず脱力してしまった。この全身の力が抜けていく何が何だかわからない感覚。2021年8月15日、立川での「ミライキャンバス」、10月4日の北九州の「世界滅亡 or KISS」。それ以来の感覚であった。ただただ脳は焼け、力は抜け。それでも歌詞やメロディやステージ上の光景は鮮明に浮かび上がる。この感覚を味わえるライブが、素晴らしくないわけがない。
ありがとう、Base Ball Bear。
僕の10年間と、あなたたちが歌い続けた20年間。
この続きは武道館で、見届けます。
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はい。
本来この記事だけで2ライブ一気に書くつもりだったんですけど思った以上に筆が進んじゃいましたね。ミスチルさんは次回。
普段女性やキャラクターの話しかしないのでこういう趣味全開、マイワールド全開の文章が誰に届くのかは投げたボールの行方をボールに聞くしかない状態なんですが、これを読んで誰か一人でもBase Ball Bearの楽曲を聴いていただけたらなと思っています。
セットリストを追う形式で文章書いたから彼らの楽曲の1割も網羅できていないのが非常に心苦しいですがオタク大好き女性声優とデカい接点のある楽曲も触れられたので僕のお友達ならきっと聞いてくれることでしょう。「恋する感覚」はガチなので。
10年間追ってるけれどほんとに錆びない楽曲を作ってくれます。「旬はいつ?」と聞かれて「今」と自信をもって答えられるアーティストが居ることに感謝。
武道館。11月10日です。僕は当然行きます。来てくれたら嬉しいなぁ~
先行やってるしなぁ~
ということで。では。
ーーーオマケーーー
いつもはクソ写真を供養するのですが、今回は代わりに彼らの各アルバムで一曲ずつ必聴曲・入門リストを置いておきます。
気づいたときには、面はウマだし沼の底。~ウマ娘歴2か月の浅めオタクによるウマ娘4th横浜Day1ライブ・レポート~
〜前回までのあらすじ〜
キャハッ♡ 私ぴぃ高!
数多のソーシャルゲームに嫌気がさしてひとり空中都市、オリンパスのファイトナイトに引きこもっていたの。
そんな私の目の前に突然現れたお馬の耳したお姫様、一番人気、カレンチャン!
「カレンのこと、ちゃーんと見ててね!」
そう言った彼女に手を引かれて、やって来たのはトレセン学園。
そこで出会ったのは「かわいい、つよい、はやい」の三拍子を兼ね備えたウマ娘と呼ばれるたくさんの魅力的な女の子たち。
そんな彼女たちにトレーナーとしてときに優しく(身の毛もよだつキモオタスマイル)、ときに厳しく(負けたら台パン)、ときにシャブ漬け(クライマックスシナリオ)の日々を迎えることになっちゃった!
コレから私、どうなっちゃうの〜?!?!?!
人生の一大チャンスを棒に振ってソーシャルゲームをプレイしていました。
どうも、アローラ。ぴぃ高です。
どういうわけかウマ娘にハマった2月末からの一か月。今回はその後のお話となります。
奇しくも同じCygamesの関わるソーシャルゲームに冷水を浴びせられて一瞬鎮火したかに思われたウマ娘熱でしたが、懲役198時間を終える頃にはすっかり元通りになっていました。その理由がコレ。
はい。あれよあれよという間にライブまで行ってしまいましたこの人。
過去様々なコンテンツで同じように「ちょっとゲーム触ってみたからライブ曲知らんけど観てみよ〜」とか言ってズブズブと泥沼にハマっていったことをまさか忘れてはあるまいな?多分忘れたんだろうなぁ……
というわけで運良く握れた「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! 」横浜公演 Day1。
左から推し、推しと同じ部屋、明らかにぴぃ高が好きそうな顔面、内外ともに小賢しい女
こちらの画像、ウマ娘歴約3か月の僕の「ウマ娘 だいちゅき度ランキング」なのですが、この日は3番目の竈門禰豆子、近江彼方人以外みんな揃っているという狙われたかのようなキャスト陣。特に左のふたりはナンバリングイベント初参加ということもあり、始まる前から期待値が高かったです。普段絶対やらない予習までして臨んだから「あ、これちょっと期待しすぎてるかな~」と思ったくらい。
そんな期待にしっかり応えてくれたこの一日。はじめて参加する現場特有のぽつぽつ湧いてくる「ここ良かったなぁ~」をオフィシャルレポートっぽく書き連ねていきます。
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会場物販から既にオタクで溢れかえり、コンテンツのパワーを感じさせる横浜、ぴあアリーナ。入場していちばん最初に現れたのは「あなたの同期」桐生院葵トレーナー。出走キャストには明坂さんの名前しか書いてなかったので初手サプライズ……だったんですが、明らかに葵ちゃん役の人間に見覚えがある。「誰だっけ……ノクチルの土屋李央じゃない3人のうち誰かなんだよなぁ……まぁ、知らなくていっか!w」
……後日市川雛菜役の岡咲美保さんということが判明しました。僕の中のノクチル、これでようやく2人目です。
GOD SONG
そんな「確実に見覚えがあるのにどのキャラクターか全く覚えがない」女性による開演前説明を「誰だっけ……コレ誰だっけ……」とモヤりながら開演を迎えた一日。
このコンテンツのキャラクターのアイコンとも言える「耳」のシルエットが遠目に見えてきて、雪崩れ込むように突入したオープニングナンバー、「We are DREAMERS!!」。
ファンファーレの音をトップバッターに持って来れる現場が東京ヤクルトスワローズ以外にあるんですか?そう、あるんです。ウマ娘と申します。
そんなファンファーレから始まるこの曲。「キミと見た夢がみんなの夢になる」という競馬というかウマ娘というか、「夢を託す、期待を託す」というコンセプトを一言で表すフレーズをドン、とぶち込んで世界に急激に引き込んで来るやり方。一瞬で顔面ウマ面、スイッチオン。
コンテンツライブの一曲目ってめちゃくちゃ難しいと思うんですよ。老若男女、コンテンツへの歴、コンテンツへの信仰度が違う人間を一発で会場内に閉じ込めないといけない。僕のようなウマ娘まともに触ったの2か月前です!ライブ知らんし曲も殆ど分からん!好きになった大抵のコンテンツ拗らせます!みたいな人間も絡め取らないといけない。ある種バンドやグループのほうが楽なのかもしれない。コンテンツライブ一曲目とはかくあるべしというものを見事に浴びせられました。
キャスト紹介を終えて前半パート。「曲の前フリに実況役が入る」ということに軽くカルチャーショックを受けながら突入していった、初披露の「RUN×RUN!」には筆舌に尽くし難い「序盤感」がありました。コレは一体なんなんだ……と頭を捻った挙句たどりついた答えがコレ。
全俺が人生でいちばん時間を捧げてきたゲーム。パワプロクンポケット。
その「パワポケ7」の一年目、「パワポケ9」のサクセス前半のBGM。この音、リズム。足して2で割った感じがめちゃくちゃする〜!!!とシナプスが繋がった瞬間を味わえました。
そして「ENDLESS DREAM!!」。
遂にやってきました、マイエンジェル、カレンチャンの出番。しかもドセンター。この日のために裸眼視力2.0のまま生きてきたのでスタンドからでも篠原さんの耳、リボンは特定余裕でした。この日のために東北の不適切球団の手先楽天から取り寄せた双眼鏡を装着した僕の視界に飛び込んできたのは一等星。いっとうせい???
アヤベさん???
いやいやおかしいおかしいおかしいって何コレ。今日観たいって言ってた2人一気に来るじゃん。ひっくり返るって。コレが世の中のカプ厨の言う「てぇてぇ」って感覚か……
カレンチャンのストレートな「私を見て」「ドキドキさせちゃう」というメッセージと、(実際に歌フリもそうだったし、1番のあとの煽りも。)ストーリー中盤を越えたあとのアヤベさんの暗みが晴れていった感じを表現するにはこの曲だなぁと思いました。
そんな推しまみれのキュンキュンとした胸の高まりを引きずったまま爽やかな火薬を投下しにやって来たのが「青春が待ってる」。そう。デイリーレースの曲。
ここで聴けるヤツ
この曲が唯一フォロワーに予習すべきとして送られてきた楽曲だったんですが、絶対僕の曲の好みも合わせた上で送ってきてますよね。シンデレラガールズのキュート曲好き好きマンなのでそんな香りのする曲大好き。
のちにMCでも触れられるのですがこの曲は完全にオリメン披露だったということで。どんなコンテンツでも「オリメンが揃う瞬間」って良いなぁ~と感じます。キャストさんのキラキラした表情何倍も増してるので。落ちサビ入りのファインモーション役の橋本さんとかホント良かった。え、オリメンが揃っているのにそれを干すコンテンツがあるんですか???うわぁなにをするやめ
お次はトロッコを召喚して披露された2曲、スタンドのすぐ近くまで来てくれて見やす~い!!!
実は「PRESENT MARCH♪」はウマ娘のアプリが始まる前から知っていた一曲。
ウマ娘について、「触れてから二か月しか経ってない」とは言っていましたが、数年前に何故か1枚だけCDを購入していて、そのCDのユニット曲がこの「PRESENT MARCH♪」。スーパークリークとハルウララ居るからワンチャン、と期待して良かった。
オタク・先見の明
「Enjoy and Join」はテイエムオペラオーとメイショウドトウの関係が見える間奏の掛け合いが良かったです。
そう、良かったです、がメイショウドトウの育成ストーリーを見ていると「これの先があるんだよなぁ......!!!」とオタクの拗らせを発動してしまうのです。ドトウのストーリーは、絶対「おおきく振りかぶって」が好きな人類は好きだよ。おススメします。
ナイスネイチャの新衣装仕様のポニテに「萌え~♡♡♡」を飛ばしたMCのあとはおかわりと言わんばかりにファンファーレが鳴り、「ユメヲカケル!」、ソロライブで何度か見たはずの鈴木みのりさんの、あくまでアグネスデジタルとして歌う姿に凄みを感じた「BLOW my GALE」、青色の光とリフト演出が印象的だった「Never Looking Back」を経て、ここから無慈悲な連続攻撃が襲い掛かります。
まずは「本能スピード」。
この曲にカレンチャン、偉いなんてもんじゃない。偉すぎる。偉さが天元突破して夏の大三角に届いたくらい。「誰より今 強く駆け抜けたら」をはじめとした歌詞を追いながら当日は篠原さんをずっと目で追っていたのですが、なんというかダンスや表情の節々から滲み出す「不敵な感じ」がまさにカレンチャンそのもの。アイムエンタープライズは憑依型声優の育成コースでもあるんですか?武から始まる少し長めのお名前の女性にも幾度となく敗北を喫してきたのですが。
カレンチャンというキャラクター。彼女に一目惚れに近い形でゲームを始めて、はじめての育成をしたとき、シナリオ終盤にかけて「なんだこの娘......ホントに好きかもしれん......」と鳥肌が立ったことを思い出しました。
後日このシーンに関してはちょっとした私信をいただいたのですが、そこでは篠原さんから「なんでも曲を自分のものにしてしまう、なんでも出来るカレンチャンを演じるのは毎回プレッシャーだけれど、その分楽しい」という言葉を頂きました。ステージからオーラのように伝わっていた不敵感は楽しんでいるからこその産物である、と知れてますます好感度アップ。僕はセイウンスカイじゃないので簡単に上がります。ぴろぴろぴ…
この顔好き
あ、これは後日アーカイブを見て気づいたんですがここにニシノフラワーも居たんですね、いや、なんでそんなことするの?(誉め言葉)気になる方はカレンチャンのストーリーを......
次の「Make debut!」。夏の大三角に届いたクソデカ感情は大爆発を起こしました。その原因は大三角を担うアドマイヤベガ。打者一巡してもう一度鳴り響いたファンファーレからの咲々木さんの「一等星の輝きを、トレーナーさんに、この勝利を捧げましょう」というセリフ。
ここで精神のキャパシティが危険値に達したことを知らせる音がして、この日はじめてカレンチャン以外に双眼鏡使っちゃった。この曲、ライブ前に1,2を争うくらい「聴きたかった」はずなのに音を浴びる以上に目で追っちゃってました。
終演後の女性声優のフォローカウント、+1。敗北。
精神が地球からベガに、そして大爆発を迎えて散り散りになった僕の欠片の一つ一つを丁寧に射抜いていったのが「逃げ切りっ!Fallin’Love」。ウマは逃げられるがオタクは逃げられない。あんなにカッコイイ姿を見せておいてカワイイで殴るのは良くないよ~。
このライブの3日前に立川で渋々小賢しい女性に指ハートを返却したのですが、この日は誠心誠意、心からの指ハート返却をさせていただきました。
𝓑𝓘𝓖 𝓛𝓞𝓥𝓔......
そんな精神破壊ゾーンを乗り越えてMCで一息つき、メジロ家による「メジロ讃歌」でひとしきり笑ったあとの「GIRL’S LEGEND U」でも引き続き推し観測会を行って(ここもカレンチャンアヤベさん一緒でう~ん、目足りん!となってた)、「NEXT FRONTIER」。この曲の感想はこれに尽きます。
山口朗彦
劇場でプロデュース業を行っていたころは大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。
そして「winning the soul」。
劇場でプロデュースの真似事をする某コンテンツで最後に観てから約三年が経過した女性と最近激アツのスクールアイドルコンテンツでぴぃ高的「世界”侑”ランキング」第二位のキャラクターを演じている女性によるバチバチの楽曲。矢野さんはあんなに踊れるのに虹ではステージで踊らないの嘘やん、と思うくらい足上がってるし、久々に観た齊藤さんは「あれ、あのコンテンツから離れてみるととんでもなく良く見えるんだけど気のせい?」と思わせてしまうパフォーマンス。圧巻のひとこと。
そんなトウカイテイオーとキタサンブラックが産み出した独特の空気で会場の温度が急激に上昇したところに「勝利」繋がりで突入していった「WINnin’5-ウイニング☆ファイヴ-」の爽快感は格別でした。ざわめく胸に溢れた注ぎたてのサイダーの音。実はこの曲めっちゃ好きだったりするらしい。
この日でいちばんキャラクター、楽曲ともに評価が上がったのは次。スマートファルコンによる「全速!前進!ウマドルパワー☆」。この日唯一のソロ歌唱となったこともありとても印象に残っています。ウマドルとして自分を磨いて誰かに見てもらいたいという気持ちがひしひしと紡がれていく曲。ソロ曲はやっぱりどのコンテンツでも良いものですね。なぁCygames。ファル子欲しいんだけど。この曲を歌う女のお話が見たくて震えています。軽率にチケットを配るか売るかしてください。
あ、実況席で撮影してるカレンチャンはしっかり見ています。スポット外れてからもしばらく実況席に居たよね、うん。いや、ちゃーんと見ててねって言われたので......
そんなファル子のステージのあとの「Ring Ringダイアリー」。レースを終えた後を感じさせる可愛さがありました。最後の齊藤、小賢しくないか???
ここまでのステージを振り返ったあとの、「グロウアップ・シャイン!」。この曲も「We are DREAMERS!!」と同じコンテンツのスタンスやコンセプトを表す楽曲って感じがしてとても好きなんですよね。最初の入りだけ全員で歌うのも歌詞にある「それぞれが星へと駆ける」というフレーズと合わさってグッと来てました。
「Go This Way」はこの日ウマ娘行くんやで~と言ったオタクに「見ろ」と脅されたのを思い出して前田佳織里さんをずっと見てました。ふ~ん、なるほどね。(オタク)前日に写真集で予習していたところは全く出ませんでした。現地では気づきませんでしたがアーカイブで最後にひっそりウィンクしていたのを抜いたカメラワークは非常にポイント高いです。
良い本でした、ファミレスで読んだこととその直後に別の女性声優を観に行ったこと以外は。
ん、会場のなんか雰囲気変わったな......
あれ、これ特殊イントロだよな......
なんかシルエットに小賢しい感じがするんだけど、これはもしかして......
「行こう、ダイヤちゃん」
「うん、キタちゃん」
脳が沸騰するってこういうことを言うんですね。
この日のキャストを見て不本意ながら真っ先に浮かんできた楽曲がこの「Ambitious World」でした。
曲調もそうなんですが「サトノダイヤモンドのシナリオを読んでからはじめてこの曲を聴いた」僕にとって歌詞に散りばめられた彼女のシナリオの要素がチクチクと刺激してくるてつのトゲみたいな曲になっていて「悔しいけど好き」な曲。多分この順序が違っていたら違う感想になっていたんでしょうね。え、なぜ悔しいかって?うーん、諸事情あって......
あとほかの曲以上にキャラクター二人が歌うことによって「仲間でライバル」の要素が強いのも推しポイントです。終始ニッコリしてお二人が歌ってたの良かったね。悔しいけど。
普段振らないペンライトブンブン振り回してたくらいにはブチ上がりました。俺の負けだよ、トノヤン(サトノダイヤモンドの略)。悔しいけど。
なぁ、お前……
最終盤にやってきた大きな感情を増幅させて閉じたのが本編最後の「大好きのタカラバコ」。いやこんなのエンドロール以外の何物でもないでしょ。ラストの曲の「格」ってものを感じました。
テイエムオペラオー、アドマイヤベガ、ナリタトップロードをメインに据えた新作アニメーションの作成に沸き立ち入っていたアンコール。「走れ!ウマ娘」と「うまぴょい伝説」。という2011年の浅尾→岩瀬を彷彿とさせるリレー。
最後に篠原さんのトロッコに向けてペンライトを赤にしたらのけぞりながらこちらの方向に手を振ってくれたので勘違いさせていただきました。
新たに迎えた春に、新たに出会った新しい沼、ウマ娘。どうやらこの沼は思っている数倍深いようです。
アニサマでまた会いましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
というわけで、ここまでオタクのライブレポートに付き合っていただいたのですが如何だったでしょうか。
全曲に何かしらの前向きな感想が湧いてくる感覚、コンテンツライブではシンデレラ福岡以来でした。完全初見の補正もあると思いますがホントに楽しかったんだなぁと思う次第です。
それと色んなところに視点を散らしてはいますが、結局のところ、「カレンチャンというキャラクターが、はじめてのナンバリングイベントで多彩な表情を観せてくれた姿に立ち会えた」という事実が大きすぎる。デカすぎて本人に直接メールしたくらいはデカい。いやぁ〜、ブログで定期的に文章書いてたのが活きたね。ナイス私信。
「あんなにウマ娘には手を出さないって言ってたのになぁ」と色んな人間に言われて少し落ち込んでいますがコレが今の僕の末路です。
ピンポイントに2人だけデカい感情を持ってしまったせいで楔みたいになってるコンテンツと、キャラクターもそうだけど今にも沈みそうなその船体まで惚れ込んでしまったコンテンツを抱えているせいで、「ストーリーを浴びて浅瀬でチャプチャプ萌えを摂取する」スタンスが取れるコンテンツに飢えていたんでしょうね。そこにすっぽりハマってきたのがウマ娘だった、というわけです。
まぁリアル競馬に手を出していないだけ歯止めかかってるのでいいでしょう。アーモンドアイ以外に賭けたことなし。
......歯止めかかってないのは声豚気質こっちです。
あの、助けて欲しいです。地元捨てたはずなのに相変わらず九州の女性の声に弱いのやめてくんない?ぴぃ高的「世界”侑”ランキング」第一位です。おめでとうございます。なんかよく分からない円盤も買っていたみたいですけど。いや、アレは別の推しを握られていてですね、ハイ。
というわけで5月末は大阪に行ってきます。おかしい……まだ負けてないのに……うう……
ーーー思い出のお写真コーナーーーー
やっぱりこの街外観は綺麗だよなぁ
物販で並べられていた呪物の数々
この日買ったもの。パンフレットだけのはずだったんですけど気づいたらコレ。
ペンライトコレしか持ってない
BIG THANKS…
何故か家まで着いてきた女。は?
手を離れた、大好きをまた、拾いに来た。〜CUE!2nd <br> 3rd
アローラ!
ぴぃ高と申します。
皆さん、連休はお楽しみでしょうか?僕は繁忙期!
この時期に連休を取得するのは外道と言わんばかりの視線を浴びな
4-5月の日程が「修羅/DOES」すぎる。まだ祝日残ってるだけマ
そんな仕事という苦しみの中に咲く花を拾い集めてニチャニチャす
さて、今回咲いていたお花の名前はこちら。
CUE! 3rd Party「Start a new line」
はい。新人声優育成コンテンツ、「CUE!」の3rd LIVEです。
このコンテンツとの出会いから2nd LIVEまでの流れは、自分史上最大級(当時)の分量と熱意を込
んなゲロ長い文章読んでられねえよ!って方向けに簡単に要約すると、
①普段滅多に新しいコンテンツに手を出さない「僕」が、
②たまたまアイドルマスター界隈で繋がった友人たちに勧められて
③しょうもないきっかけで触れたキャラクターにぞっこんになって
④たまたまその時期に配信でライブを視聴して、ゲームを真面目に
⑤そのため「プレイヤー側から見ると止まっているはずの」時計の
という感じ。
今回はそれ以降のCUE!というコンテンツと、自分について。2
1.non-breaking space ~2ndから、アニメが始まるまで~
デカい、あまりにもデカすぎる。
新たな世界に飛び込んで得られた結果として、あまりにもデカい。
それくらい心を揺さぶられた2nd Party「Sing about everything」。そんなライブのあとに投下された爆弾も相当なデカさでした。
それがこのドラマCD。
かわいいジャケットしてるでしょ~、これで人殺せます。
このドラマCDは「女性の脱いだ布の塊を見て興奮する会」「CUE!&DIALOGUE+展」で発表されたものなのですが、このコンテンツの大好きなところである「時間の流れ」の果てのようなものでした。
キャラクターが、年齢的に成長していて、成長に応じた葛藤を持っている。
この事実だけでメシどころか関内二郎3杯食えます。いや無理。あれキツイので。
その追い打ちのように投下されたのがこの展示会と同じ週に開催された「CUE! Reading Live vol.5 『Switch your address』」。
運よく昼のチケットを握れたので参加したこのイベント。
実は先述のドラマCDを聴く前に参加したので、ナチュラルにキャラクターのひとり、宇津木聡里が「酒を呑める」ことに言及していた時点でちょっとテンション上がったし、
チームとして完成された関係性をあえて崩すことに挑戦した彼女たちのシナリオもそうだし、
なんといってもこの日初披露だった新曲「空合ぼくらは追った」。この曲の「簡単に好きなことは変わらない」という一節。どうしてこんな簡単なことに気づかなかったんだろう、と頭を抱えてその日一日転がりまわったのを覚えています。このフレーズ引きずりすぎて別コンテンツで記事1本かけちゃったくらいの特大フレーズ。
このフレーズだけでなく、歌詞の手記のような流れが、「これから、どこに向かうんだろう」という彼女たちの立ち位置をうまく見せているように感じました。このタイミングでこの曲だけを解禁したの、上手すぎるだろ。
あとこれは私情なんですがこの日はアニメ主題歌のジャケットが発表された日でもあり、初回限定版のジャケットで完全に心臓を握りつぶされました。
この女、俺の推しー。
そんな3発のコンテンツからのナックルクラスターでダウンから確殺まで持っていかれた僕。これから先の展開はどうなっていくのだろうか期待を膨らませていました。特にアニメ。
ただ、影を落とす不安点があって。
それがTVアニメのキャラクター欄。
「え、経験値リセット入るんか......」
ゲームのサイトと同じ設定、進んでいない年齢。
僕がこのコンテンツに対して惚れ込んでいた「時間の経過」という箇所、そこに急に穴を開けられたような気持ちになりました。
「このアニメ、楽しめるのかなぁ......」
2.start a new line ~アニメが始まって~
そんな「楽しみ半分、不安半分」の気持ちのなか、遂に始まったT
正直一話を観たときは、
「え、コレ大丈夫?」
という、不安のほうに傾いた感情を得てしまいました。キャラクタ
僕が普段アニメを全く観ない人間なのも良くなかった。
「僕の知ってるテレビアニメの1話って、こんなに登場人物の掘り
それと、僕自身のコンテンツとの出会いと比較した、斜に構えた考
別ゲームの界隈ではじめて「MiRAGE! MiRAGE!!」を聴いたときの衝撃。
一匹の亀に「亀井さん」と名付けて異様な執着を見せる女の子との
この第一話を観ただけで、かつて自分が体験したような感情の乱高
「何も知らない、あの時点の僕が、ゲームで深堀りもできない状態
「六石陽菜というキャラクターが、AiRBRUEのみんなが、テ
この2つの「ネガティブ」と、CUE!だけでない様々なコンテン
そんなTVアニメも話数を重ねるごとに、一部引っ掛かりはあるにしても、ところどころに散りばめられたアプリの要素を感じて変な声をあげてみたり、純粋にストーリーを楽しんでニチャニチャしてみたり、それなりに楽しめるようになっていきました。
それとゲーム停止以降からCUE!を触れた、という友人たちの「どこそこがよかった~」というツイート。これを見れたのも大きかった。アニメを評論する物差しを持ち合わせていないので、彼らの感想は「あ、この作品、入り口はどこであろうと楽しめるんだ」と、僕のなかにあったちょっとした靄を払う役目を果たしてくれました。
そんな彼らも知らぬ間にチケットを握っていて(←結構びっくりした)、ついに迎えた5月1日、立川ステージガーデン。この日もあの日と同じ、雨のぱらつく一日でした。
3.Tomorrow's Diary ~3rd Party の感想~
ここからはライブパートに関する感想を述べていきます。
・空合ぼくらは追った
初手、「そうきたかぁ~」という感じ。「おはよう」「おはようございます」という挨拶がこのライブでは各所に見られたのですが、初手で方針を示す、ということがライブではしっかりできていて偉いぞ、と思いました。仕事が始めるまえの挨拶のニュアンスだけでない、純粋な朝の風景を感じました。
昼の部が終わってすぐにしたためたメモには、「季節というマクロな時間の流れを示した2nd」と、「オーデションに向かう一日というミクロな時間の流れを示した3rd」と書いてあったのですが、このフレームに落とし込んで夜公演を見ていったので、以降の感想はこの解釈を前提に書いていきます。
*「おはよう」と繰り返すのが「一日の循環」ではなく、「彼女たちの仕事の現場の移り変わり」と解釈するとまた異なった物語も生まれるんでしょうね。
・ミライキャンバス
「そうきたかぁ~」その2。こんな序盤で精神破壊系イントロを流さないでほしい。
オーディションという「未来を決める」時間に向かう局面で「未来をどう染めるか」という歌詞。
染まった後の未来をその先の楽曲たちが代弁している、と感じました。
・Tomorrow's Diary
・beautiful tomorrow
・最高の魔法
・Forever Friends
この並び、マジでデカすぎる。
まず「Tomorrow's Diary」。この日いちばん伸びた、と勝手に思ってます。フル尺はじめて聴くから伸びしろしかないと言われたらそれはそうなんですけど。←生放送を見ていないことがバレる一文
1番の歌詞から「風・月・花・鳥」の要素を表現していく歌詞、
2番の入りの「一人一人違う」というフレーズに合わせて、全員がキャラクターそれぞれのポーズとる振付。
Cメロ後に配置された感情増幅装置とも言い換えて差し支えないような間奏。
またとんでもない曲を生み出してくれたな、石濱翔しか好きじゃねぇ.......
そこに続く「明日」繋がりの「beautiful tomorrow」、声で魔法をかけるオーディション最中の様子にもとれる「最高の魔法」、魔法の後に帰る場所として示された「Forever Friends」。
内山さんによる、陽菜の朗読から入っていったこのパート、好きな楽曲の詰め合わせということもあり、しんどさが積もりに積もっていました。
・カレイドスコープ
明日を飛び越えた、未来に思いを馳せる。それぞれのキャラクターの持った夢を語っていく。この曲の主役である夏組の4人が〆るのもよいポイントでした。
毎回ドラマを作ってくれる楽曲。素晴らしいね。
・はじまりの鐘の音が鳴り響く空
Flowerのサビ振付すこすこの民と申します。これだけは言いたかった。以上。
・CUTE♡CUTE♡CUTE♡
指ハート作って入場してきた女には、指ハートを返すのが、当然の流儀だと思いませんか。
小賢しい~~~~~~~~~~~許さね~~~~~~~~~~
↑ このセリフ3日後にも言ってます。
この曲ほんとキラーチューン。何割もマシマシで可愛く見える補正も入るし。毎日1本ずつそれぞれの演者推しカメラで映像解禁してほしい。お願いしますよ、ポニーキャニオンさん。
・さよならレディーメイド
既成概念=「Forever Friends」でライブが終わるということと、何かを変化させていくという意思表示のダブルミーニングになっているように感じました。こういう終わり方をするコンテンツライブも新鮮だな、と。
4. comment out ~総括と、これから~
まずは今回のライブについて。
16人で歌う全体曲のみで構成された、オーディションに向かう朝から本番の一日のこと、そしてライブとその先の未来に思いを馳せる時間。この二つのシーンの間には空白が存在し、それを引き直すように「スタートライン」が配置されている、そういった印象を受けました。
では、その空白に、なにが入ってくるのか。
与えられた想像の余地でもあり、今回のライブの不完全燃焼だった部分でもあります。今後のコンテンツの展開でどう描かれていくのか、楽しみにしたい部分でもあります。
それと、強く感じたのは、「CUE!」というコンテンツの楽曲からしか得られないパワーが確実に存在する、ということ。力が抜けたり、入ったりは曲それぞれですが、こういった感覚を抱くコンテンツというか、グループはそうそうないです。はい。コンテンツの犬と申します。
すでに決定したリーディングライブも含め、4th Partyの開催も発表されました。
浴びると体調が変化するくらいの、手を離れるたびに拾い集めたくなる花のようなコンテンツ、頼むからより長く続いてくれることを祈るばかりです。
では。
2022・雑記vol.1 ~記事にはならなかった諸々のお話~
アローラ!
ぴぃ高です。
今回は前置きなく。タイトルの通りの雑記。
記事にし損ねて旬が過ぎちゃったイベントとか近況にかるーく触れるだけの回です。あっさりめでいきます。
・2/12 P's LIVE
ポニーキャニオンさんのご好意により謎の最前ドセンチケがご用意されて文字通りひっくり返った一日。
「人生イージー?」で鷹村彩花さんに手招きされたのは誰が何を言おうと僕です。
それと久しぶりのAiRBLUE16人。
初披露の「スタートライン」。犯罪級。
前に歩いてくるところ、腰に手を当てるところ、MVで思わず声が出たシーンを焼き付けられましたね。
CUE!というコンテンツになるとステージに推しがいようと観る人がスイッチしちゃうんですけど、やはり内山さん、吸われてしまう。この人が陽菜で良かった、と何度も思ってしまうね。
ライブでひっくり返ったのはカバーパート、Moonによる「創傷イノセンス」。楽曲パワーのゴリ押したまんねぇ。めちゃくちゃ正面が小賢しかったですが気にしないことにしましょう。キャラクターはめちゃくちゃ良い子なんよ。丸山……
ライブのあとの2部、パーティーパート、通称女性声優ワチャワチャタイムがあったのですが、前だとホント得しか無いっすねコレ。特に即興ダンスの宮原さん、BIGLOVEでした。多分心臓5倍くらいに膨れてたと思う。
𝔹𝕀𝔾 𝕃𝕆𝕍𝔼
・2/24 Base Ball Bear「LIVE IN LIVE〜I HUB YOU (Take) 2〜」東京公演
推しバンドを観に行ったらUNISON SQUARE GARDENがオマケで付いてきた。
一生で一度は聴きたいな〜と思ってたオリオンをなぞるを回収したりベボベVer.ライドオンタイムだったり地味〜に初現地回収の不思議な夜だったり。めちゃくちゃ満足度高かったです。
バンナムフェスに行かないそこのお前。俺と一緒に、5/15、日比谷、行かないか。
あとこの件が引き金で顔面アルファベットのオタクどもを敵に回しました。顔真っ赤で面白かったねぇ〜笑笑
・2/26 Tokyo-7th FESTIVAL in Ryogoku Kokugikan
地味に3度目のナナシスさん。やはり行くと絶対的な楽しさが保証されているね。
プレシャス・セトラ浴びれたの良かったなぁ〜になった。SHAKEを翌日拾えなくてちょっと悲しくなった。
クリスマスのときはこのコンテンツの好きピ(実はぴぃ高さん、折笠アユムというキャラクターが結構好きという設定がある)が居ましたが居ない回も相当楽しい。ライブ・モンスター・コンテンツですよ。一度行ってみることを強くお勧めしたい。
周年ライブもまぁ、予定合えば……という感じ。
ちなみにこの日と翌日は「女性声優に画面越しに20秒間「アッアッアッ」を聴かせて手を振られて退場する会」お話し会とかいうのもあって、文字起こし再現余裕なんですが世に放つと逮捕されるので、ハイ。内山さん、宮原さん、いつもありがとうございます(十時愛梨のサイン)
・3/5 おちこぼれフルーツタルトトークイベント
オタクとしてはじめてまともに「聖地★巡礼」的なことをしましたね。まさか巡礼処女がこの作品だとは思いもしませんでしたが。
Q. なんでまた、急にこんなことしたの?
A. 新規声豚路線開拓です。
ウマ娘を開始して2週間。ウマのライブに行くよりも先にカレンチャンの中の人を観に行きました。無銭なのも良くないよ。うん。行っちゃうよこんなん。
その結果、産まれた化け物がコレ。
誰かこの人を助けてあげてください。
ウマ娘横浜、マジで楽しみだなぁ〜、耳付けた篠原さん観れちゃうんだよなぁ〜、、、
・3/6 DIALOGUE+タイマン
いるはずの、推しがいないステージの空白。
この日は色んな意味で忘れられないと思います。
Domestic Force!!での飯塚さんの、いつもの何倍も気持ちがこもったシャウトとか、ワンマンアンコール前の、内山さんの見たこともない張り詰めた表情からの「おもいでしりとり」。DIALOGUE+というグループの、チームとしての強さを感じました。
コレは会場最寄りの施設です。コレしか写真無くていかに落ち込んでいたか分かりますね。
・3/26 Anime Japan CUE!トークショー
そんな空白から数日。ステージで声のお仕事をする推しを観れたのがこの日。その嬉しさでトークの内容頭から殆ど抜けちゃった(照)。
嘘です。ガチヘイト企業Cygamesのせいで睡眠不足生活させられていた真っ最中ので頭のリソース足りなかっただけです。なんだよラビューダ♡トライアングルって。ラビューダってなんだよ……。
アニメにまつわる展開やお話を聞けてコンテンツの犬的には非常に良い機会でしたね。いきなりとても見覚えのある服装で僕の六石陽菜たむの映像が流れてきたときにはひっくり返りました。
なんかいろいろ見るものもあって楽しかったね。ほぼパチンコ関係してるけど。ミリオンライブはパチンココンテンツ!!!
・4/16 虹のコンキスタドール
ホントに久しぶりのアイドル現場でした。ワンマンライブとなると2015年にAKB48に行った以来。
写真、綺麗じゃね?
アイドル現場から他界して以来「声優が演じてるアイドル」であったり、「アイドル的な売り方をする声優」であったりを観てきたのですが、そういった現場を経て改めてアイドルの現場を見て感じたのは、天空から眺めた時のフォーメーション、遠くのお客さんも大事にしてくれるファンサービスなど、「ちょっと掘らないと見つからない」良さというより、「掘らずとも自然に惹きつけられる」良さがアイドルという存在にはあるんだな、ということでした。
それと今回のステージ。武道館。このグループにとってとても大きな意味がある場所だったそうで。(アレ?デジャヴ?いやそんなコンテンツ存じ上げませんね……)
ひとつの夢を叶えた瞬間の、キラキラした姿は彼女たちの人柄を何も知らなくとも活力を貰った気になりました。
誘っていただいてホント感謝です。
それと中村朱里さん、覚えました。
・他、近況
ウマ娘で天井しました。ボケがよ。
普段セイキンセイキン行ってるけどこの子の生き様めちゃくちゃ好(ハオ)なんだよね、セイウンスカイさん。
そういうソシャゲのバッドラックをリアルラックで稼いでいくスタイルで生きています。コンテンツの犬と申します。ECサイト実は穴場なのでは?
ちなみにこのアニメなんですけどさんざんコンテンツの犬と言っていながら観たり観なかったりしてるので、やっぱりアニメ視聴を趣味にすることは難しいようです。もしかして僕、オタクじゃないのでは?!
デカい買い物。ゲーミングPCを購入しました。
今のところ用途はAPEX、ウマ娘、クソゲーアイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ。あれ、買う前と変わんなくね......
VCTのZETAが激アツみたいですね。1試合だけたまたま見ましたがすごくおもしろかったです。valoはインストールしていません。
以上。そんな感じの近況。
今年は初イベントが1月後半でスロースタートでしたが、気づいたらいろんなところに行ってるな~という感じです。5月も前半ギチギチだし。
楽しめるうちにいろんなところに行っておきたいですね。
その5月、CUE!ウマD+ベボベと好きなもの詰め合わせセットなのでまーた文章の投下が雪崩になると思いますが、お付き合いいただければ。
ほな。
しがないひとりの喜多見柚・喜多日菜子のオタクによる、シンデレラ10thファイナルまわりで起きたあれやこれや。
アローラ!
ぴぃ高と申します。
最近、お気に入りのパーカーに家系ラーメンのスープを溢してしまい、そのシミを眺めては切ない表情をしている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
巷に溢れるシミ抜きの方法を試してみたんですがどうしても残ってしまう茶色の溜まり、それを取ろうと必死に擦っている様子は、抜け出せないダンジョンに囚われてジタバタ足掻いているようにも見えます。
そう、まるで「あ〜オタク辞めてぇ〜!」とか言いながら色々なものに絡め取られて「いや、俺はそれ好きじゃないけどね?」と逃げ道を探す哀れな現代のオタクのように。
いや、僕は違いますけどね?
……さて、今回は僕にとっての「しつこい衣服のシミ」や「高難度ダンジョン」の要素を含んでいる「アイドルマスターシンデレラガールズ」について。
先日開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!!」のファイナル公演の感想だったり、公演前に起きたちょっとした事件だったり、ファイナルに至るまでのツアーの振り返りだったりをしていきます。ライブの内容は比較的薄めなので悪しからず。
1.異世界でスローライフとバトルロワイアルを満喫していた俺が急に「アイドルマスター」に引き戻された件~「ラビューダ♡トライアングル」
元の世界では顔面アルファベットの化け物との闘いを繰り広げていた俺だったが、「斜に構えすぎ罪」により死刑になってしまう。しかし死んだはずの俺は時にトレセン学園、キングスキャニオン、オリンパスを行き来する能力を手に入れ、ときに調教師「カプコケコトレーナー」として、ときに「今原カイリ」として悠々自適のスローライフを送っていた。
ぼく「んほぉ〜ウマ娘楽しいんだぁ〜//APEXもプラチナ行ったしハンマー取れたしウマやりまくるわよ〜」
Cygames「お、金ヅルが久々に俺たちのゲームに帰ってきた!絞りとったれ!」
ぼく「は?倒産しろカス」
はい。
ウマ娘にハマったのと、(下記参照)
直近の現場でちょっと精神的に重たいことが起きてしまったので(通称「ステージから推しがいなくなった事件」なんですけど、まぁコレは語りたくなったら語るかな…...)、2次元、3次元問わずウマ娘以外のコンテンツモチベが底辺のときにぶち込まれた爆弾。
それが僕の「担当アイドル」であり、「コンテンツのシミ・トラップ・毒沼」のひとつである「喜多日菜子」の歌う新しい曲、「ラビューダ♡トライアングル」でした。
惰性で動いていた、錆びついた針に無理矢理油を注入したような198時間。
久々に交わした
「それ、楽しい?」
「いや、楽しくない。」
というラウンジメンバーとの会話。
年度末でそこそこの忙しさの中、定時で退社し続け、明らかに半分寝てる目で出社し、新人みんなで行こうと誘われていた飲み会もドタキャンし(これは初出の情報です)、出会い系アプリで知り合った女を着信拒否し、(それ以降電話は来ていません)挙句最終日に半ば無理矢理突っ込んだ有休。
「どうしてこんな無茶苦茶なことができたんだろう」と頭を傾げるくらい、不思議なパワーが働いて、予想よりも遥か上の結果を残せました。
まぁイベランの思い出なんて連ねても実のない文章しか出てこないのはミリオンライブシアターデイズのプレイヤーの皆さんがこぞってnoteで証明しているので割愛することにして、
さて、この「ラビューダ♡トライアングル」という楽曲。
日本コロムビアがアホなうえにサブスクという概念を全く取り入れようとしないもっとポンコツな上の方針があるせいでフル尺は世に放たれていないのですが、ゲーム尺でも、佐久間まゆとのユニット「ドリームアウェイ」として歌った「ギュッとMilky Way」から、一歩進んだ喜多日菜子が見え隠れしていました。
めちゃくちゃ噛み砕いて説明すると、歌詞において、「恋」のことを「ロマンス」あるいは「ファンタジー」と結ぶ「ギュッと〜」。
そんな「ギュッと〜」は「恋する人(女の子)の気持ちの代弁」という、少し内面寄りのテーマだと考えているのですが、そこに、恋は「バトルロワイヤル」でもあると付け加えたのがこの楽曲、「ラビューダ♡トライアングル」。彼女にとって最大のアイコンでもある「妄想」で、「パッション」な戦いを仕掛けていくぞ、という、どちらかというと外に向けた意思表示が含まれているんじゃないかと考えました。(こう考えると、彼女の属性が「パッション」でありながら「キュート」楽曲の面子にライブでも、オリジナルメンバーとしても顔を出していることに少しは納得がいくんじゃないかなと)
そんな楽曲を浴び続けた数日間。
ファイナル公演に向けて落ちていたコンテンツへの気持ちを取り戻すためには充分すぎるほどの劇薬でした。
2. とあるオタクの参戦目録 ~ファイナルまでの10thライブツアーのあっさりめな振り返り
さて、ここから時を少し巻き戻します。
今回のシンデレラ10thツアー、僕は福岡両日、愛知Day1は現地、無観客となった沖縄公演両日を配信で見届けました。
それぞれの感想は個別に書いたので詳しく知りたい方はリンクから読んで貰うとして……
まずは福岡公演。
この2日間。今まで参加したアイドルマスターの、どのライブよりも良かった。シンデレラ7th、ミリオンライブ3rd福岡、6th福岡、7th。ことあるごとにコレ凄かったよ、円盤見なよとオタクに勧める公演はいくつもあるけれど、それを軽々と超えて行ったのがこの2日間でした。
ピークはなんといっても「世界滅亡 or KISS」。新年ライブが無観客になったことで、「拾えなかったはずの担当のソロ楽曲の有観客初披露」に身体の震えと涙が止まらなかったことを覚えています。
この日はライブ外でも印象的な出来事がありました。それがラウンジ!dolch@ng↑のオタク御一行との出会い。
この日以降彼らとは異様な繋がりができて、DIALOGUE+の現場でも顔を合わせるオタクがいたり、沖縄公演を一緒に見たりと濃い時間を過ごすことになります。
愛知。
「星環世界、聴きたくね?」
という思い付きであれよあれよという間にチケットを拾い(めちゃくちゃ良い方でした。本当にありがとうございます。)、ラウンジメンバーと2人でドライブして向かったのがこの公演。
担当アイドル、喜多見柚と「ボイス同期」と言うような立ち位置の荒木比奈。彼女のソロ曲「泡沫のアイオーン」を浴びて、僕とシンデレラガールズというコンテンツにおけるターニングポイントのひとつ、第6回シンデレラガール総選挙のことがフラッシュバックしたのがいちばん印象に残っています。
沖縄。
先述の新たな仲間たちと配信を観ながらワイワイ過ごした思い出はもちろんですが、強く感じたのは「簡単に「好き」は変わらない」ということ。
「絶対に泣くので音源すら聴きたくない」という理由で一年振りに聴いた「思い出じゃない今日を」、この日初披露の「パ・リ・ラ」をはじめとした、喜多見柚の歌唱はもちろんなのですが、
予想外に殴ってきたのが道明寺歌鈴という、いわば「過去の担当」という立ち位置のアイドルでした。
「ほほえみDiary」のリリース以降、疎遠になっていた彼女のことを、「なんだよ、まだ全然好きじゃねぇか……」と気付き、コンテンツにまた絡み取られるような感覚を得たとともに、
この公演で、本来現地で拾えたはずの楽曲に対しての心残りが少し後味の悪さを付け加えました。
(この後味の悪さを引きずったまま参加したミリオンライブ8thで、すんでのところで繋がっていた大事な糸がプツンと切れちゃったのがアイドルマスターというコンテンツ全体に対するモチベーションの低下に拍車をかけたんですが、詳しくは掘らないでおきます)
自分史上過去最高のセットリストで始まり、感情をかつてないほど動かしてきた10thツアー。その千秋楽、Day2。久々にオタクと連番を組み、カス立地の欠陥構造物ベルーナドームに入場していきます。
2.5. 閑話休題~ Day1、推しを観てないって、弱すぎるってことだよな?
前章、ちょっと引っかかりを覚えた方もいるでしょう。
「あれ、こいつDay2しか居ないの?」
はい。その通りです。
じゃあなにしてたのか、って言われると......
はい。現場被りです。
Day1の時間帯はDIALOGUE+の定期公演「タイバン」「ワンマン」に参加していました。しょうがない。推し案件なんだもん。こっちはシークレットじゃないんだもん。絶対推しが居るんだもん……
ちなみにこの日のDIALOGUE+さん、セットリストは昼夜とも全く隙がなく最高でした。特に夜。DIALOGUE+を知らない人類にこのセトリ順で聴かせたい。マジで。
ワンマンありがとうございました🎤
— DIALOGUE+公式@3/30ライブBD 4/13 5thシングル (@DIALOGUE_staff) 2022年4月2日
次のタイバンワンマンは6月です✨#ダイアローグ #タイマン pic.twitter.com/ZVBhmBmOzb
最高のライブのあとはお酒が美味いんですよね〜‼️‼️
と、いいつつも不満点。
あの、深川さんとDIALOGUE+の現場被りすぎじゃね?これ5回目くらいっすよ?何?苦痛?試練?洗礼?
昼と夜の合間にDay1の配信観ながら歯噛みしていましたが、ラビューダ♡トライアングルの披露が無かったので救われました。あと推しの顔が画面越しでも最高に良かったのでセーフ。7th名古屋衣装、女性の脱いだあとの布を見て興奮する会衣装展示会でめちゃくちゃ写真撮ったな〜としみじみ。
この日はラブライブの現場もあったそうですが、どこに行ったオタクも満たされていて平和でしたね。余韻と翌日への期待を胸に就寝ー。
3.しがないオタクのハジケかた ~ファイナル公演でクソデカい感情を抱いてしまったいくつかのポイント
そんなこんなでじわじわと期待を高めてやってきた欠陥建築物ベルーナドーム。50曲が忙しなく駆けていく一日でしたが、特に印象に残ったポイントを。
まずは「青空エール」。
え?ここ?と思われるかもしれませんが、実はこの曲めちゃくちゃ好きなんだよね。
そんな楽曲の歌唱メンバーに居たのが、1月に「観たかったもの」であり、「好きだと再認識させられた存在」のひとつであった道明寺歌鈴。
この公演が始まる前まではキャストに関しては「せめて喜多見柚だけは、武田さんだけは見せてくださいお願いしますいやマジで」しか言ってなかったんですが、新田さん出てきた瞬間に「そういやおったわwww俺の勝ちwww」と指差しして大興奮。しかもこの曲、ホントにたまたま新田さんまでの視界が開けていてしっかりと見届けることが出来ました。
無観客となった新年ライブ、「Happy New Yell !!!」のラストナンバーとして歌唱され、そこで観ることが出来なかった景色の回収が出来た感動もそうなのですが、「ドジ」というキャラクターを付与されているが故に「大丈夫?」と心配されてきた道明寺歌鈴というキャラクターが、逆に「エールを届ける立場」として歌うシンデレラガールズでも指折りの応援歌、青空エール。彼女に対して少し距離を置いていたが故に突き刺さるものが、沖縄のときもそうだけど、今回も確かにありました。
お次は「パ・リ・ラ」。
日曜日が終わったら世界が終わった。(20代男性)
O-Ku-Ri-Mo-No_Sunday!振りコピ多動部としての役目を終えて一息つこうとした直後に流れてきた特殊イントロ。
人間、や・め・た!!!
正直聴けないと思ってました。
いやホントに。
無観客のまま消化されちゃったけど、次のライブで今度は5人全員揃ってやってくれれば良い、と1月のライブのあとに気持ちを切り替える段階まで行ってました。え、「やれ、やってくれ」ってツイートしてただろって?Twitterは虚言の場所ですよ。子宮からアプリインストールしてやり直しな。
そんな曲だからこそ、イントロが流れた瞬間。
今まで何度も頭を抱えさせられてきた武田さんが飛び出してきた瞬間。
訳が分からなくなるくらい泣いてました。めちゃくちゃ楽しい曲だし、泣くなんて感情とは真反対のはずなんですよコレ。なのにずっと泣いてた。泣きながら跳ぶわ暴れるわ、慣らし保育2日目の3歳児と申します。
シンデレラガールズに触れてからはだいたい5年くらい経ってますが、こんな曲ははじめて。
あまりにもクソったれだったけど、推しのために精魂を絞り尽くした222時間の果てに得られたこの4分半。
音程を無視してとにかく楽しいという感情を爆発して叫ぶ武田さんの姿がとにかく眩しくて眩しくて。途中で上がった演出の炎の熱さを全く感じないくらい、最初から最後まで燃え上がったステージでした。いやホントに全然火とか熱くなかった。俺自身が火だったので。まるで同点のシチュエーションの益田直也のように燃え上がっていました。
沖縄公演の感想を綴ったとき、喜多見柚というキャラクターに対して、僕はこのような表現をしました。
追いかけてるうちに、感情を巨大アトラクションのように揺さぶられ、気づいたときにはそばで笑っているような、めちゃくちゃ思考とかが似通った「あこがれ」の存在
この日、久々に、現地で見届けることができた「喜多見柚」は確かにキラキラした、あこがれの存在として、僕の感情を大いに揺さぶってくれました。願わくばこれからも僕の感情を揺り動かすような活躍を期待したい、そう思っています。
さて、ここまでは回収できた推し絡みの楽曲について書いたのですが、それ以外でいちばん印象に残っているのが「S(mile)ING!」。
シンデレラガールズというコンテンツに触れはじめたのがそこまで早くないこともあって、信号機とも言われる3人のソロ曲は2曲目しか存在しないものだと思っていました。山下〇吾のせいです。あーあ。
大橋さんがひとりでステージに登場してこの曲を歌っている間、感動を通り越してなんというか、畏敬に近い。そんな感情を覚えました。
え?この日披露された「こいかぜ」?うーん、そのときは「この曲ってライブで聴けるんだなぁ〜」とヘラヘラしてたんだけど、それとは違う。
当然(いや、おかしいだろ、聞いてるか山下)会場では初めて聴くし、なんなら音源すら2年くらい聴いてなかったこの曲がめちゃくちゃ刺さったのは、自分の根っこというか好みがシンデレラガールズでいうところの「キュート」に寄っているところにあります。今はパッションの女2人が担当ですが昔はキュートのオタクだったんですよね。コンテンツの入り口もヤのつく性癖の宮城の女だし、年齢設定ガバガバ空手女とか鹿の国の巫女さんとか。、曲の好みもキュート寄りだし、それが高じて福岡のときは「キュートの曲」にフォーカスを当てて文章書いたし。
ただ、その「キュート」というくくりの中でも島村卯月というキャラクターはちょっと別格というか、そういう気持ちがあって。
僕のアイドルマスターのはじまりはミリオンライブなんですけど、コンテンツの中でASの13人を「推すことは決してない別格の存在」と無意識に線を引いていた、ということをどこかの記事に書いたことがあります。彼女の、島村卯月の立ち位置はそれに近い。これはコンテンツのドセンだから推さない、みたいなドルオタにありがちなナナメの考え方とはちょっと違います。ドセン推さない主義ならCから始まる新人声優育成コンテンツの推しにズブってないはずでしょ。
そういう「好き嫌いとかいうものさしが存在しうる余地のない概念」による、名刺代わりの楽曲である「S(mile)ING!」。
クール・パッションと並べると少し曖昧さのある「キュート」という括りとは、こういうものだと語りかけてくるようでした。それを歌い上げる島村卯月、
あなたはキュートの王様、いや、王女様だよ。
𝑲𝑰𝑵𝑮 𝑶𝑭 𝑷𝑹𝑰𝑵𝑪𝑬𝑺𝑺.
↑やりたかっただけ
さて、ここからは私情。
「キュートという曖昧な括りの体現者」としての島村卯月のステージを観ながら浮かんだことがもうひとつ。
「この女とユニット組んだんだよな、喜多日菜子……」
シンデレラガールズというコンテンツの看板を背負ってきた、あまりにも巨大な存在。
10年で(といっても、僕が見届けているのはその半分ほどですが……)「シンデレラガールズにおけるキュート」という概念のレールが幾度となく敷かれて複雑な路線図を作ってきましたが、その土台、というか。限りなく一本目に近いレールを築いた島村卯月と一緒に、新たなレールを作っていく一員として、喜多日菜子が選ばれた、その事実が急に実感となって襲ってきました。
2020年、5月ごろ。
ホントに運良く手に入れることができた、スターライトステージの島村卯月のSSR。
ただの「カードの写り込み」だと思っていたこの概念に名前がついて、曲まで産まれて。
「キュート」の概念そのものである島村卯月と、ちょっとクセのある、噛めば噛むほど味わいのありそうな(彼女の担当ではないので憶測の域ですがそんな感じだと勝手に思ってる。絶対一緒にいたら楽しいタイプだよね。「好」(ハオ)です。意外と。)「キュート」を持った宮本フレデリカ。彼女達と出会って、ぶつかって、肩を並べてステージに立って。その先の喜多日菜子がどうなっていくのか、ちょっとした期待が膨らみました。
そして最後、「always」。
虹ヶ咲学園シンデレラガールズ斜構同好会なので楽曲としては「恋が咲く季節」の方が遥かに好きだし、(実はいちばん好きな曲は「恋が咲く季節」という設定がある)いちばん思い入れのある総選挙の曲なのに、この「always」ばかりが披露されるのでライブに行かない普段はヘイト貯まりまくってるんですが、そのヘイト値をライブで聴くたびにリセットしていく、そんな楽曲。
僕の中の王貞治も「ライブのトリを飾る楽曲には格というものがあるだろう」と言っていますが、そういう「格」が伝わってきました。聞いてるか、格の無い楽曲を本編トリに持ってきたミリ…某コンテンツと格の無い18番を開幕投手にしたロッ…幕張の黒い球団。
???「本当に申し訳ない......」
さて、この曲。
あまりにも
「恋咲け…恋咲け…」(ボタンを押せ!!!)
ドヒュゥゥゥゥンシンフォギアァァァァ!!!キュキュキュキュイン!キュキュキュキュイン!キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュイン!
ポォロポポポポペペペペピピピピピーペペペペペペペペー♪
と念じ続けているせいで失念しがちですが(いや、したことないですけどね。)喜多見柚というキャラクターにとってはあまりにも重要な曲。6thライブでナゴ…バンテリン(爆笑)ドームの天空から見下ろしたときは、見つけるのに時間がかかってしまった彼女を、今回はすぐに見つけることが出来ました。あのときはまだ、彼女は「担当」ではなく、ひとりの「好きなキャラクター」。視座が明らかに変化していることを実感しました。
そこからは彼女を表現する武田さんの様子を見逃すまい、とずっと見つめていたのですが、いきなり演出が感情に鉄パイプと釘バットを持って襲いかかってきました。演者の上に浮かび上がるシンデレラガールズのキャラクター達。ふっ、と武田さんの直上を見ると、そこには、今日はステージに立っていないはずの喜多日菜子が浮かび上がってきました。
僕が「今、いちばん好きな、シンデレラガールズの概念」が4メートル四方にすっぽりと収まっている光景。なぜか滲んではいるけれど、しっかりと目に焼き付けられました。10thツアー最後の光景。190のキャラクターが居るコンテンツで、上手と下手に別れて全く見ることが出来ない、という可能性も充分考えられたのにこんな構図を見せられちゃったら込み上げてくるものもあるよね。今回の席じゃないと、今回のライブじゃないと、そして何より、僕じゃないと抱かないであろう充実感がそこにはありました。
4. オタクを辞められなかった俺は、しぶしぶ次に見たいものを考えることを決意しました。 ~今回のまとめ~
というわけで、この10thライブ。
「今回でもうアイドルマスターからは身を引こう」と思いながらのスタートでした。
そんなモチベーションのなかで「求めていたシンデレラガールズの詰め合わせセット〜喜多日菜子を添えて」を浴びて、あれよあれよという間に追加で2回も現地に乗り込んでしまいましたね。
コンテンツに触れはじめて、一度イヤになって離れて、リスタートしてから、ずっと濃い時間の傍らに居た喜多見柚、途中からギュッと凝縮して迫ってきた喜多日菜子。
特に柚は見ないまま今回幕を閉じちゃうんじゃないかな、と思っていたところに、リスタートしてからいちばんの熱量をぶつけた楽曲を引っ提げてやってきてくれました。
シンデレラガールズ10年の歴史の約半分くらいを触ってきましたが、その時間に置いてきた心残りはほとんどないと言っても良いでしょう。10thファイナルは振り返りの公演であり、オタク達の宿題が極力残らないようにするための配慮みたいなものだと思っていたので、ここは目的達成。
ただ、「ほとんどない」ということは、多少はあるということです。
僕にとってのシンデレラガールズを語るうえで外せない「アタマとケツ」。コレがすっぽりと味わえていないんですよね。
ケツというのは、今回わざわざ最初に付け加えた「ラビューダ♡トライアングル」のこと。まぁ生きてれば聴けそう。問題はアタマ。
アタマ、というのがこのコンテンツの最初の担当、中野有香のことです。そう、Day1行ってないから観れなかったんですよね。実は日菜子観れなかったことよりダメージ食らってるまである。下地さんの歌う曲のなにか、出来れば「ヒカリ→シンコキュウ→ミライ」をもう一度浴びたい、というのが本心。7th幕張では敢えて何も情報を入れずにこの曲を浴びたので。歌詞をしっかり叩き込んだ状態で中野有香という概念とバトルをする機会があれば良いな、と思っています。次は、俺が勝つー。
あとコレ。
柚の声が聴こえた第6回総選挙のシンデレラガール、高垣楓さん役の早見沙織さん🍁
— 武田羅梨沙多胡(たけだらりさたご) (@T_Larissa_T) 2022年4月6日
ずっと、楓さんの『always』をプロデューサーサンに聴いてほしかったから、一緒に歌えて本当に嬉しかったです
いつか、『恋が咲く季節』も一緒に歌えますように#シンデレラ10周年_ファイナルday2 pic.twitter.com/qKooAy2BYG
分かってんじゃん。もしかして中身俺?
さて、そんなこんなで感想はここまで。
アイドルマスターシンデレラガールズ、マジで小賢しい。
手を引こう手を引こうと考えるタイミングで投下する爆弾が効きすぎる。Instagramが得意な女性声優かよ。
節目ということで、シンデレラガールズというコンテンツを思い出すのはこのコンテンツを一度手放したとき。
未開拓の場所を掘り進めていくようなモノのハマり方しか出来なかった自分が、あのとき真っ直ぐにコンテンツを推していたら。きっと今の自分は無かったと思います。このコンテンツのせいでデカいコンテンツに触れたら取り敢えず斜に構えるスタンスが構築されたと感慨深いものがありますね。この化け物を産んだ責任は取ってもらいましょう。
そんな化け物から、シンデレラガールズ。貴様に一言、絶対に伝えないといけないことがあります。
喜多見柚と喜多日菜子のシンデレラマスターをソロ2曲目で出してくれ。なんなら道明寺歌鈴も出して貰えると泣いて喜ぶ。jewelriesも忘れるな。それが叶ったら文句も言わず拍手してやるし、坂上の靴でも山下の靴でもなんでも舐めてやるし、斜に構えたりTwitterで悪口言ったりしない。それまではコンテンツの裾引っ張り続けてやる。
数年間コンテンツを追ってきて、色んなオタクの、色んな夢が叶ってきた瞬間を見届けてきたので、ちょっとくらい僕も欲張っても良いと思ってます。よろしくお願いします。
ホントにコレで終わり。
オタク達、次の現場でお会いしましょう。
ーーーーーーーーーーーーー☆クソ写真のコーナー☆ーーーーーーーーーーーーーーー
俺の初日は、ここ。
この駅でスマホ落としました。
すいません、何しにきたんですか?
怖い集団に囲まれたついでに怖い写真を撮影しました。
DAY3。
オタク、また現場で会おうね。
池袋で最後に見つけた、私情のたくさん詰まったサイネージ。あなたたちのこれからを遠くから見守っています。多分、遠くから。いや遠いからね?!
春、出会ってしまった新しい沼 #6人目 #推し #カワイイ
アローラ!
ぴぃ高と申します。
暦の上では3月。そろそろ本格的に春が近づいてきていますね。
そう、カスみたいな季節こと、春です。
目は痒いわ鼻は詰まるわ、人体に対して無限の苦しみを強いる生き地獄。どれだけ木材として人類に使われることに恨みを持ってるんですかねあのスギとかいう生き物。
地元にいるときは世界遺産にこのクソ植物が認定されているせいでスギという単語を見るたびに舌打ちが止まりませんでした。
そんな季節、春。
世間ではよく「出会いと別れの季節」と言われています。
振り返ってみると、一般的なイニシエーションはそうとして、
推しバンド、Base Ball Bearのギタリストが脱退したときとか、
適当に申し込んで握ったチケットで初参戦したDIALOGUE+とか、
春休み、クソ暇だな〜と思って触った諸悪の根源グリー版ミリオンライブとか。
今の自分の根っこを作ったコンテンツや趣味の出会いや別れも春に集中しているような気がします。
そんな季節に、新たに出会ってしまった沼がコチラ。
変えられなかった運命
どこまで行ってもお前は犬
一生ソシャゲに囚われてろ
はい。ついに始めてしまいました。ウマ娘。
周囲のオタク複数人に言われました。「絶対やらないと思ってた」と。俺も。
「モデルが実在の動物なのに欲情する人類ヤバすぎ、どれだけ業が深いんだよ」とか
「妄想垂れ流すだけのアカウント狂いすぎだろ」とか色々とヘイトスピーチを垂れ流したり、
「事前登録長すぎだろ笑笑」
「どうせCygamesだし集金集金」
「野球のないパワプロはシャニマスと同じで飽きるんよな〜」とかやってもないゲームを鼻で笑ったりしてましたが、
正直すまんと思ってる。
待たせた分、時間があるときに触る分には普通に面白いゲームになってますね。一年遅れてTLの人々のような感想を抱いている次第でございます。
そんなウマ娘、ここまで狂ったのは当然要因があります。
もうお分かりでしょう。
スキル「外跳のマエストロ」発動ー。
松中信彦選手もビックリしてセカンドゴロを打ってしまうくらいには性癖ど真ん中、そんなキャラクターがこの世にまだ存在するんですか?と言わんばかりのデザイン。
それが彼女、カレンチャンです。
久々にビジュアルで一目惚れしましたね。某コンテンツのツインテールで犬飼ってる箱入り娘の元推しキャラクターくらい久しぶりです。え?ということは遅かれ早かれ手放すんじゃない?と考えてしまったのは内緒。
カレンチャンのビジュアルが刺さってしばらくは「え〜かわいいね〜デュフフ〜」とキモオタスマイルを浮かべながら、ナイスピクチャを「おいっす〜」と言いながらリツイートするだけでした。
ソシャゲ、特にCygamesはKONAMIの次にカス企業なので。「プレイすることなく、遠目から見ておこう」というスタンスでいたのですが。
ソ廃はキャンペーンという文字に弱いので釣られて始めちゃいました。一周年が良いタイミングで来るのが悪い。
さて、ウマという沼に引きずり込んできたこの生き物について。
ホームで触ってるだけで存分に可愛い。何コレ。お兄ちゃん呼びキャラクターそんなに刺さったことないんですけど、新しい性癖の扉を開かないでくれ。
キモい感想は掘れば掘るほど出てくるんですがそれはTwitterとかいうゴミ箱に置いといて…
このカレンチャンというキャラクター、ビジュアルだけでなくシナリオもとても良かった。
めちゃくちゃ簡単にまとめれば、カレンチャンは「『カワイイ』をキーワードに、一番になりたい、誰よりも!」といった矜持を持った女の子。そんな彼女を、トレーナーという立場からサポート、応援していく、というもの。
「是非、手に入れて読んでいただきたい」という気持ちがあるのでネタバレをギリギリ回避するように、僕的ここが好きポイントについて話すと、
・カレンチャンの「見られる自分」と「見て欲しい自分」のギャップ
・カレンチャンが「カワイイ」と言ってもらいたい「対象」の「ミクロ」と「マクロ」が変化していく様子
めちゃくちゃ抽象的な表現になってしまい申し訳ないのですが、ここに注目していただきたい。きっとメロメロになっちゃいます。俺はなった。ズブズブだよ。
そんなカレンチャンのお話を見て「ウマ娘、恐れ入った」と他の女にも手を出してみたのですが、え、何コレみんな良くね?そりゃ覇権コンテンツになるのも納得ですわ、という感じ。
手を出した中で特に良かったのがアドマイヤベガ。通称アヤベさん。
カプ厨アンチ、百合同人誌の売り子をしていた癖に百合苦手という立ち位置を保ってきた僕にとって、彼女のストーリーに触れることを最初はとても警戒していました。何故なら彼女はカレンチャンと「寮で同室」。もしかしたらとんでも地雷引いてしまうかと思いましたが、
なんだコレ。アツすぎる。スポ根の世界じゃん。ドラマでも見せられてるのかな?
同室のカレンチャンはあくまで彼女のストーリーではアクセント。(ただ、カレーの福神漬、うどんの天かすに匹敵するくらいの必須パーツではある)
同じ世代に競い合った仲間たちの中に絶対いる感じの寡黙なタイプのキャラクターがオープンになっていく過程って王道だけどホント良いよね。
ということで、すっかりウマ面になったというお話でした。
こういう育成タイプのゲーム、パワプロじゃんパワプロじゃんと言いながら根っこでは全然異なるのが、「主役が誰か」ということ。
あの野球ゲームとシステムは似通っていても、主人公はあくまで「ウマ娘」たちであるところが全然違うところなんですよね。そこに気付くのがものすごく遅かった。何年も同じようなゲームに触れては捨てを繰り返していたのにね。反省。この感情を持った今ならシャイニーカラーズも真面目に出来るんじゃないですかね?いや、やらんが。
二次元キャラクターではCUE!の六石陽菜との出会い以来、2年ぶりに心を掻き乱されている感覚があります。こうして新しい良いものを見つけるたびに、今までの推し遍歴みたいなものを振り返ってみると、「あっ、俺の好み、分かり易っ…」と思ってしまいますね。特にこの場所に文章を書き始めてからは顕著。ビジュアルだけでなくキャラクターの内面もそう。
アイドルマスターというコンテンツで楔のように刺さってる喜多見柚、喜多日菜子というキャラクター。
そんな彼女たちを「足して2で割ってちょっとスパイス足したような感じの女がアイドルコンテンツ以外で出て来ない限り、推しは増えないだろうな〜」とか思っていたらいつの間にやら2人(片方は人と呼んで良いの?)増えちゃいましたね。
シンデレラガールズもデレステが一周年を迎えたときくらいに始めたし、CUE!もツボに入ったきっかけは一周年ごろのライブの配信を観たことだし、今回の件もそう。一年くらい経過したコンテンツに取り憑かれるジンクスでもあるんでしょうか。サトイモ(サトノダイヤモンド)に是非破っていただきたいものです。
まぁウマのおかげで別のソシャゲを辞められそうになったので良かった。うんうん。ソシャゲはスマホにひとつまで‼️
Cygames「お前、逃げられると思った?」
僕「ひひ〜ん😭😭😭」
かしこ