ぴぃ・ダイアリー

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オタクの重め日記。

歌鈴が道を示し、導かれた大阪の夜のこと。

こんばんは、ぴぃ高です。

シンデレラガールズ7thLIVE、大阪公演の感想、もとい感情を今回も置いて行きたいと思います。

 

で、前回から順に沿って書き始めたんですが......

 

心がしんどくない順に書き始めたはずなのに心がしんどい方に向かっていってしまうというパラドックス

を抱えてしまったので

先にあげる予定だった2つの項目を下書きに封じ込めて、この記事を書いています。

 

 

豪華出演陣、多数のユニットが揃い、そして演奏は生バンド。大きな期待を抱かせる発表内容が並んだ今回の公演ですが、自分が大阪に赴いた最大の理由は担当アイドル、道明寺歌鈴の舞台を見るためでした。

 

彼女は自分にとってシンデレラガールズというコンテンツに対する姿勢を大きく変えたアイドルなのでどうしても今年のライブは見届けたいと思っていました。

 

彼女が、「気になっている子」から「担当」になったきっかけは6thツアー、メットライフドーム公演、Day2。

 

開幕MC後の1曲目「いとしーさー♡」で固有衣装を身にまとい可憐に舞う新田ひよりさんの姿に目を奪われ、

「キミのそばでずっと」というバラードを丁寧に、気持ちを込めて歌っている姿に心を奪われ、完全に堕ちました。

 

ここまではただ「担当が増えた」っていうありがちなエピソードなんですけど、この「担当が増えた」ことは自分にとって大変なことでした。

 

というのも、アイドルマスターに対して「単推し」の縛りをしていて、箱崎星梨花中野有香

(当時はシャニマスもをそれなりにやってたので園田智代子も…)以外はきっと追い切れない、追っても中途半端になってしまうと思い込んでいました。

総選挙で全ツッパして「シトロンデイズ」の実装時や「恋が咲く季節」のリリース時に尋常じゃないほど泣いた思い入れのある喜多見柚を担当と名乗らなかったのもコレが理由です。(あとは副担とかいう意味不明な概念が嫌いってのもあるけど)

 

その縛りを解いてでも応援したい、追いかけたいと強く思ったアイドルが出てきたことで、

 

知らなかったキャラの魅力を知りたい、追いたいと思うようになれたし、

コンテンツに深くのめり込むようになれました。

 

ここから自分はシアターなんちゃらとかいうオワコンミリシタの周年イベントを周防桃子で走ったり、喜多見柚、喜多日菜子の2人をすんなりと「担当」と思って接することに時間を要さなくなったりと、今までとは明らかにアイドルマスターへの向き合い方が変わりました。

 

そしていちばんの変化は、シンデレラガールズに対する印象。

6thライブがはじまる前、メットライフドームまでホントに丸1年間、アイドルマスターシンデレラガールズを「嫌い」になりかけていました。

その理由はスターライトステージの「秋風に手を振って」のイベント前後。

言及したくもないですが完全に人間不信になってました。詳しくは自分で調べてください。

 

この件もあってシンデレラガールズに対して前向きな印象はなく、ゲームも大してやらなくなり、6thに参加した動機は8割くらい「酒が飲めること」でした。

 

しかし、このライブで出会った道明寺歌鈴によって、マイナスな感情は大きな好きで塗り替えられました。その転換点の先を見届けたい、1年と少しでどんな歌鈴が描かれるか見たい、これが大阪に来た理由です。

 

......で、まぁ担当として追っていたんですけども、やっぱりなかなか露出が少なくてですね。

しんげき2期のED曲、Blooming Daysは墜ちたときとは少し時期がずれてるし

目立ったのはアイプロブラッディハンターかなと

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(このカードはギャップモリモリなので是非とも4コマ見て欲しいです、あと八重歯。あの八重歯。歌鈴にかぷぅ~ってやられるなら本望でしょ......

 

そんな歌鈴にとって、大きな変化はやはり「可惜夜月」というユニットが生まれたことです。

可惜夜月というユニット、最初出たときは「読めねぇ......」と思ってました。しかし、いわゆる「あやたまかりん」の概念に名前がつけられたことが嬉しかったですね。

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......いやそんなに早く曲くるんか?!?!?!

 

このときはホントにビックリしました。

と同時に、どんな曲が来るんだろうという想像も膨らませていました。

「キミのそばでずっと」や「桜の頃」を歌った彼女たちだからバラードかな、とか

バラエティみたいなコミュになってドタバタ珍道中みたいな曲になるんだろうなとか

いろいろ考えてたら

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......コレはなんだよ!!!!!!!!!

 

思い込み、予想を全て吹き飛ばす「和ロック」の楽曲でした。

疾走感を感じさせるギターイントロで始まり、まるで1本の時代劇が流れているかのようなそんな印象を受けました。睦月しか勝たん。

 

曲ももちろんなのですが、そのときのイベントコミュの内容も素晴らしかったです。

道明寺歌鈴というアイドルの描かれ方は

巫女、ドジっ子」という強いキャラ付けのうえで「キュートのアイドルらしい」かわいさを押し出したモノが多いと感じています。

 

このコミュは3人のルーツについて言及していて、改めてお互いを知ってユニットの結束を深めていくという流れになっているのですが、

ここにおいて歌鈴は

・「かっこよさ」は他のふたりにはピッタリだけど自分には想像がつかない

・自分自身に「かっこいい」という要素が欠けていることを自覚している

ことが読み取れます。 

 

その「かっこよさ」を得る過程において、彼女はこんなセリフを残しています。

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「欲しいものやなりたいものは、お祈りするだけでは手が届かない」

「神頼みはがんばったうえでするもの」

これは、神様に信じる人をずっと近くで見ていた彼女だからこそ言える言葉だなと。

 

かっこよさを体得するため、ライブに向けて努力を重ねて、彼女は可惜夜月のひとりとして、素晴らしいステージを披露する......コミュはこんな内容になっています。

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彼女が努力したという証は「何度も何度も練習したから大丈夫、転んだりしない」というカードのセリフに明確に顕れています。

ただ祈るだけ、かしこみかしこみというだけの歌鈴のイメージからの脱皮、そして努力の結実、進むべきアイドルとしての在り方の証明がなされたのが、この曲であり、この曲を経たうえの今回のライブだったと考えています。

 

ではここからはライブの話をしようかなと(前置き長っ!)

 

今回、道明寺歌鈴が歌った曲は最後のアレを除くと

 

・ガールズ・イン・ザ・フロンティア

・Unlock Starbeat

・Spring Screaming

・義勇忍侠花吹雪

・Max Beat

・Absolute NIne

・EVERMORE

・TRUE COLORS

 

二日合わせて15曲でした、多くね?

今回のLIVEはロックな歌鈴、クールな歌鈴が前面に押し出されていたのですが、今回は可惜夜月としてまとまって歌う、というシーンが多くありました。

 

まずは「義勇忍侠花吹雪」

オウムアムアに幸運を」の迫力あるデュエットに揺れていたところにいきなり流れ込んできたあのギターリフが聞こえた瞬間、思わずデカい声をあげてポケットいっぱいのオレンジを握りしめました。

田澤さん、嘉山さん、そして新田さん

楽曲が発表されてからちょうど1年のときを経て、ついにベールを脱いだ彼女たちの「可惜夜月」の夜の歌は会場を和の世界、まさに耀う舞台に変え、終わってしまうのが本当に惜しいあっという間の4分が過ぎていきました。

 

自分はこの曲のすべては2番に詰まっているといっていいと思っています。

2番はあやめ、珠美、歌鈴の順にソロパートが回ってくるのですが、

ここには彼女たちの個性が描かれています。

彼女たちは忍者、剣、巫女という明確な個性を持っていますが、

それを単に「芸」に消化するのはただのタレントの仕事でしかない

彼女たちは「アイドル」としてファンを楽しませ、ときに勇気づけるためにその個性を活かしているんだ、という意思表示がここにあります。

自分が泣いてただオレンジを新田さんとシンクロさせながらお祓いしていただけの2番の歌鈴ソロパート、

ここは一気にテンポが下がるまさにこの曲のひとつの聞き所でもあるのですが、

ここの歌詞

 

聖なる気で邪を祓い 運命の糸はともにあり

迷いし者に導きを

 

これこそが道明寺歌鈴のアイドルとしての在り方を表しているんだと思います。

私の個性を見つけてくれて 出会ってくれた人を大切にし

自分みたいにドジったり失敗したりする「迷いし者」の勇気づける力になる

そんな決意を込められたパートだと考えています。

 

そして3人声を合わせて「重なる力で」と歌い、

3人それぞれの決意の混じり合いが強い力を生み出し、

サビで彼女たちが咲くのは闇夜、すなわちなかなか日の当たる舞台ではないかもしれないが、それでも「何時迄も唄おう」と2番は結んでいます。

 

初日、二日目とかみしめて聴いたこの歌詞を、いま手に入れたCDの歌詞カードを眺めていると、3人の堂々たる姿、最後の決めポーズが浮かび感情がはじけそうに鳴ってしまいます。

 

このブロックのあとの2日目のMCの決めポーズ、そして「いざ、耀う舞台へ!」というセリフは、これ以上ないほど良い追い打ちで死を迎えてしまいました。

 

そんな可惜夜月の「耀う舞台」はまだまだ続きます。

VelvetRose、そしてシンデレラガール本田未央と同じ舞台に立ち、同じ曲を歌うことで、各々のロックのぶつかり合いをそこに見て、そこに道明寺歌鈴が関わっていることはまさに僥倖でした。

 

まずはAbsolute NIne

この曲は抽象的な表現になるのですが、可惜夜月、VelvetRoseのそれぞれの「夜」がぶつかり合った曲でした。

可惜夜月にとっても、VelvetRoseにとっても夜は「解放の場」。

しかし、その意味合いは全く異なっています。

 

前者は夜を明けるのが惜しいほど「楽しい」と言い、

ちとせは「夜が嫌い」と言及しています。

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また、花明かりのように華やかに照らす月もあれば

全てを照らさない明るくない月もある。

 

この曲は彼女たちそれぞれのユニットにとって譲れない夜のぶつかり合いを表現していたのではないか......と考えています。

 

そして「Spring Screaming」、ここは私情100%の感情が混ざります。

 

スプスクに対しては「披露されるならここ」だけど「柚のいないスプスクを聴いて自分はどういう感情をもてばいいのだろうか」と考えていました。

 

正直なところ、ホント怖かったです。

 

そうしたら担当が担当の曲を歌う、という最悪の懸念すら吹き飛ばしてしまう贅沢が訪れました。

大好きな子が歌っている大好きな曲を大好きな子が歌うという幸せな時間でした。

 

前述の通り、歌鈴を担当しなければ柚は担当になっていなかったので、この曲がこうして披露されたことは、自分のなかだけでとどまっていた橋渡しが形になった瞬間で涙が止まりませんでした。

 

ここでもう一つ私情を挟むと、

自分は担当に対してそれぞれ似合う季節があると思っていて、

柚は冬、そして歌鈴は春があてはまります。

「Seasons」シリーズの曲は歌うキャラによって表情が大きく変わる、という発見をしたのですが(名古屋で「空想探査計画」を諸星きらりが歌ったら曲の表情が大きく変わったんですよね、いずれ言及したいです。)

柚の唄うスプスクは「寒い冬からの解放と一抹のさみしさ」があるのですが、

歌鈴の唄うスプスクは「春の魅力を存分に描いている、春を舞っている」ように感じました。

 

しかし、この楽曲群だけでは、可惜夜月の文脈においてのみ道明寺歌鈴のかっこよさが顕れているのではないか、と思っていました。

が、その思い込みを吹き飛ばしてくれたのが両日披露された「Max Beat」です。

シンデレラのなかでも爽快感を持ったロックと言える楽曲においても、新田さんの声は響いていて、

可惜夜月の文脈においても、他でもロックでいられる歌鈴が垣間見えた点でした。

この曲でいちばん感情が爆発したのは、最後のハイトーンを終え、退場する新田さんの背中を見送ったときでした。

振り向きもせず、一直線に幕へ向かっていく姿をみて、はじめて担当に対して、「かっこいい」という感情を抱きました。

これからの歌鈴の新たなスイッチの獲得を大阪で目の当たりにしました。

 

そして、最後に。

 

自分は、新田さんが歌鈴の中の人でほんとによかったなと思いました。

手に持ったタオルをずっと離さずにいて慌てて戻したときや、

ジャンプして転んでもまた同じように飛んでみたり(失敗したけど)

歌鈴のことを考えて、かつ新たなロック・歌鈴の表情も見せられる表現者としての新田さんに無限の信頼を抱かずに居られませんでした。

本編最後の「EVERMORE」、

キリッとした表情が続いていたライブの最終盤に笑いながら歌っていた新田さんの顔は一生忘れられないと思います。

 

 

正直なところ自分は、道明寺歌鈴について少し引け目を感じていました。

 

担当だけどなかなか語る機会もないし......

担当としてゲームでしっかり向き合った感じもしないし......

 

それでもこんな風に言葉を紡げて感情がぐちゃぐちゃになったことで好きで居て良いんだなと気づいた、そんなLIVEでした。

 

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彼女の歩みを、これからも見守りたいなと思います。

 

 

ぴぃ高