ぴぃ・ダイアリー

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心が揺れた瞬間を、出来るだけ書き留めておきたい、そんな場所です。

世界が滅びる前に書かないといけないと思ったので、喜多日菜子について書く。

「明日、世界が滅びるとしたら、最後の日に誰と過ごす?」

「もし、残された時間(寿命)が分かったら、どう過ごす?」

「もし、体内に寿命タイマーが埋め込まれていて、大晦日の最終決戦のあとにサイボーグの彼女が爆発するとしたら、どうする?」

 

こんな例え話を、誰しもしたり、されたりしたことがあると思います。

 

きっとその例え話の先には、スケールの大きさの違いこそあれ、必ず「物語」が産まれるはずでしょう。

その物語のことを、大きな希望と、少しの諦めを込めた物語のことを、私たちは「妄想」と呼ぶのかもしれません。  

 今回はその「妄想」を力に変える女の子、喜多日菜子ちゃんについて、世界が滅びる前に、書いておきたいことをここに置いていきたいと思います。

 

1. 喜多日菜子との出会い

 

 アイドルマスターシンデレラガールズ、というコンテンツのキャラクター(アイドル)のひとりである彼女を、僕が「担当」と名乗る前のお話です。

 彼女を深く知りたい、と思ったのは、自分のなかのある「妄想」がきっかけでした。その妄想のタネがこちら。

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察しの良い方は気づいたと思います。 

 彼女たち、「めちゃくちゃ出席番号が近そう」な上に、「同い年」なんです。

 この頃はまだ「担当」と名乗っていなかったけれど、総選挙で2年間投票し続けて、特別な感情を寄せていた喜多見柚というアイドルが、フリルドスクエアというユニット以外とどう接するんだろう、と考えるなかで、最初に柚との絡みを妄想したアイドルが日菜子でした。

 「同じクラスで同じアイドルだったとしたら、どんな会話するんだろうな」とか「柚が妄想する日菜子にツッコミ入れてそうだな」とか。

 そういった「妄想」から、喜多日菜子というアイドルに触れはじめたのですが、そこまで前向きな触れ方ではなかったと思います。

 というのも、彼女について興味を持ったのはだいたいシンデレラガールズ6thライブ、名古屋公演のディレイビューイングが終わったくらいのころで、シンデレラガールズというコンテンツに対して、改めて向き合いはじめようと決意した時期でした。彼女のことは、言ってしまえば、コンテンツに対して止まっていた時計の針を動かすために、「声が聴きたい、ボイスを付けてあげたい」という思いで動いてから踏み出せず放置していた「喜多見柚」に対して解釈するためのバーターのように捉えていました。

 

 さて、先ほど時系列の話をしたのは意味がありまして。6thディレイは2月の終わりにあったのですが、そのあと一月もせずにある出来事が起きます。

 

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 いやお前そんなことある?!?!

 自分の中で「妄想」としてとどめていたはずの概念が急に実体を成して襲ってきた瞬間でした。(名前安直すぎとかオモッテナイヨ。)「未完成の歴史」のイベントコミュの一部で、彼女たちは二人でバトミントンをして歌唱メンバー達を待っている、というシーンなのですが、バトミントンをしているときにどんな会話をしていたのかなとか、「キタキターズ」の口上をどう打ち合わせしていたんだろうとか、同じランチセット頼んでるじゃん仲いいなとか、ふたりの関係性の妄想を膨らませるきっかけになりました。

 

 そこから2ヶ月後くらいにぶち込まれたのがこちら。

 

 

 

  日菜子と柚、ふたりがオリジナルメンバーとなっている楽曲「TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!!」の誕生です。

 「妄想」のなかで留まっていた概念が半年の内になんか名前付いてるし曲あるしなんだこれ、頭パンクしてまうわ。

 この楽曲については過去に触れたのですが、

island7beauty.hatenablog.com

  この時点では「楽曲」「喜多見柚」を主軸に置いて書いているので、「ふたりの関係性」という所に触れてみます。

 この曲のコミュは「楽しいこと」を求める柚が、日菜子の「楽しいこと」(彼女にとって妄想は「楽しい」というより「生命線」なのかもしれないが)に飛び込んでいくという内容です。「楽しい」と見える視座の違いを理解しながらも、その「楽しい」と思っていることに対しては否定をしない、という絶妙な関係性が見えてきています。

 しかし、日菜子の視点から見てみると、どう言う解釈になるんだろう、と考えるようになりました。喜多日菜子というアイドルが、バータ-から、気になって離れない存在になったのはこの頃でした。

 

2. 喜多日菜子の沼に落ちて

  

 日菜子というアイドルを明確に「担当」と意識したのは、シンデレラガールズ7th Liveの名古屋公演に参加してからのことです。

 この公演は元々現地に行く予定は無かったのですが、身内のチケットが余ったので行くかぁ~という軽いノリで行きました。

 そんな公演なので、担当というか見る人も居ないのも勿体ない気がするし、参加者の中でピンときた子を追っかけよう、と考えて喜多日菜子役の深川芹亜さんをずっと目で追ってたんですが、、、

 

 まぁものの見事に落ちましたね。明確な声優さんの推しが出来ました。そのことはまたどこかで話すとして、、、

 

 喜多日菜子、というアイドルが大きく浮かび上がった瞬間が、「2nd SIDE」だったと思っています。

 様々な色のペンライトはほとんどは神谷奈緒、もとい曲に掲げられたものだと思っていますが、自分にとってあの景色は日菜子のカード「夢見るプリンセス」のように、彼女の色とりどりの妄想を映し出したように見えました。

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 そして追い打ちとなったのがその一ヶ月後の「ギュッと Milky Way」という楽曲です。

 僕がシンデレラガールズを触れるきっかけとなったアイドルが「佐久間まゆ」なのですが、ある種昔の女と今の女というか、そういった因縁めいたものを感じました。

 ドリームアウェイというユニット、彼女たちの想いを寄せている対象が明確で「ギリギリ共依存になりかけだけど女の子同士の過度のイチャイチャ的な関係性が排除されたライン」を保っているところがとても好きなんですが、「人を想う」「恋をする」誰かに寄り添いたい、というふたりの想いは一致していて、そのうえでふたりの特色をふんだんに盛り込んだ楽曲が「ギュッと~」だと思います。

 

 

 妄想を力にできる彼女が、彼女のように恋をしている人の助けになっていく様を見ていきたい、と強く思ったのが、喜多日菜子というアイドルを担当としたいと思った決め手でした。

 

3.世界滅亡 or KISS について

 

 そんな喜多日菜子というアイドルのために作られたのが「世界滅亡 or KISS 」です。なんというか、担当としては日がすごく浅いんですけど、それでももう胸が詰まってしまって、就職活動の最終面接が終わってスマホ開いたらなんかすごい情報量が押し寄せてきて、しんげきのアニメを観て死を迎えたのを覚えています。

 ワンコーラスだけでも彼女の可愛さ、考えていることは伝わるのかもしれないのですが、はじめて聴いたときは「いや、これ以上のフルになるだろう」と思ってました。

 

  この楽曲は6章で構成され、7分を超える大作となっております。
作詞はお馴染みの八城雄太さん、作曲・編曲は「キミのそばでずっと」などを手掛けた坪田修平さんのお二人による楽曲です。 楽曲試聴は1章までですが、6章まで続くフルサイズで大きく印象が変わる楽曲です。是非ご期待くださいっ!

 

 それ以上のものが来ました。超越ってこういうことです。

 届けられたフルバージョンがこちら。

 

世界滅亡 or KISS

世界滅亡 or KISS

  • provided courtesy of iTunes

 

 もう八城の方角に脚向けて寝れなくなりました。普通のAメロ、Bメロとかいう作りでなく、第1章から6章と章ごとに曲が変化していき、ひとつの物語が出来あがるようになっています。

 先日のライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast & LIVE Happy New Yell !!!」において初披露され、ものすごい演出で話題になったらしいですね。演出覚えてません。ごめんなさい。顔面しか見てなかった。

 

 この曲がインパクトを残している今のうちに伝えたいのは、歌詞を見て欲しいな、という点です。この歌詞、一言で言うと「妄想促進剤」です。ダークライダークホールが必然力で必中になって悪夢がハッピーエンドになった感じです。

 この歌詞を読んで沸き上がった僕の妄想では、「この歌詞は、彼女の妄想のひとつ、あるいは手記のひとつなんだろうな」と。たまたまこの日見た夢、した妄想が「世界滅亡」であっただけで、「天地創造」であったり、「一発逆転」であったり、あるいは「輪廻転生」だったかもしれません。

 それでも揺るぎない(であろう)ことは、必ず「王子様は自分が決める」という意思と、「ハッピーエンド」を迎えるということ。この歌詞のあとも彼女はきっと、その日の王子様(=魔法使い)との幸せな日々を考えているのではないかと思います。

 では、夢や妄想から覚めて、折角出会ったはずの王子様が、「本物の王子様」でないことを受け入れることに対して彼女は後ろ向きなのかどうか。僕はきっと、後ろ向きではないと思っています。彼女にとって「王子様が運命」なのではなく、「私が運命」であることを分かっているんだと思います。

 

 その、夢とか妄想を追いかける人たちの助けになりたい、という、妄想を還元していく方向に向かって欲しいというのが僕の彼女に対する思いです。なんというかその、、、ネタバレっぽくなるのイヤなので貼らないけど、、、「あなたに捧ぐ王子様」のコミュ、マジ泣きしたので、是非。

 

ということで書きたいことは以上です。

この文を世に放つ前に世界が滅びないことを祈ります。

 

 

 

P.S  この記事書いてるときめっちゃUVERworldのナノ・セカンドが頭の中で流れてました。言いたいことはすごく似通ってる気がするので是非こちらもご一聴をば。

 


UVERworld 『ナノ・セカンド』