やりたかったことをだいたい成し遂げたので、唯一端末で生き残り続けているゲーム「デレステ」について思い出語りする(1)
アローラ!
ぴぃ高と申します。
この文章を読んでいるオタクなら誰しも、気づいたら手元からお金が消えていた経験があると思います。
僕は2021年9月、そのような体験をしました。
何故か同じCDが10枚も自宅に到着し、あろうことかそのCDを追加で1枚購入するという現象が発生しました。計11枚。さすがに頭を抱えてしまいました。
オタク、頼むから貰ってくれ。君たちの好きな田中秀和氏とか広川恵一氏とかが制作してるからさ、ほら、好きでしょ???
このように何故かお金が消えた経験、というものは被害者の心に深い傷を刻む、のですが。
過ぎてしまえば思い出や笑い話に昇華できるのです。
今回は僕が「知らんうちになんか金めっちゃ消えてた」体験を幾度となく味わってきた「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」についてそういった思い出を振り返っていきたいな、と考え、記事を書いています。9月プチ自粛してたのでネタないからとかじゃ全然ないんだからね!!!
1.この記事のきっかけ
皆さんに考えて欲しい問題があります。
それは「つまらんつまらん言いながらユーザーが続けているゲームは、何があるからユーザーが続けられているのか」という問題です。
この問題に関する僕の答えは
「それなりの自由度と難度がある、ルールが簡単な "エンド(レス)コンテンツ" がある」ということ。
例えば僕の体験してきたゲームで言えば、クソゴミ汚物以下ガチヘイト野球エアプ企業KONAMIの駄作こと実況パワフルプロ野球における「栄冠ナイン」
や実況者の”ぺこーらの旦那”加藤純一さんがよくやってるポケモンの「金ネジキ」
がそれに当たります。
前者はプレイヤーは高校野球の監督として、無限に甲子園の優勝を目指し続け、理想のチームを作ることができ、
後者は好きなポケモンを選んで、命中率などの運ゲーを乗りこえ、ネジキの元にたどり着くまで何度でもポケモンバトルをすることができます。
「デレステ」もそういった遊び方が存在しており、それが「ファン活」です。
リズムゲームをプレイするなどして、変動するステータスである「アイドルのファン数」を増やす活動のことであり、(一部の要素を除き)ランキングとは一線を画して、自ら目標を定めて行う自己満足要素強めの遊び方です。
そのファン活において、先日自分の立てた目標を達成しました。
成し遂げたかった目標のひとつ、総ファン数10億に到達しました。
— ぴぃ高ちゃん (@islanddirty334) 2021年9月26日
しばらくは数字に縛られずにゆっくり触っていこうと思います。 pic.twitter.com/W2r06M85p7
これが一つの節目、ということで振り返ってみましょう、と考えたのがこの記事のきっかけです。
2. 「はじめ」の話
2-1. ゲームを「はじめ」た
元々グリー版ミリオンライブしかアイドルマスターに触れていなかった自分が、「765プロ以外のアイドルマスターのゲームもあるらしい」という情報を得て、高校の卒業判定考査前日にデレステをインストールすることになるのですが、そのきっかけがこのカード。
Love∞Destiny 佐久間まゆ です。
この当時のまとめサイトとかがめちゃくちゃ荒れてたんですよね、「多田李衣菜に壁ドン」で。こんな些細なことで着火するの面白いな〜って思いまして。そしてキャラクターについて調べてみたら佐久間まゆ、普通に可愛いんですよね。すぐハマってしまいました。そんなこんなでデレステインストール、卒業考査数ⅡBヤバい事件に繋がります。
顔面しか見ていなかったこの時期は佐久間まゆの他は小日向美穂辺りが好きでした。
2-2 「はじめ」てのイベラン、そして「はじめ」ての担当アイドル
とはいえ高校生の身分、特に受験生だったのでスマホは1日15分くらいしか触らなかった僕にとって、ソシャゲ、特に「ランキング」というものには縁遠い存在でした。スクスト?あんなの1日3分4回触れれば十分だが......
そんな僕がはじめて挑戦したイベントランニングが「Nothing but You」でした。
はじめたてのアルバイトでお金入ったし、GWで時間あるし、やってみよう!ということで闇のゲームに踏み込んでいくことになります。結果がこちら。
悪 魔 の 数 字
秘 密 結 社 フ リ ー メ イ ソ ン
この先このゲームが「呪いの装備」となることを暗示しているかのような666位。このネタは今でも擦り続けています。狙わずにコレできたの凄いな。
当時はMASTERのフルコンは一切出来ず、難易度26以上はだいたい死ぬくらいリズムゲームが苦手だったのでとても苦しかったです。しかもクソ形式グルーブだったので尚更。「どうしてこんなゲームやってるんだろう」「二度とやるわけねぇな」と本気で思ってました。今もじゃん。成長してなくね?
こんな辛い、苦しい、負の感情を抱きまくったイベントの中で、シンデレラガールズでようやく「刺さる」キャラクターに出会うことになります。それが中野有香というキャラクターでした。
Nothing but Youという楽曲のオリジナルメンバーであるユニット「NEX-US」は他の同一シリーズの楽曲と比較すると、曲のイメージと乖離したメンバー構成をしています。ハッキリ言ってしまえばアナスタシア・神谷奈緒とそれ以外。意外性が武器になってるよね。
ただ、それ以外に入るメンバーの中野有香、星輝子、前川みくも何かしら「クールさ」「強さ」は持ち合わせていて、それぞれが化学反応してユニットとして出来上がっていく、というストーリーになっていました(はず)
そのユニットにおける中野有香の葛藤の過程を見て「この女、無限に伸びる可能性あるな〜」って思ったのがはじまり。そのあと供給が連続して思った以上のスピードでキャラクターとして爆伸びしていくんですが。詳しいところは次の項目でちょっと触れるので割愛。中野有香に対する感情の流れは、過去にも触れたので是非読んでください。
こういったことでシンデレラガールズにおいて「はじめ」ての担当アイドル、と言える存在が出来て、ここからどっぷり……とは残念ながら行きませんでした。
3. シンデレラガールズにおける、いくつかのターニングポイント
3-1.コンテンツが心底どうでも良くなったイベント「秋風に手を振って」
担当アイドルが決まって以降、なんというか今となっては恥ずかしいくらいにのめり込んで推し活をするようになりました。自分にもこういう時期があったんだなぁと思うくらい執心していたと思います。そんな中、新たな供給として与えられたのが「秋風に手を振って」という楽曲。
シンデレラガールズ、不意をついたタイミングで出してくるコンセプトのある楽曲がだいたいハズレなく強いんですが、その代表格と言っていいのが「季節曲」と言われる「MASTER SEASONS」シリーズ。
そのCDシリーズの表題曲のオリジナルメンバーに中野有香が選ばれ、その直後、開催されたイベントで彼女が上位報酬となります。
当時の自分の持てるだけの時間を使って、はじめての2桁順位を取ったのがこのイベントでした。
イベントをやりきった達成感から、もうええわ、ほな!って言えたなら気持ちよく辞められたんですが、達成感だけでなく、コンテンツに対して負の感情を持つようになってしまいます。
実はこのイベント、めちゃくちゃボーダー低かったんですね。まあ原因は「上位の女がそこまで日の目を見る人間じゃなかったから」で片付けられるんですけど。このセリフも達観してる今だから言えるセリフだな。
その女を推してる人間からしたらものすごくしんどい出来事でした。
例えばTwitterで「ミリシタ」って打ったら「サ終」が出てくることに対してギャーギャー騒ぐ人間がいるじゃないですか。そいつらと同じような気持ちを胸に秘めてました。ギャーギャー騒ぐことをしなかった分、所謂ミリシタン共とは僕は一線を画しています。マウンティングです。僕のがそいつらよりずっと偉い。
その状況をなんとかしよう、と立ち上がる人々(特に同担)もいて、凄く居心地の悪い雰囲気がプンプンしてTLが2階3列4番状態になっていました。
こういう居心地の悪さを永遠に味わうんだったら、離れてしまえ、ということでここから約一年、デレステというゲームから離れます。Twitterのアカウントも移行して、特に同担をフォローしないよう心がける立ち回りをしていました。僕のTLって指の本数で足りるくらいしか同担いないんですけど、原因はここにあります。
また、この時期はミリオンライブもシアターデイズの登場で息を吹き返してきたので、上手く親元に帰れた、ということにもなります。嫌なものに蓋をして、別のものを見て楽しむ、そんな期間が出来ました。
教訓、主語のでかいオタクは忌避すべき。
3-2 シンデレラ6thライブで清算した過去と「Sunshine See May」
現場からしか得られないエネルギーが、確かに存在する。そのことを強く実感した出来事でした。
ラウンジメンバーから余っているチケットを譲ってもらい、加藤翔平落球の聖地巡礼として訪れたトラウマの地、猫屋敷、メットライフドーム。
「夏」をコンセプトにしたライブとして、とにかく激しいセットリストでした。このライブをきっかけに、離れていたシンデレラガールズというコンテンツをもう一度触れよう、と決意し、手始めに久々のイベントランニングをしたときのイベントが「Sunshine See May 」でした。
久々に曲を叩く感覚、忘れていた楽曲の良さ、追加されている楽曲の新鮮さに驚きながら、まだまだ捨てたもんじゃねぇな、と思いプレイした記憶があります。
この楽曲と同時に、因縁になりかけていた「秋風に手を振って」を聴くことができたのが翌月のバンテリン笑笑ナゴヤドームでのライブ。
いや、人多すぎだろ
バックステージで披露されたこの楽曲を、運良くバックステージ正面スタンドで観ることができて、固有衣装を身に纏った下地さんのパフォーマンスに魅了されました。オリジナルメンバーとして青木さんもいたんですが、ちょっと見つめ合ってパート交換してるシーンがあったんですよ。今でも鮮明に覚えています。
(ちなみにその横にいたカラフルな衣装を着た女性が推しになるのは一年後の話なんですがそんなの分からないよね!)
こういうライブのエネルギーに充てられて、1年ぶりにゲームの前線に帰ってくることになります。
この頃シャニも追ってたし、ミリシタもTPR取ったしマジで典型的な全コンテンツ追ってるタイプのアイドルマスターのオタクでしたね。どうしてこうなったんでしょうか……
あ、男はこのときから解釈違いです。それはそう。
というわけで、書きはじめたら「めちゃくちゃ長くなりそうじゃね?」という予感がしたので区切りをおきます。またお会いしましょう。
話題に出た音楽
ーーー次回予告ーーー
3-3 怪物たちとの出会い、そしてファン活という魔の領域へ
3-3.5 戦姫絶唱シンフォギア
3-4 推しへの帰依、そして、、、
4. 5周年からここまで、目標としてやってきたこと
5. 正直頑張ったね~偉い偉いってイキリするための思い出振り返りコーナー
6. これからどうしよっか、って話
その他、筆が乗ってきたら追加します