久々に無知の現場に行ってみたら懐かしさと新鮮さを浴びた話~22/7 ANNIVERSARY LIVE
アローラ!
ぴぃ高です。
人は皆、何かしらのルーツを持っています。
そのルーツというものは、一度刻まれると、手術の痕のように、なかなか消えてくれません。
今回は、そんな僕のルーツを刺激されたあるライブを観た感想について書いていきます。
・どうして「"はじめて行く"のに"懐かしい"の?」
今回参加したのは、「デジタル声優アイドル」コンテンツ、「22/7(ナナブンノニジュウニ)」の4周年記念のアニバーサリーライブでした。
はい。
ここまでの書き方で察した方も居るでしょう、僕はこのコンテンツに対して、一切の知識がありません。
DIALOGUE+の「ぼくたちのかくめい再」や「シャイニーカラーズ・福岡公演」のときも無知ぶってましたが、この2つの公演については根っこだけはちゃんと頭に入れてたので、今回に関しては真性の全くの無知。バキバキ童貞。
ただ、性に無頓着な小学生も保健体育の授業を受けなければならないのと同じように、僕にもこのコンテンツの基礎知識はありました。
それが総合プロデューサー、秋元康氏の存在です。
若かりし頃のぴぃ高少年、
千葉ロッテマリーンズが「史上最大の下剋上」を成し遂げる以前に、僕はこの男に手玉に取られていました。
それがAKB48をはじめとした、48グループ。
当時はBLEACHと頭文字Dとハチミツとクローバーくらいしか漫画も読んでなかった、二次元を知らないピュアな少年がはじめて(パワプロクンポケットの方がアングラと言われれば言い返せないが)迷い込んだアンダーグラウンドでした。
そこで身につけた様々な甘くて酸っぱい経験が今の「次元を落とした」オタクムーブの基礎となっている訳なのですが……
「推しの卒業」という梅干しにレモン汁を絞って酢漬けにしたような酸っぱい経験をして以降、彼の最近の活動というか、新しく立ち上げたプロジェクトのようなものを、意識的に遠ざけてきました。
道を違えた僕と康が、瀞霊廷に復帰した平子真子達、仮面の軍勢のように、再び道を交えたのは、今年の6月頃。
DIALOGUE+に出会い、図らずも3次元現場に復帰を果たした僕に熱狂的な狂信者(フォロワー)から提示されたのが22/7というグループの存在でした。
・触れた楽曲から感じたこと
当時は基本在宅勤務ということもあり、BGM代わりに丁度良いと考えて軽い気持ちで流して聴いていたのですが、数曲流して聴いたくらいのところで気付きます。
「全体的に『重い』!!!」
僕が秋元康コンテンツを追いかけていた頃、何曲か脳内に刻まれていた、王道のポップソングの中にたまに混ざる、少しブラックな雰囲気の漂う音と、メッセージの込められた歌詞。
一球一球がズドン、とミットに突き刺さる音が聞こえて来るような感覚。
そういった重みを感じました。
と、同時にその重みあるパフォーマンスを味わってみたい、という気持ちも産まれました。
そこで「生きるチケット流通センター」になったフォロワーに声をかけて、運良くチケットを握ることができたため、今回のライブに参加しました。
・ライブを通して得た気付き
ただ、今回のライブは多分僕みたいな「軽い気持ち」で行くのはどうなんだろう、と思うところがありました。
その理由に「メンバーの卒業」が決まっていたことが挙げられます。
一度離れた文化の「離れた理由」を叩きつけられたのですが、様々なコンテンツの死を乗り越えた僕に、超えられない壁はありませんでした。
むしろ、最後になるかもしれない「完全体」の姿を見るいい機会だと捉えていました。この予感、当たったので良かったです。それくらい良いライブだった。
まぁ、もっとヤバい爆弾があったんですけど、これに対して僕は語れる立場にないので皆さんで答えに辿り着いてください。
ここからは僕の感想について。
・視座の違いから作られるコンテンツ
いままで僕が「ハマってきた」コンテンツとは違ったアプローチ、を感じました。
アイドルマスターは「声優がアイドルを演じる」
CUE!は「声優を声優が演じる」というアプローチでしたが、
「アイドルでもあり、声優でもある」という色が濃く出ているな、と感じました。ダンスのフォーメーションとか数年前のデジャブそのものだし。
アイドルのディレクションに長けているあの人が上に立っているならでは、と言えるのかなと。
・コンテンツのアウトラインを知っていれば…...
これはホントに感じました。「まぁ、アイドルのライブやろ!w」と割り切る前に、ちょっとくらい「キャラクターに目を向けて」いれば感じ方も変わるんだろうなと。
というのをワンコーラスのソロ楽曲の最初のパートで感じました。
「生きることに楽になりたい」、覚えた。
少し知識を付けてから改めて映像を観なおしたいですね。円盤になったらたからせてください。
・「君はMoon」
このライブでいちばん印象に残った曲でした。
音源で聴いたときは、歌詞のテーマのとおり、「引き込まれる美しさ」を持った楽曲だな、とは思っていましたが、ライブでここまで化けるとは。
ライブのあとに有識者と話す機会があったのですが、この曲も「もともと追っていた人間と僕のような「浅い」人間とでは感じ方が違う」楽曲でした。話してて面白かった。
・私情
涼花萌さん、可愛い。いいね。
滅多に増えないフォロー、+1。
はい。気持ち悪さを晒したところで、ライブ自体の感想はここで。
なんというか、知らない現場に行く、という経験を気軽に出来るようになってから、いい出会いに恵まれているな、と強く思います。
少し忙しさが増してきて、自分の視界や、追いかけるコンテンツの幅が狭まる前に、絶好のタイミングで触れられたライブだったのではないかと。
夜を握らなかったのは失策でしたね。午前指定の荷物を13時に届けに来た佐〇急便に文句はつけてもろて。
それではこの辺で。
来週もイベントで目を回すことになりますが、隙間を縫って感想を置いていければと思います。