久しぶりに浴びた、好き「だった」ミリオンライブ!
〜警告〜
今、アイドルマスターミリオンライブが好きな人は、絶対にこの文章を読まないでください。
斜に構えた思考がウザすぎて、主のことを殴りたくなってしまいます。
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アローラ!
ぴぃ高と申します。
世間はバレンタイン。
チョコレートの甘い香りがそこら中から漂ってくる季節になってきました。
去年までは女性比率多めのアルバイトをしていたのでなんだかんだ義理の山、ギリキザンを築いていたのですが、今年は望み薄、ということで寂しく過ごしております。
ただ、チョコレートは、甘いだけではなく。
甘さ控えめで、苦いものもあります。
今回はそんな、甘さ控えめな気持ちを味わったお話。
本命から義理に気持ちが動いていくアトラクションに乗ったつもりで読んでいただけると幸いです。
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と、いうことで。
前置きに書いた通り、少し暗めになってしまうかもしれないが、思ったことを素直に書いていこうと思う。
文体が変化したことやタイトルで察した方も多いだろうが、今回テーマにするのは「アイドルマスターミリオンライブ」についてである。
今回はその周年ライブ、「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 8thLIVE Twelw@ve DAY1」に参加した。僕自身実に2年半ぶりの「ミリオンライブ」の現場であったのだが、この2年半の空白の間に、このコンテンツに対する前向きな気持ちは、多少の振れ幅はあれど薄れていってしまっていた。
そんなライブに何で参加することになったのか。
そう。「なんとなく」である。
敬虔な信者、顔面アルファベット、2階3列4番予備軍と名高い皆さんが「行きたくても行けない人がいるのにこんな人がチケット持ってるのが許せない‼️‼️」と叩く対象のなかの1人が何を隠そう僕である。
いや、すまぁ〜ん!!笑笑
WEB先行なんてんなもん当たるワケ無いやろガハハ〜w、P's LIVEの前日暇だし冷やかしに行ったろ〜wwwとか思いながら適当に申し込んだらクレカの枠減ってて爆笑しちゃった。誰が出るのかすら結果の日まで知らなかったわ。
まぁ、そんな軽い気持ちで握ったけれど、「手放す」という選択肢は不思議と湧いてこなかった。
このブログにも何度か書いたように、このコンテンツにとって「客では無い」し、
「軽い失望」までしてしまった僕だが、
今の「好き」に至る「入り口」、
すなわち「初めて触れた"アイドルマスター"という概念」である「ミリオンライブ」を見届けずに、コンテンツ全体から離れるのはなんかモヤモヤする、という気持ちが産まれたのがその大きな理由である。
(沖縄公演の中止のせいで末端にまだしがみつくことになりそうなのはなんとも皮肉なことだが……)
そして当日。
ジャラジャラした音を立てる缶バッジ。
TPOを弁えずデカデカとキャラクターがプリントされたTシャツを着用して電車に乗り込む人類。
それらを鼻で笑いながら、会場に向かい、
コンテンツを通じて知り合った友人達と再会。
馬鹿話の中で、会う人の半分くらいに「え?何でチケット持ってんの?」と言われ、コンテンツから離れている今の立ち位置を思い知らされ、実家に植えてある渋い柿を食べたような気持ちを味わいながら入場した。ちなみにこの日は入場前にホールケーキを食べたので口は甘かった。何故か?ママの誕生日だから……
なんなんすかね、これ
気を取り直して。
今回のライブはタイトルの通り、「出揃ったCDシリーズ楽曲の発表会」になるだろうな、と考えていた。
その発表会の主題となっていたのが、僕が意図的にコンテンツから遠ざかるきっかけとなった「MTW」シリーズであった。
このシリーズについては各所で「酷い」だの「弱い」だの悪評が広がっているが、僕の意見としては「ちゃんと聴いてみるとそこまで悪くない」と思っている。
それなら、なぜこのシリーズを機にコンテンツから距離を置いたのか、それは僕が「ミリオンライブを好きだった理由」と相対している流れが、このシリーズの開始とともに生まれてしまったように感じてしまったからである。
まぁ詳しくはこちらの前半をご覧ください、としか言えないんですけど。
……コイツ「行かないと思う」って結局行ってんの面白いな。
そんな「離れる」きっかけとなった楽曲の「発表会」。順を追って振り返ってみる。
オープニング演出を終え、「扉開くな!扉開くな!扉開くな!」と念じていたら突如現れた「ボタンを押せ!!!」の文字。初手の全体曲を警戒していたところに不意打ちでやってきた「百花は月下に散りぬるを」。初手でパチンコの曲を持ってくるとは恐れ入った。
左手にスマホ、右手にレバーを持つサビの振りコピを一通り楽しみMC、B面曲。
そしてユニットの最後に披露されたのが「侠気乱舞」。
ここで今回のライブが「ユニットごとに既存曲から一曲ずつカバーとして披露される」構成であることを察した。
この楽曲を浴びて心からデカい叫び声をあげた6th福岡公演のことが思い出され、懐かしさが込み上げてきた。
当時の「レイズ終わった、残りの歌唱メンバー誰だ???朋花、ロコ、ジュリア、桃子……ジュリアと桃子?!メンバーもTAメンツ…アレしか無い!!」とイントロの直前に電流が走った感覚。
その日以来に浴びた侠気乱舞。
ここでようやく、最寄りのPIAの台の前で揺れている状態から、「あ、ミリオンライブの会場に入ったんだ」とスイッチを入れることができた。
そのスイッチが入った状態で突入したのが、「miraclesonic★expassion」のステージ。MTWシリーズにおいて、大好きと公言している数少ないユニットのひとつである。
今回は上田さん、戸田さんが不在ということもあり、浜崎さん、角元さんの2人による披露となった。
しかし、2人ということを全く感じさせない素晴らしいステージだった。自然と拳を突き上げてしまった「My Evolution」、ジャンプの着地地点が椅子の真上だったため、「椅子の上に立つ」というレギュレーションにはじめて違反してしまったくらい楽しかった「絶対的Performer」。俺はコレを浴びに来た、と言っても過言ではないくらい楽しんでしまった。
極め付けはカバー枠で降ってきた「Sweet Sweet Soul」。
ダンサブルな楽曲がやってくるんだろうなぁと袖まくり、水をひと含みし構えていたところに突如襲来したshinnosukeのバキバキのtrack。たまんねえよ。
ちなみにコレはこのライブの前日に用意した予習リストなのだが、まさかこのリストがそこそこ的中するとは思わなかった。おかしいだろ。
シンデレラガールズにおいて「コレを聴いたら他界リスト」を作っていることは以前書いた記憶があるのだが、ミリオンライブでも一応そのリストは存在していて、そのリストが思わぬ形で埋まった瞬間であった。
さて、ユニットに少しだけ話を戻して。
この「miraclesonic★expassion」というユニット、予想にない組み合わせから展開する化学変化、とも言えば良いのか。そういうものを感じさせてくれるところがとても良い。
特定のカップリングを好きになることが殆ど無い僕にとって、この化学変化が多く「起きていた」ことこそ、このコンテンツが好きだった理由なんだろうなとしみじみと考えてしまった。
今は比較的そっち(カプとかに縛られない)寄りだって?もうひとつの「求めてない」ことが起きてるから惹かれないんすよね……
というわけでお次は「TIntMe!」。
周りのオタクとの評価にギャップをすごく感じてしまう子供3人のユニット。A面はあまり印象に残っていない。恵子、綺麗だね……Twitterも練習してね……
このギャップの大元にあるのは「背伸びしても、届いていない」3人のキャラクター像でしか、彼女たちを見ていないところにある、と考えている。
特に2周年、6thのノリそのままに周年イベントをやる、という決断をした思い入れのある、周防桃子というキャラクターに対してはその傾向が顕著である。
まぁ、言ってしまえば個人のエゴで「成長しなくていい、しないでくれ」って思ってるキャラクターが「前に進もうとして、実際に成長してしまった」のがイヤだったんでしょうね。オタクめんどくさ。
そういうキャラクター達が歌う「dear…」に少しばかり抵抗を持ってしまうのは仕方がないことなのかもしれません。着席ポイントひとつめ。
まぁ、コミュもドラマもすっ飛ばしてるのでこのユニットとして彼女らがどうなったのかを知れば意味が分かるんだろうね。
「ライラックにつつまれて」はとても良かったです。ステージ着席系のバラードはやはり映える。
そんな子供たちの出番が終わって出てきたのが大人たち、「ジョジョの奇妙な冒険」「Sherry'n_Cherry」。
「嘆きのFRACTION」、ホント久々に聴いた。
たまにミリオンライブの曲聴いたりしてもシアター組のソロしか聴かんので……
高橋さんはまぁ言わずもがな歌うますぎなんすけど、山口さんなんか歌い方めちゃくちゃ変わってる気がした、気のせいですかね。
次に登場したのが「≡君彩≡」。
実はこのユニットも好きだったりする。理由はお察しの通り。さっき書いたのと同じような感じ。
持ち歌2つ、非常に良い。綺麗。余計な音が無い。洗練された感じと、徐々にビルドアップしていく構成。俺と森くんしか知らん某バンドの好きなとこと一致してるんですね。
1番のサビ前の松田パートはめちゃくちゃ良い。Thank You!とMCの奇行ばかり目立つけどあの歌い方でしっかり表現できる村川さんをもっと語るべきだと思うんすよ。なぁオタク。そんなんだから一生ありがサン…とかいうの引きずる馬鹿が溢れるんだよな。
ソロ3-4曲目あたりで泣き曲を覚えた感じがめちゃくちゃ伝わる、そんな松田亜利沙の表現者に拍手を。
木戸さんがMCで少しふれていた矢吹可奈の成長について。「パンとフィルム」の最後のパートでめちゃくちゃ意識して歌ってるんだろうな、と感じられました。
ゆきよは美人。
このユニットのカバー曲は「プラリネ」。
色んな回botの「ギター持って出てきたときに「プラリネ来いプラリネ来いプラリネ来い」って言ってたらホントに来た回」がこの日。
ジュリアのプラリネじゃない、ユニットのプラリネとして独立したアレンジになっていて、原曲も当然好きなのですがコレもアリだなぁと頭を抱えることになった。ちなこれも他界リスト。
最後のユニット、「オペラセリア・煌輝座」
実は評価が上がったのがコレ。
キャラクターとして演じながら、キャラクターが劇中でも演じている、という二重の演技。この難しい要求を表現できるのは流石、と言ったところ。
特に香里さん。
「MUSIC JOURNEY」は桜守歌織であり、演じている男役としても歌わないといけない箇所だと思うのだが、その難しさを、難しく感じさせない凄みを感じた。「発表会」のエンドロールとしても、「オペラセリア」のエンドロールとしても良い締めくくりであった。
こういう劇中キャラクターによる劇、という投票シリーズや夜想令嬢-GRAC&E_NOCTURNE-で示した「こういうことも出来るんだぞ」とたまに投げかけてくるところは「好きなミリオンライブの要素」だなぁと感じた。
そして発表会が終わり、矢継ぎ早に楽曲がくるパート。
「リフレインキス」の人選とか全裸待機していた「Decided」が拾えなかったことは非常に残念ではあった。もう二度とオリメンでやる気は無いんすかね。悲しいよ山下。
もちろん満足する箇所もあった。「fruity love」「G♡F」「ラ♥ブ♥リ♥」。神の作りし楽曲達。演者なんて見向きもせずに一生音の中で踊り続けていた。楽しかった。
ただ、楽しかっただけに最後の楽曲「ショコラブル*イブ」には落胆してしまった。
この楽曲に落胆してしまったポイントは3つ。
まずはこの曲が「本編最後」であったこと。
実はミリオンライブの「全体曲」が大好きという設定があるので、それが拾えなかった不満がひとつ。
そして「最後の歌詞」。
この曲の最後は「好きです、付き合ってください」というフレーズで終わるのだが、このフレーズを聴いたときにクソデカい溜息が出てしまった。
このコンテンツのキャラクターは好きだけど、そのキャラクターに「告白」されるのがゴールなら、ギャルゲーでもやるわ馬鹿がよ、しょうもな……と本気で思ってしまった。
最後にこの曲が「あまりにも普通のアイドルソング」だったこと。
この曲、多分歌おうと思えばアイドルと名のつく職業の人間なら誰でも歌えてしまうし、Vtuberがカバーしても叩くオタクいないんじゃないかな、と思うくらいには「普通」の曲だ、と感じてしまった。僕が「このコンテンツが好きだった要素」を全く感じられない、空虚がそこにあった。
その空虚を引きずったまま聴いた「Harmony 4 You」。これは別の意味で空虚であった。
コンテンツへの熱が全く無くなり、冷めきってしまった時期の周年曲。「音がいいな~」以外の感想が出てこない自分に「変わっちまったなぁ、、、」としんみりしながら、これまでミリオンライブに触れてきた日々のことを考えていた。
親の端末でGREEのゲームを触っているなかで、偶然出会い、
「どうせアニソンみたいなもんやろw」と考えて触れた、曲の魅力に憑りつかれ、
キャラクター、世界観の良さを実感し、
いろいろな人と出会い、
そして、離れていく。
この日々はなんだかんだ楽しかったし、この日、この空間にいたことも、内容に多少の不満はあるとはいえ、「楽しい」と感じられている自分がいた。
アイドルマスターミリオンライブ、長らくありがとうございました。
最後の「Thank You!」
「ありがとう」を最後に高らかに伝えられる、このコンテンツの最大の強みだけは、せめて消えずに残っていて欲しいものである。
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ということでこの日の感想は以上です。
なんだかんだ行ってよかったなと思えるライブだったと思います。
少なくとも、気持ちの整理をつけるには充分。
次は武道館らしいですね。
一緒に行ってくれるお友達が居てくれればまぁ、考えるかな。
ということで。お目汚し失礼しました。
僕の汚れた目はこの日の翌日、推しちゃんのおかげで浄化されたので、皆さんも早めに目を洗ってくださいね。
それでは。
ぴぃ高
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~クソ写真のコーナー~
この日のおもちゃ
ピクニックに来たのかな?
現場違いの持ち物はやめていただけないだろうか……
千紗……好きだよ……