ぴぃ・ダイアリー

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心が揺れた瞬間を、出来るだけ書き留めておきたい、そんな場所です。

自粛するあなたにおすすめの音楽(2)#人類にはまだ早い がいちばん似合う?! DOPING PANDA 『MIRACLE』

 お久しぶりです。ぴぃ高です。

 

 2020年も終わっちゃいましたね。(というか最後にブログ書いたの180日前ってマジ?)

 去年は特に時の流れが早かったように思います。2月に奇跡的な滑り込みで現場に2回行って以降は、12月に1度推しの凱旋?イベントに行っただけで、「現場」という概念から離れてしまったように思います。

 

 その代わりに「配信」という形態が今までより受容者に対して優しい形に変化して、「ちょっと気になった」程度の新しいコンテンツに触れるハードルは低くなったんじゃないかと思います。(LVのために映画館にウン千円も払ったり土日の予定ジャーしたりするの苦手だったので家で視聴できるのはアドだと思う)そんななかで「CUE!」というコンテンツに出会えたのは2020年の大きなポイントでした。(あと「絵柄苦手」って言ってたラ!に手を出すとかも考えられなかった)

 

 ......書いている内に筆が乗ってくるってのは本当ですね。某フォロワーのパクりリスペクトとして「推しのこと」についてや、「CUE!」についてもそのうち書いてみたいと思います。

 

 さて、本日の本題。

 前回(1)を書いたのに続編書いてないのもどうかと思ったので、

自粛するあなたにおすすめの音楽(2)

というタイトルで、あなたのお耳に幸福をお届けしようと思います。

 

 え~それでは、今回紹介するのはこちらの楽曲。

 


DOPING PANDA 『MIRACLE』

 

 00年代ロックに詳しい方なら多少耳にしたこともあるかもしれませんね。「DOPING PANDA」というロックバンドの『MIRACLE』という楽曲です。

 

  ギター、ベース、ドラムというシンプルな3ピースの構成を基本に、音を削る箇所はとことん削り、盛り上がる箇所にはプログラミングされた電子音を乗せた、まさに「ダンスロック」のお手本と言っても良い曲ではないでしょうか。

 

 平成後期、特に2010年代はロックフェスにおいて「踊れる楽曲」が重視される傾向にあり、同じようなサウンドを作る同じようなバンドが散見されたのですが、この曲がリリースされたのが少し遅ければ、有象無象の「ダンスロックバンド」たちをなぎ倒していたに違いないでしょう。

 「あまりにも早すぎた」故に埋もれてしまった楽曲であると思います。(この曲のリリースは2006年2月なので、僕が小学生になったかなってないかの時期でしょうか。)ハッシュタグをつけるなら、#人類にはまだ早い でしょうなwww 

 

 そして僕自身、彼らに出会うのが「遅かった」側の人間です。彼らは2012年4月19日(ちなみに僕の誕生日です。こういうところも運命感じますね。たしかこの年の誕生日プレゼントはミズノプロの天然皮革のバッティンググローブでした。)

 

 現役のときこれ買ってマジで打率上がりました。 手になじむ感覚が欲しい方は別種類の「モーションアーク」をおすすめします。モーションアークのほうは巨人の亀井が使ってました。

に解散しており、復活を果たしたのは一度だけです。

 

 僕が彼らの楽曲に触れるきっかけとなったのは、2016年。 

 おすすめの音楽(1)で紹介したバンド「Base Ball Bear」のツアーにおいて、ボーカル・ギターの フルカワユタカ 氏がサポートギタリストとして参加したことです。この時期のBase Ball Bearは、ギタリストの脱退に伴い、バンドの根幹が揺るぎながらも、前進をはじめようとしていた時期でした。

 その時期にリリースされたアルバム『C2』が「墓に持っていきたい」「同期を使わないでこの音が出るのはクスリやってるとしか思えない」(ぴぃ高談)レベルの出来だったため、演奏者たちには相当なハードルが求められていました。

 

C2

C2

  • 発売日: 2015/11/11
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

もちろん僕もそのひとりでした。

 そういった異例ずくめのツアーにおいて、フルカワ氏はサポートとして素晴らしい演奏を披露します。そんな彼の演奏に惹かれ、僕はクソ田舎のJPOPまみれのTSUTAYAを4店舗ハシゴし、自転車で片道40分かかる場所でレンタルした「DOPING PANDA」のアルバムを丸一月くらい聴き倒しました。『MIRACLE』はこのときいちばんはじめに聴いた楽曲です。初見のときはマジで頭ぶん殴られたかと思いました。音楽で「格好いい」という言葉を表現するために産み出されたのではないかと思うとともに、「既に解散している」という点がとても残念だなと思いました。

 

 そんなフルカワ氏は、現在ソロとして活動しています。ソロの楽曲からもいくつかオススメを。

 


フルカワユタカ / サバク inc.Al "And I'm a Rock Star" -2017.1.11 on sale

 

 2017年に4年ぶりにソロ名義でリリースされたアルバムのトップを飾った楽曲がこの「サバク」。

 「いや日本語で詞書くのかい?!」と驚いたとともに、初期から錆付くことのないダンスロックを歌い上げる彼の姿はまさに「スター」という言葉が似合います。

 

 やっぱり、「スター」って、帰ってくるからスターなんだよなぁ......

 

 そして続いてこちらの楽曲。

 


フルカワユタカ / コトバとオト feat.Base Ball Bear inc.AL epoch 2019.07.03 on sale

 

 帰って来た黄金コラボレーション。まさに俺得。

 Base Ball Bearの隠れた名曲に「ストレンジダンサー」という曲があるのですが、この曲に少しのスパイス和田豊とシンプルさを加えたような楽曲です。Base Ball Bearがバンドの変革を乗り越えて音の強さ、演奏の巧さに力を入れ、シンプルさを会得したところでの合流、素晴らしいシナジー。音楽界のサザンガルド。(音楽界にサザンはいるだろいい加減にしろ)

 

 ということで今回はここまでにしたいと思います。緊急事態宣言が発令され、これからまた家に籠るって方も増えるでしょう。そのような方にこの楽曲が届けばいいなと思います。

 また、今回の文章の裏テーマとして立ててたんですが、邦ロックは「遡ればめちゃくちゃ面白いジャンル」だということも伝わればいいなと思います。「絶対誰も知らないけどめちゃくちゃ良いバンド」がひとつあるだけで、話のタネになるので。

 

 

それでは次回。 書きため多いのですぐお会いできると思います。

 


サカナクションになれなかった男フルカワユタカにDOPING PANDAの過去の真相を訊いてみたらすごすぎた!【ドーパン,SAKANACTION】


【本人が弾いてみた】DOPING PANDAのTransient HappinessとCrazyを弾いてもらったんだけど、やっぱスターだったわ【フルカワユタカ,ドーパン,実演,LIVE,ライブ】

フルカワユタカ氏について知りたい方は↑の動画もオススメです。

 

ぴぃ高