ぴぃ・ダイアリー

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心が揺れた瞬間を、出来るだけ書き留めておきたい、そんな場所です。

手を離れた、大好きをまた、拾いに来た。〜CUE!2nd <br> 3rd

アローラ!

ぴぃ高と申します。

皆さん、連休はお楽しみでしょうか?僕は繁忙期!

 この時期に連休を取得するのは外道と言わんばかりの視線を浴びながら勤怠表に〇を記入し続けている日々でございます。
 4-5月の日程が「修羅/DOES」すぎる。まだ祝日残ってるだけマシではあるけど。一、誰か会社に 二、火をつけて 三、燃やしてくれ 四、イエイエ

 

修羅

修羅

  • DOES
  • ロック
  • ¥255
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 そんな仕事という苦しみの中に咲く花を拾い集めてニチャニチャするのが我々オタクという生き物。

 さて、今回咲いていたお花の名前はこちら。

 CUE! 3rd Party「Start a new line」

 はい。新人声優育成コンテンツ、「CUE!」の3rd LIVEです。

 このコンテンツとの出会いから2nd LIVEまでの流れは、自分史上最大級(当時)の分量と熱意を込めて文章にしたのですが、(下記参照)

 

island7beauty.hatenablog.com

 


 んなゲロ長い文章読んでられねえよ!って方向けに簡単に要約すると、

 ①普段滅多に新しいコンテンツに手を出さない「僕」が、


 ②たまたまアイドルマスター界隈で繋がった友人たちに勧められてゲームを始め、曲にハマり、


 ③しょうもないきっかけで触れたキャラクターにぞっこんになってしまい、


 ④たまたまその時期に配信でライブを視聴して、ゲームを真面目にやるようになった頃合いでサービス停止。


 ⑤そのため「プレイヤー側から見ると止まっているはずの」時計の針が、「彼女たちのいる世界では確かに進んでいる」ことを感じさせる、素晴らしい2nd LIVEが行われた。

 という感じ。
 今回はそれ以降のCUE!というコンテンツと、自分について。2021年8月15日に挟んだ栞から、話を進めていきたいと思っています。

1.non-breaking space ~2ndから、アニメが始まるまで~

 デカい、あまりにもデカすぎる。

 新たな世界に飛び込んで得られた結果として、あまりにもデカい。

 

 それくらい心を揺さぶられた2nd Party「Sing about everything」。そんなライブのあとに投下された爆弾も相当なデカさでした。

 それがこのドラマCD。

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 かわいいジャケットしてるでしょ~、これで人殺せます。

 

 このドラマCDは「女性の脱いだ布の塊を見て興奮する会」「CUE!&DIALOGUE+展」で発表されたものなのですが、このコンテンツの大好きなところである「時間の流れ」の果てのようなものでした。

 キャラクターが、年齢的に成長していて、成長に応じた葛藤を持っている。

 

 この事実だけでメシどころか関内二郎3杯食えます。いや無理。あれキツイので。

 

 その追い打ちのように投下されたのがこの展示会と同じ週に開催された「CUE! Reading Live vol.5 『Switch your address』」

 

 運よく昼のチケットを握れたので参加したこのイベント。

 実は先述のドラマCDを聴く前に参加したので、ナチュラルにキャラクターのひとり、宇津木聡里が「酒を呑める」ことに言及していた時点でちょっとテンション上がったし、

 チームとして完成された関係性をあえて崩すことに挑戦した彼女たちのシナリオもそうだし、

 なんといってもこの日初披露だった新曲「空合ぼくらは追った」。この曲の「簡単に好きなことは変わらない」という一節。どうしてこんな簡単なことに気づかなかったんだろう、と頭を抱えてその日一日転がりまわったのを覚えています。このフレーズ引きずりすぎて別コンテンツで記事1本かけちゃったくらいの特大フレーズ。

 

island7beauty.hatenablog.com

 

 このフレーズだけでなく、歌詞の手記のような流れが、「これから、どこに向かうんだろう」という彼女たちの立ち位置をうまく見せているように感じました。このタイミングでこの曲だけを解禁したの、上手すぎるだろ。

 

 あとこれは私情なんですがこの日はアニメ主題歌のジャケットが発表された日でもあり、初回限定版のジャケットで完全に心臓を握りつぶされました。

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この女、俺の推しー。

 

 そんな3発のコンテンツからのナックルクラスターでダウンから確殺まで持っていかれた僕。これから先の展開はどうなっていくのだろうか期待を膨らませていました。特にアニメ。

 

 ただ、影を落とす不安点があって。

 それがTVアニメのキャラクター欄。

 

 「え、経験値リセット入るんか......」

 

 ゲームのサイトと同じ設定、進んでいない年齢。

 僕がこのコンテンツに対して惚れ込んでいた「時間の経過」という箇所、そこに急に穴を開けられたような気持ちになりました。

 「このアニメ、楽しめるのかなぁ......」


2.start a new line ~アニメが始まって~

 そんな「楽しみ半分、不安半分」の気持ちのなか、遂に始まったTVアニメ。

 正直一話を観たときは、

 「え、コレ大丈夫?」

 という、不安のほうに傾いた感情を得てしまいました。キャラクーの名前とビジュアルは駆け足だし、ひとりなんか食ってるカットだけの方いらっしゃったし。

 僕が普段アニメを全く観ない人間なのも良くなかった。
「僕の知ってるテレビアニメの1話って、こんなに登場人物の掘り方、世界観の説明にインパクトが足りないものだったっけ……」いう、疑心暗鬼に近い気持ち。よく周りの顔面dアニメストアくんたちが、「1話を超えるのが難しい」と言っているのはこういうことかぁ、と思いました。

 それと、僕自身のコンテンツとの出会いと比較した、斜に構えた考え方も評価に蓋をする要因になっていました。

 別ゲームの界隈ではじめて「MiRAGE! MiRAGE!!」を聴いたときの衝撃

 一匹の亀に「亀井さん」と名付けて異様な執着を見せる女の子との出会い。

 この第一話を観ただけで、かつて自分が体験したような感情の乱高下が、果たして過去の自分にとっても起きるのだろうか、と考えてしまいました。

 「何も知らない、あの時点の僕が、ゲームで深堀りもできない状態で、1話を観ていたとしても、なんかキャラクターがたくさん出たアニメだったなぁ、止まりだろう」

 「六石陽菜というキャラクターが、AiRBRUEのみんなが、テレビの前で動いて、話しているという事実に感動しているだけであり、内容自体をあまり覚えていない」

 この2つの「ネガティブ」と、CUE!だけでない様々なコンテンツに対するモチベーションの低下が重なった時期ということもあり、リアタイはおろか消化も次回放映のギリギリになってしまうくらい、前向きにこのアニメに向き合えていた、とは言えませんでした。え?リミスタが当たらなかった???いやいやそんな当たりくじを空売りする選民思想クソ企業のことなんて関係ありませんよ。ウン。僕のアナザージャケットにはもっと多くの重みが乗ってるので。

 

 そんなTVアニメも話数を重ねるごとに、一部引っ掛かりはあるにしても、ところどころに散りばめられたアプリの要素を感じて変な声をあげてみたり、純粋にストーリーを楽しんでニチャニチャしてみたり、それなりに楽しめるようになっていきました。

 

 それとゲーム停止以降からCUE!を触れた、という友人たちの「どこそこがよかった~」というツイート。これを見れたのも大きかった。アニメを評論する物差しを持ち合わせていないので、彼らの感想は「あ、この作品、入り口はどこであろうと楽しめるんだ」と、僕のなかにあったちょっとした靄を払う役目を果たしてくれました。

 

 そんな彼らも知らぬ間にチケットを握っていて(←結構びっくりした)、ついに迎えた5月1日、立川ステージガーデン。この日もあの日と同じ、雨のぱらつく一日でした。

 

3.Tomorrow's Diary ~3rd Party の感想~

 

 ここからはライブパートに関する感想を述べていきます。

 

・空合ぼくらは追った

 

 初手、「そうきたかぁ~」という感じ。「おはよう」「おはようございます」という挨拶がこのライブでは各所に見られたのですが、初手で方針を示す、ということがライブではしっかりできていて偉いぞ、と思いました。仕事が始めるまえの挨拶のニュアンスだけでない、純粋な朝の風景を感じました。

 

 昼の部が終わってすぐにしたためたメモには、「季節というマクロな時間の流れを示した2nd」と、「オーデションに向かう一日というミクロな時間の流れを示した3rd」と書いてあったのですが、このフレームに落とし込んで夜公演を見ていったので、以降の感想はこの解釈を前提に書いていきます。

 *「おはよう」と繰り返すのが「一日の循環」ではなく、「彼女たちの仕事の現場の移り変わり」と解釈するとまた異なった物語も生まれるんでしょうね。

 

・ミライキャンバス

 「そうきたかぁ~」その2。こんな序盤で精神破壊系イントロを流さないでほしい。

 オーディションという「未来を決める」時間に向かう局面で「未来をどう染めるか」という歌詞。

 染まった後の未来をその先の楽曲たちが代弁している、と感じました。

 

・Tomorrow's Diary

・beautiful tomorrow

・最高の魔法

・Forever Friends

 

 この並び、マジでデカすぎる。

 まず「Tomorrow's Diary」。この日いちばん伸びた、と勝手に思ってます。フル尺はじめて聴くから伸びしろしかないと言われたらそれはそうなんですけど。←生放送を見ていないことがバレる一文

 1番の歌詞から「風・月・花・鳥」の要素を表現していく歌詞、

 2番の入りの「一人一人違う」というフレーズに合わせて、全員がキャラクターそれぞれのポーズとる振付。

 Cメロ後に配置された感情増幅装置とも言い換えて差し支えないような間奏

 またとんでもない曲を生み出してくれたな、石濱翔しか好きじゃねぇ.......

 

 そこに続く「明日」繋がりの「beautiful tomorrow」、声で魔法をかけるオーディション最中の様子にもとれる「最高の魔法」、魔法の後に帰る場所として示された「Forever Friends」。

 内山さんによる、陽菜の朗読から入っていったこのパート、好きな楽曲の詰め合わせということもあり、しんどさが積もりに積もっていました。

 

カレイドスコープ

 明日を飛び越えた、未来に思いを馳せる。それぞれのキャラクターの持った夢を語っていく。この曲の主役である夏組の4人が〆るのもよいポイントでした。

 毎回ドラマを作ってくれる楽曲。素晴らしいね。

 

・はじまりの鐘の音が鳴り響く空

 Flowerのサビ振付すこすこの民と申します。これだけは言いたかった。以上。

 

・CUTE♡CUTE♡CUTE♡

 

 指ハート作って入場してきた女には、指ハートを返すのが、当然の流儀だと思いませんか。

 

 小賢しい~~~~~~~~~~~許さね~~~~~~~~~~

 

 ↑ このセリフ3日後にも言ってます。

 

 この曲ほんとキラーチューン。何割もマシマシで可愛く見える補正も入るし。毎日1本ずつそれぞれの演者推しカメラで映像解禁してほしい。お願いしますよ、ポニーキャニオンさん。

 

・さよならレディーメイド

 既成概念=「Forever Friends」でライブが終わるということと、何かを変化させていくという意思表示のダブルミーニングになっているように感じました。こういう終わり方をするコンテンツライブも新鮮だな、と。

 

4. comment out ~総括と、これから~

 

 まずは今回のライブについて。

 16人で歌う全体曲のみで構成された、オーディションに向かう朝から本番の一日のこと、そしてライブとその先の未来に思いを馳せる時間。この二つのシーンの間には空白が存在し、それを引き直すように「スタートライン」が配置されている、そういった印象を受けました。

 では、その空白に、なにが入ってくるのか

 

 与えられた想像の余地でもあり、今回のライブの不完全燃焼だった部分でもあります。今後のコンテンツの展開でどう描かれていくのか、楽しみにしたい部分でもあります。

 

 それと、強く感じたのは、「CUE!」というコンテンツの楽曲からしか得られないパワーが確実に存在する、ということ。力が抜けたり、入ったりは曲それぞれですが、こういった感覚を抱くコンテンツというか、グループはそうそうないです。はい。コンテンツの犬と申します。

 

 すでに決定したリーディングライブも含め、4th Partyの開催も発表されました。

 浴びると体調が変化するくらいの、手を離れるたびに拾い集めたくなる花のようなコンテンツ、頼むからより長く続いてくれることを祈るばかりです。

 

 では。

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