手を離れた、大好きをまた、拾いに来た。〜CUE!2nd <br> 3rd
アローラ!
ぴぃ高と申します。
皆さん、連休はお楽しみでしょうか?僕は繁忙期!
この時期に連休を取得するのは外道と言わんばかりの視線を浴びな
4-5月の日程が「修羅/DOES」すぎる。まだ祝日残ってるだけマ
そんな仕事という苦しみの中に咲く花を拾い集めてニチャニチャす
さて、今回咲いていたお花の名前はこちら。
CUE! 3rd Party「Start a new line」
はい。新人声優育成コンテンツ、「CUE!」の3rd LIVEです。
このコンテンツとの出会いから2nd LIVEまでの流れは、自分史上最大級(当時)の分量と熱意を込
んなゲロ長い文章読んでられねえよ!って方向けに簡単に要約すると、
①普段滅多に新しいコンテンツに手を出さない「僕」が、
②たまたまアイドルマスター界隈で繋がった友人たちに勧められて
③しょうもないきっかけで触れたキャラクターにぞっこんになって
④たまたまその時期に配信でライブを視聴して、ゲームを真面目に
⑤そのため「プレイヤー側から見ると止まっているはずの」時計の
という感じ。
今回はそれ以降のCUE!というコンテンツと、自分について。2
1.non-breaking space ~2ndから、アニメが始まるまで~
デカい、あまりにもデカすぎる。
新たな世界に飛び込んで得られた結果として、あまりにもデカい。
それくらい心を揺さぶられた2nd Party「Sing about everything」。そんなライブのあとに投下された爆弾も相当なデカさでした。
それがこのドラマCD。
かわいいジャケットしてるでしょ~、これで人殺せます。
このドラマCDは「女性の脱いだ布の塊を見て興奮する会」「CUE!&DIALOGUE+展」で発表されたものなのですが、このコンテンツの大好きなところである「時間の流れ」の果てのようなものでした。
キャラクターが、年齢的に成長していて、成長に応じた葛藤を持っている。
この事実だけでメシどころか関内二郎3杯食えます。いや無理。あれキツイので。
その追い打ちのように投下されたのがこの展示会と同じ週に開催された「CUE! Reading Live vol.5 『Switch your address』」。
運よく昼のチケットを握れたので参加したこのイベント。
実は先述のドラマCDを聴く前に参加したので、ナチュラルにキャラクターのひとり、宇津木聡里が「酒を呑める」ことに言及していた時点でちょっとテンション上がったし、
チームとして完成された関係性をあえて崩すことに挑戦した彼女たちのシナリオもそうだし、
なんといってもこの日初披露だった新曲「空合ぼくらは追った」。この曲の「簡単に好きなことは変わらない」という一節。どうしてこんな簡単なことに気づかなかったんだろう、と頭を抱えてその日一日転がりまわったのを覚えています。このフレーズ引きずりすぎて別コンテンツで記事1本かけちゃったくらいの特大フレーズ。
このフレーズだけでなく、歌詞の手記のような流れが、「これから、どこに向かうんだろう」という彼女たちの立ち位置をうまく見せているように感じました。このタイミングでこの曲だけを解禁したの、上手すぎるだろ。
あとこれは私情なんですがこの日はアニメ主題歌のジャケットが発表された日でもあり、初回限定版のジャケットで完全に心臓を握りつぶされました。
この女、俺の推しー。
そんな3発のコンテンツからのナックルクラスターでダウンから確殺まで持っていかれた僕。これから先の展開はどうなっていくのだろうか期待を膨らませていました。特にアニメ。
ただ、影を落とす不安点があって。
それがTVアニメのキャラクター欄。
「え、経験値リセット入るんか......」
ゲームのサイトと同じ設定、進んでいない年齢。
僕がこのコンテンツに対して惚れ込んでいた「時間の経過」という箇所、そこに急に穴を開けられたような気持ちになりました。
「このアニメ、楽しめるのかなぁ......」
2.start a new line ~アニメが始まって~
そんな「楽しみ半分、不安半分」の気持ちのなか、遂に始まったT
正直一話を観たときは、
「え、コレ大丈夫?」
という、不安のほうに傾いた感情を得てしまいました。キャラクタ
僕が普段アニメを全く観ない人間なのも良くなかった。
「僕の知ってるテレビアニメの1話って、こんなに登場人物の掘り
それと、僕自身のコンテンツとの出会いと比較した、斜に構えた考
別ゲームの界隈ではじめて「MiRAGE! MiRAGE!!」を聴いたときの衝撃。
一匹の亀に「亀井さん」と名付けて異様な執着を見せる女の子との
この第一話を観ただけで、かつて自分が体験したような感情の乱高
「何も知らない、あの時点の僕が、ゲームで深堀りもできない状態
「六石陽菜というキャラクターが、AiRBRUEのみんなが、テ
この2つの「ネガティブ」と、CUE!だけでない様々なコンテン
そんなTVアニメも話数を重ねるごとに、一部引っ掛かりはあるにしても、ところどころに散りばめられたアプリの要素を感じて変な声をあげてみたり、純粋にストーリーを楽しんでニチャニチャしてみたり、それなりに楽しめるようになっていきました。
それとゲーム停止以降からCUE!を触れた、という友人たちの「どこそこがよかった~」というツイート。これを見れたのも大きかった。アニメを評論する物差しを持ち合わせていないので、彼らの感想は「あ、この作品、入り口はどこであろうと楽しめるんだ」と、僕のなかにあったちょっとした靄を払う役目を果たしてくれました。
そんな彼らも知らぬ間にチケットを握っていて(←結構びっくりした)、ついに迎えた5月1日、立川ステージガーデン。この日もあの日と同じ、雨のぱらつく一日でした。
3.Tomorrow's Diary ~3rd Party の感想~
ここからはライブパートに関する感想を述べていきます。
・空合ぼくらは追った
初手、「そうきたかぁ~」という感じ。「おはよう」「おはようございます」という挨拶がこのライブでは各所に見られたのですが、初手で方針を示す、ということがライブではしっかりできていて偉いぞ、と思いました。仕事が始めるまえの挨拶のニュアンスだけでない、純粋な朝の風景を感じました。
昼の部が終わってすぐにしたためたメモには、「季節というマクロな時間の流れを示した2nd」と、「オーデションに向かう一日というミクロな時間の流れを示した3rd」と書いてあったのですが、このフレームに落とし込んで夜公演を見ていったので、以降の感想はこの解釈を前提に書いていきます。
*「おはよう」と繰り返すのが「一日の循環」ではなく、「彼女たちの仕事の現場の移り変わり」と解釈するとまた異なった物語も生まれるんでしょうね。
・ミライキャンバス
「そうきたかぁ~」その2。こんな序盤で精神破壊系イントロを流さないでほしい。
オーディションという「未来を決める」時間に向かう局面で「未来をどう染めるか」という歌詞。
染まった後の未来をその先の楽曲たちが代弁している、と感じました。
・Tomorrow's Diary
・beautiful tomorrow
・最高の魔法
・Forever Friends
この並び、マジでデカすぎる。
まず「Tomorrow's Diary」。この日いちばん伸びた、と勝手に思ってます。フル尺はじめて聴くから伸びしろしかないと言われたらそれはそうなんですけど。←生放送を見ていないことがバレる一文
1番の歌詞から「風・月・花・鳥」の要素を表現していく歌詞、
2番の入りの「一人一人違う」というフレーズに合わせて、全員がキャラクターそれぞれのポーズとる振付。
Cメロ後に配置された感情増幅装置とも言い換えて差し支えないような間奏。
またとんでもない曲を生み出してくれたな、石濱翔しか好きじゃねぇ.......
そこに続く「明日」繋がりの「beautiful tomorrow」、声で魔法をかけるオーディション最中の様子にもとれる「最高の魔法」、魔法の後に帰る場所として示された「Forever Friends」。
内山さんによる、陽菜の朗読から入っていったこのパート、好きな楽曲の詰め合わせということもあり、しんどさが積もりに積もっていました。
・カレイドスコープ
明日を飛び越えた、未来に思いを馳せる。それぞれのキャラクターの持った夢を語っていく。この曲の主役である夏組の4人が〆るのもよいポイントでした。
毎回ドラマを作ってくれる楽曲。素晴らしいね。
・はじまりの鐘の音が鳴り響く空
Flowerのサビ振付すこすこの民と申します。これだけは言いたかった。以上。
・CUTE♡CUTE♡CUTE♡
指ハート作って入場してきた女には、指ハートを返すのが、当然の流儀だと思いませんか。
小賢しい~~~~~~~~~~~許さね~~~~~~~~~~
↑ このセリフ3日後にも言ってます。
この曲ほんとキラーチューン。何割もマシマシで可愛く見える補正も入るし。毎日1本ずつそれぞれの演者推しカメラで映像解禁してほしい。お願いしますよ、ポニーキャニオンさん。
・さよならレディーメイド
既成概念=「Forever Friends」でライブが終わるということと、何かを変化させていくという意思表示のダブルミーニングになっているように感じました。こういう終わり方をするコンテンツライブも新鮮だな、と。
4. comment out ~総括と、これから~
まずは今回のライブについて。
16人で歌う全体曲のみで構成された、オーディションに向かう朝から本番の一日のこと、そしてライブとその先の未来に思いを馳せる時間。この二つのシーンの間には空白が存在し、それを引き直すように「スタートライン」が配置されている、そういった印象を受けました。
では、その空白に、なにが入ってくるのか。
与えられた想像の余地でもあり、今回のライブの不完全燃焼だった部分でもあります。今後のコンテンツの展開でどう描かれていくのか、楽しみにしたい部分でもあります。
それと、強く感じたのは、「CUE!」というコンテンツの楽曲からしか得られないパワーが確実に存在する、ということ。力が抜けたり、入ったりは曲それぞれですが、こういった感覚を抱くコンテンツというか、グループはそうそうないです。はい。コンテンツの犬と申します。
すでに決定したリーディングライブも含め、4th Partyの開催も発表されました。
浴びると体調が変化するくらいの、手を離れるたびに拾い集めたくなる花のようなコンテンツ、頼むからより長く続いてくれることを祈るばかりです。
では。
2022・雑記vol.1 ~記事にはならなかった諸々のお話~
アローラ!
ぴぃ高です。
今回は前置きなく。タイトルの通りの雑記。
記事にし損ねて旬が過ぎちゃったイベントとか近況にかるーく触れるだけの回です。あっさりめでいきます。
・2/12 P's LIVE
ポニーキャニオンさんのご好意により謎の最前ドセンチケがご用意されて文字通りひっくり返った一日。
「人生イージー?」で鷹村彩花さんに手招きされたのは誰が何を言おうと僕です。
それと久しぶりのAiRBLUE16人。
初披露の「スタートライン」。犯罪級。
前に歩いてくるところ、腰に手を当てるところ、MVで思わず声が出たシーンを焼き付けられましたね。
CUE!というコンテンツになるとステージに推しがいようと観る人がスイッチしちゃうんですけど、やはり内山さん、吸われてしまう。この人が陽菜で良かった、と何度も思ってしまうね。
ライブでひっくり返ったのはカバーパート、Moonによる「創傷イノセンス」。楽曲パワーのゴリ押したまんねぇ。めちゃくちゃ正面が小賢しかったですが気にしないことにしましょう。キャラクターはめちゃくちゃ良い子なんよ。丸山……
ライブのあとの2部、パーティーパート、通称女性声優ワチャワチャタイムがあったのですが、前だとホント得しか無いっすねコレ。特に即興ダンスの宮原さん、BIGLOVEでした。多分心臓5倍くらいに膨れてたと思う。
𝔹𝕀𝔾 𝕃𝕆𝕍𝔼
・2/24 Base Ball Bear「LIVE IN LIVE〜I HUB YOU (Take) 2〜」東京公演
推しバンドを観に行ったらUNISON SQUARE GARDENがオマケで付いてきた。
一生で一度は聴きたいな〜と思ってたオリオンをなぞるを回収したりベボベVer.ライドオンタイムだったり地味〜に初現地回収の不思議な夜だったり。めちゃくちゃ満足度高かったです。
バンナムフェスに行かないそこのお前。俺と一緒に、5/15、日比谷、行かないか。
あとこの件が引き金で顔面アルファベットのオタクどもを敵に回しました。顔真っ赤で面白かったねぇ〜笑笑
・2/26 Tokyo-7th FESTIVAL in Ryogoku Kokugikan
地味に3度目のナナシスさん。やはり行くと絶対的な楽しさが保証されているね。
プレシャス・セトラ浴びれたの良かったなぁ〜になった。SHAKEを翌日拾えなくてちょっと悲しくなった。
クリスマスのときはこのコンテンツの好きピ(実はぴぃ高さん、折笠アユムというキャラクターが結構好きという設定がある)が居ましたが居ない回も相当楽しい。ライブ・モンスター・コンテンツですよ。一度行ってみることを強くお勧めしたい。
周年ライブもまぁ、予定合えば……という感じ。
ちなみにこの日と翌日は「女性声優に画面越しに20秒間「アッアッアッ」を聴かせて手を振られて退場する会」お話し会とかいうのもあって、文字起こし再現余裕なんですが世に放つと逮捕されるので、ハイ。内山さん、宮原さん、いつもありがとうございます(十時愛梨のサイン)
・3/5 おちこぼれフルーツタルトトークイベント
オタクとしてはじめてまともに「聖地★巡礼」的なことをしましたね。まさか巡礼処女がこの作品だとは思いもしませんでしたが。
Q. なんでまた、急にこんなことしたの?
A. 新規声豚路線開拓です。
ウマ娘を開始して2週間。ウマのライブに行くよりも先にカレンチャンの中の人を観に行きました。無銭なのも良くないよ。うん。行っちゃうよこんなん。
その結果、産まれた化け物がコレ。
誰かこの人を助けてあげてください。
ウマ娘横浜、マジで楽しみだなぁ〜、耳付けた篠原さん観れちゃうんだよなぁ〜、、、
・3/6 DIALOGUE+タイマン
いるはずの、推しがいないステージの空白。
この日は色んな意味で忘れられないと思います。
Domestic Force!!での飯塚さんの、いつもの何倍も気持ちがこもったシャウトとか、ワンマンアンコール前の、内山さんの見たこともない張り詰めた表情からの「おもいでしりとり」。DIALOGUE+というグループの、チームとしての強さを感じました。
コレは会場最寄りの施設です。コレしか写真無くていかに落ち込んでいたか分かりますね。
・3/26 Anime Japan CUE!トークショー
そんな空白から数日。ステージで声のお仕事をする推しを観れたのがこの日。その嬉しさでトークの内容頭から殆ど抜けちゃった(照)。
嘘です。ガチヘイト企業Cygamesのせいで睡眠不足生活させられていた真っ最中ので頭のリソース足りなかっただけです。なんだよラビューダ♡トライアングルって。ラビューダってなんだよ……。
アニメにまつわる展開やお話を聞けてコンテンツの犬的には非常に良い機会でしたね。いきなりとても見覚えのある服装で僕の六石陽菜たむの映像が流れてきたときにはひっくり返りました。
なんかいろいろ見るものもあって楽しかったね。ほぼパチンコ関係してるけど。ミリオンライブはパチンココンテンツ!!!
・4/16 虹のコンキスタドール
ホントに久しぶりのアイドル現場でした。ワンマンライブとなると2015年にAKB48に行った以来。
写真、綺麗じゃね?
アイドル現場から他界して以来「声優が演じてるアイドル」であったり、「アイドル的な売り方をする声優」であったりを観てきたのですが、そういった現場を経て改めてアイドルの現場を見て感じたのは、天空から眺めた時のフォーメーション、遠くのお客さんも大事にしてくれるファンサービスなど、「ちょっと掘らないと見つからない」良さというより、「掘らずとも自然に惹きつけられる」良さがアイドルという存在にはあるんだな、ということでした。
それと今回のステージ。武道館。このグループにとってとても大きな意味がある場所だったそうで。(アレ?デジャヴ?いやそんなコンテンツ存じ上げませんね……)
ひとつの夢を叶えた瞬間の、キラキラした姿は彼女たちの人柄を何も知らなくとも活力を貰った気になりました。
誘っていただいてホント感謝です。
それと中村朱里さん、覚えました。
・他、近況
ウマ娘で天井しました。ボケがよ。
普段セイキンセイキン行ってるけどこの子の生き様めちゃくちゃ好(ハオ)なんだよね、セイウンスカイさん。
そういうソシャゲのバッドラックをリアルラックで稼いでいくスタイルで生きています。コンテンツの犬と申します。ECサイト実は穴場なのでは?
ちなみにこのアニメなんですけどさんざんコンテンツの犬と言っていながら観たり観なかったりしてるので、やっぱりアニメ視聴を趣味にすることは難しいようです。もしかして僕、オタクじゃないのでは?!
デカい買い物。ゲーミングPCを購入しました。
今のところ用途はAPEX、ウマ娘、クソゲーアイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ。あれ、買う前と変わんなくね......
VCTのZETAが激アツみたいですね。1試合だけたまたま見ましたがすごくおもしろかったです。valoはインストールしていません。
以上。そんな感じの近況。
今年は初イベントが1月後半でスロースタートでしたが、気づいたらいろんなところに行ってるな~という感じです。5月も前半ギチギチだし。
楽しめるうちにいろんなところに行っておきたいですね。
その5月、CUE!ウマD+ベボベと好きなもの詰め合わせセットなのでまーた文章の投下が雪崩になると思いますが、お付き合いいただければ。
ほな。
しがないひとりの喜多見柚・喜多日菜子のオタクによる、シンデレラ10thファイナルまわりで起きたあれやこれや。
アローラ!
ぴぃ高と申します。
最近、お気に入りのパーカーに家系ラーメンのスープを溢してしまい、そのシミを眺めては切ない表情をしている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
巷に溢れるシミ抜きの方法を試してみたんですがどうしても残ってしまう茶色の溜まり、それを取ろうと必死に擦っている様子は、抜け出せないダンジョンに囚われてジタバタ足掻いているようにも見えます。
そう、まるで「あ〜オタク辞めてぇ〜!」とか言いながら色々なものに絡め取られて「いや、俺はそれ好きじゃないけどね?」と逃げ道を探す哀れな現代のオタクのように。
いや、僕は違いますけどね?
……さて、今回は僕にとっての「しつこい衣服のシミ」や「高難度ダンジョン」の要素を含んでいる「アイドルマスターシンデレラガールズ」について。
先日開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!!」のファイナル公演の感想だったり、公演前に起きたちょっとした事件だったり、ファイナルに至るまでのツアーの振り返りだったりをしていきます。ライブの内容は比較的薄めなので悪しからず。
1.異世界でスローライフとバトルロワイアルを満喫していた俺が急に「アイドルマスター」に引き戻された件~「ラビューダ♡トライアングル」
元の世界では顔面アルファベットの化け物との闘いを繰り広げていた俺だったが、「斜に構えすぎ罪」により死刑になってしまう。しかし死んだはずの俺は時にトレセン学園、キングスキャニオン、オリンパスを行き来する能力を手に入れ、ときに調教師「カプコケコトレーナー」として、ときに「今原カイリ」として悠々自適のスローライフを送っていた。
ぼく「んほぉ〜ウマ娘楽しいんだぁ〜//APEXもプラチナ行ったしハンマー取れたしウマやりまくるわよ〜」
Cygames「お、金ヅルが久々に俺たちのゲームに帰ってきた!絞りとったれ!」
ぼく「は?倒産しろカス」
はい。
ウマ娘にハマったのと、(下記参照)
直近の現場でちょっと精神的に重たいことが起きてしまったので(通称「ステージから推しがいなくなった事件」なんですけど、まぁコレは語りたくなったら語るかな…...)、2次元、3次元問わずウマ娘以外のコンテンツモチベが底辺のときにぶち込まれた爆弾。
それが僕の「担当アイドル」であり、「コンテンツのシミ・トラップ・毒沼」のひとつである「喜多日菜子」の歌う新しい曲、「ラビューダ♡トライアングル」でした。
惰性で動いていた、錆びついた針に無理矢理油を注入したような198時間。
久々に交わした
「それ、楽しい?」
「いや、楽しくない。」
というラウンジメンバーとの会話。
年度末でそこそこの忙しさの中、定時で退社し続け、明らかに半分寝てる目で出社し、新人みんなで行こうと誘われていた飲み会もドタキャンし(これは初出の情報です)、出会い系アプリで知り合った女を着信拒否し、(それ以降電話は来ていません)挙句最終日に半ば無理矢理突っ込んだ有休。
「どうしてこんな無茶苦茶なことができたんだろう」と頭を傾げるくらい、不思議なパワーが働いて、予想よりも遥か上の結果を残せました。
まぁイベランの思い出なんて連ねても実のない文章しか出てこないのはミリオンライブシアターデイズのプレイヤーの皆さんがこぞってnoteで証明しているので割愛することにして、
さて、この「ラビューダ♡トライアングル」という楽曲。
日本コロムビアがアホなうえにサブスクという概念を全く取り入れようとしないもっとポンコツな上の方針があるせいでフル尺は世に放たれていないのですが、ゲーム尺でも、佐久間まゆとのユニット「ドリームアウェイ」として歌った「ギュッとMilky Way」から、一歩進んだ喜多日菜子が見え隠れしていました。
めちゃくちゃ噛み砕いて説明すると、歌詞において、「恋」のことを「ロマンス」あるいは「ファンタジー」と結ぶ「ギュッと〜」。
そんな「ギュッと〜」は「恋する人(女の子)の気持ちの代弁」という、少し内面寄りのテーマだと考えているのですが、そこに、恋は「バトルロワイヤル」でもあると付け加えたのがこの楽曲、「ラビューダ♡トライアングル」。彼女にとって最大のアイコンでもある「妄想」で、「パッション」な戦いを仕掛けていくぞ、という、どちらかというと外に向けた意思表示が含まれているんじゃないかと考えました。(こう考えると、彼女の属性が「パッション」でありながら「キュート」楽曲の面子にライブでも、オリジナルメンバーとしても顔を出していることに少しは納得がいくんじゃないかなと)
そんな楽曲を浴び続けた数日間。
ファイナル公演に向けて落ちていたコンテンツへの気持ちを取り戻すためには充分すぎるほどの劇薬でした。
2. とあるオタクの参戦目録 ~ファイナルまでの10thライブツアーのあっさりめな振り返り
さて、ここから時を少し巻き戻します。
今回のシンデレラ10thツアー、僕は福岡両日、愛知Day1は現地、無観客となった沖縄公演両日を配信で見届けました。
それぞれの感想は個別に書いたので詳しく知りたい方はリンクから読んで貰うとして……
まずは福岡公演。
この2日間。今まで参加したアイドルマスターの、どのライブよりも良かった。シンデレラ7th、ミリオンライブ3rd福岡、6th福岡、7th。ことあるごとにコレ凄かったよ、円盤見なよとオタクに勧める公演はいくつもあるけれど、それを軽々と超えて行ったのがこの2日間でした。
ピークはなんといっても「世界滅亡 or KISS」。新年ライブが無観客になったことで、「拾えなかったはずの担当のソロ楽曲の有観客初披露」に身体の震えと涙が止まらなかったことを覚えています。
この日はライブ外でも印象的な出来事がありました。それがラウンジ!dolch@ng↑のオタク御一行との出会い。
この日以降彼らとは異様な繋がりができて、DIALOGUE+の現場でも顔を合わせるオタクがいたり、沖縄公演を一緒に見たりと濃い時間を過ごすことになります。
愛知。
「星環世界、聴きたくね?」
という思い付きであれよあれよという間にチケットを拾い(めちゃくちゃ良い方でした。本当にありがとうございます。)、ラウンジメンバーと2人でドライブして向かったのがこの公演。
担当アイドル、喜多見柚と「ボイス同期」と言うような立ち位置の荒木比奈。彼女のソロ曲「泡沫のアイオーン」を浴びて、僕とシンデレラガールズというコンテンツにおけるターニングポイントのひとつ、第6回シンデレラガール総選挙のことがフラッシュバックしたのがいちばん印象に残っています。
沖縄。
先述の新たな仲間たちと配信を観ながらワイワイ過ごした思い出はもちろんですが、強く感じたのは「簡単に「好き」は変わらない」ということ。
「絶対に泣くので音源すら聴きたくない」という理由で一年振りに聴いた「思い出じゃない今日を」、この日初披露の「パ・リ・ラ」をはじめとした、喜多見柚の歌唱はもちろんなのですが、
予想外に殴ってきたのが道明寺歌鈴という、いわば「過去の担当」という立ち位置のアイドルでした。
「ほほえみDiary」のリリース以降、疎遠になっていた彼女のことを、「なんだよ、まだ全然好きじゃねぇか……」と気付き、コンテンツにまた絡み取られるような感覚を得たとともに、
この公演で、本来現地で拾えたはずの楽曲に対しての心残りが少し後味の悪さを付け加えました。
(この後味の悪さを引きずったまま参加したミリオンライブ8thで、すんでのところで繋がっていた大事な糸がプツンと切れちゃったのがアイドルマスターというコンテンツ全体に対するモチベーションの低下に拍車をかけたんですが、詳しくは掘らないでおきます)
自分史上過去最高のセットリストで始まり、感情をかつてないほど動かしてきた10thツアー。その千秋楽、Day2。久々にオタクと連番を組み、カス立地の欠陥構造物ベルーナドームに入場していきます。
2.5. 閑話休題~ Day1、推しを観てないって、弱すぎるってことだよな?
前章、ちょっと引っかかりを覚えた方もいるでしょう。
「あれ、こいつDay2しか居ないの?」
はい。その通りです。
じゃあなにしてたのか、って言われると......
はい。現場被りです。
Day1の時間帯はDIALOGUE+の定期公演「タイバン」「ワンマン」に参加していました。しょうがない。推し案件なんだもん。こっちはシークレットじゃないんだもん。絶対推しが居るんだもん……
ちなみにこの日のDIALOGUE+さん、セットリストは昼夜とも全く隙がなく最高でした。特に夜。DIALOGUE+を知らない人類にこのセトリ順で聴かせたい。マジで。
ワンマンありがとうございました🎤
— DIALOGUE+公式@3/30ライブBD 4/13 5thシングル (@DIALOGUE_staff) 2022年4月2日
次のタイバンワンマンは6月です✨#ダイアローグ #タイマン pic.twitter.com/ZVBhmBmOzb
最高のライブのあとはお酒が美味いんですよね〜‼️‼️
と、いいつつも不満点。
あの、深川さんとDIALOGUE+の現場被りすぎじゃね?これ5回目くらいっすよ?何?苦痛?試練?洗礼?
昼と夜の合間にDay1の配信観ながら歯噛みしていましたが、ラビューダ♡トライアングルの披露が無かったので救われました。あと推しの顔が画面越しでも最高に良かったのでセーフ。7th名古屋衣装、女性の脱いだあとの布を見て興奮する会衣装展示会でめちゃくちゃ写真撮ったな〜としみじみ。
この日はラブライブの現場もあったそうですが、どこに行ったオタクも満たされていて平和でしたね。余韻と翌日への期待を胸に就寝ー。
3.しがないオタクのハジケかた ~ファイナル公演でクソデカい感情を抱いてしまったいくつかのポイント
そんなこんなでじわじわと期待を高めてやってきた欠陥建築物ベルーナドーム。50曲が忙しなく駆けていく一日でしたが、特に印象に残ったポイントを。
まずは「青空エール」。
え?ここ?と思われるかもしれませんが、実はこの曲めちゃくちゃ好きなんだよね。
そんな楽曲の歌唱メンバーに居たのが、1月に「観たかったもの」であり、「好きだと再認識させられた存在」のひとつであった道明寺歌鈴。
この公演が始まる前まではキャストに関しては「せめて喜多見柚だけは、武田さんだけは見せてくださいお願いしますいやマジで」しか言ってなかったんですが、新田さん出てきた瞬間に「そういやおったわwww俺の勝ちwww」と指差しして大興奮。しかもこの曲、ホントにたまたま新田さんまでの視界が開けていてしっかりと見届けることが出来ました。
無観客となった新年ライブ、「Happy New Yell !!!」のラストナンバーとして歌唱され、そこで観ることが出来なかった景色の回収が出来た感動もそうなのですが、「ドジ」というキャラクターを付与されているが故に「大丈夫?」と心配されてきた道明寺歌鈴というキャラクターが、逆に「エールを届ける立場」として歌うシンデレラガールズでも指折りの応援歌、青空エール。彼女に対して少し距離を置いていたが故に突き刺さるものが、沖縄のときもそうだけど、今回も確かにありました。
お次は「パ・リ・ラ」。
日曜日が終わったら世界が終わった。(20代男性)
O-Ku-Ri-Mo-No_Sunday!振りコピ多動部としての役目を終えて一息つこうとした直後に流れてきた特殊イントロ。
人間、や・め・た!!!
正直聴けないと思ってました。
いやホントに。
無観客のまま消化されちゃったけど、次のライブで今度は5人全員揃ってやってくれれば良い、と1月のライブのあとに気持ちを切り替える段階まで行ってました。え、「やれ、やってくれ」ってツイートしてただろって?Twitterは虚言の場所ですよ。子宮からアプリインストールしてやり直しな。
そんな曲だからこそ、イントロが流れた瞬間。
今まで何度も頭を抱えさせられてきた武田さんが飛び出してきた瞬間。
訳が分からなくなるくらい泣いてました。めちゃくちゃ楽しい曲だし、泣くなんて感情とは真反対のはずなんですよコレ。なのにずっと泣いてた。泣きながら跳ぶわ暴れるわ、慣らし保育2日目の3歳児と申します。
シンデレラガールズに触れてからはだいたい5年くらい経ってますが、こんな曲ははじめて。
あまりにもクソったれだったけど、推しのために精魂を絞り尽くした222時間の果てに得られたこの4分半。
音程を無視してとにかく楽しいという感情を爆発して叫ぶ武田さんの姿がとにかく眩しくて眩しくて。途中で上がった演出の炎の熱さを全く感じないくらい、最初から最後まで燃え上がったステージでした。いやホントに全然火とか熱くなかった。俺自身が火だったので。まるで同点のシチュエーションの益田直也のように燃え上がっていました。
沖縄公演の感想を綴ったとき、喜多見柚というキャラクターに対して、僕はこのような表現をしました。
追いかけてるうちに、感情を巨大アトラクションのように揺さぶられ、気づいたときにはそばで笑っているような、めちゃくちゃ思考とかが似通った「あこがれ」の存在
この日、久々に、現地で見届けることができた「喜多見柚」は確かにキラキラした、あこがれの存在として、僕の感情を大いに揺さぶってくれました。願わくばこれからも僕の感情を揺り動かすような活躍を期待したい、そう思っています。
さて、ここまでは回収できた推し絡みの楽曲について書いたのですが、それ以外でいちばん印象に残っているのが「S(mile)ING!」。
シンデレラガールズというコンテンツに触れはじめたのがそこまで早くないこともあって、信号機とも言われる3人のソロ曲は2曲目しか存在しないものだと思っていました。山下〇吾のせいです。あーあ。
大橋さんがひとりでステージに登場してこの曲を歌っている間、感動を通り越してなんというか、畏敬に近い。そんな感情を覚えました。
え?この日披露された「こいかぜ」?うーん、そのときは「この曲ってライブで聴けるんだなぁ〜」とヘラヘラしてたんだけど、それとは違う。
当然(いや、おかしいだろ、聞いてるか山下)会場では初めて聴くし、なんなら音源すら2年くらい聴いてなかったこの曲がめちゃくちゃ刺さったのは、自分の根っこというか好みがシンデレラガールズでいうところの「キュート」に寄っているところにあります。今はパッションの女2人が担当ですが昔はキュートのオタクだったんですよね。コンテンツの入り口もヤのつく性癖の宮城の女だし、年齢設定ガバガバ空手女とか鹿の国の巫女さんとか。、曲の好みもキュート寄りだし、それが高じて福岡のときは「キュートの曲」にフォーカスを当てて文章書いたし。
ただ、その「キュート」というくくりの中でも島村卯月というキャラクターはちょっと別格というか、そういう気持ちがあって。
僕のアイドルマスターのはじまりはミリオンライブなんですけど、コンテンツの中でASの13人を「推すことは決してない別格の存在」と無意識に線を引いていた、ということをどこかの記事に書いたことがあります。彼女の、島村卯月の立ち位置はそれに近い。これはコンテンツのドセンだから推さない、みたいなドルオタにありがちなナナメの考え方とはちょっと違います。ドセン推さない主義ならCから始まる新人声優育成コンテンツの推しにズブってないはずでしょ。
そういう「好き嫌いとかいうものさしが存在しうる余地のない概念」による、名刺代わりの楽曲である「S(mile)ING!」。
クール・パッションと並べると少し曖昧さのある「キュート」という括りとは、こういうものだと語りかけてくるようでした。それを歌い上げる島村卯月、
あなたはキュートの王様、いや、王女様だよ。
𝑲𝑰𝑵𝑮 𝑶𝑭 𝑷𝑹𝑰𝑵𝑪𝑬𝑺𝑺.
↑やりたかっただけ
さて、ここからは私情。
「キュートという曖昧な括りの体現者」としての島村卯月のステージを観ながら浮かんだことがもうひとつ。
「この女とユニット組んだんだよな、喜多日菜子……」
シンデレラガールズというコンテンツの看板を背負ってきた、あまりにも巨大な存在。
10年で(といっても、僕が見届けているのはその半分ほどですが……)「シンデレラガールズにおけるキュート」という概念のレールが幾度となく敷かれて複雑な路線図を作ってきましたが、その土台、というか。限りなく一本目に近いレールを築いた島村卯月と一緒に、新たなレールを作っていく一員として、喜多日菜子が選ばれた、その事実が急に実感となって襲ってきました。
2020年、5月ごろ。
ホントに運良く手に入れることができた、スターライトステージの島村卯月のSSR。
ただの「カードの写り込み」だと思っていたこの概念に名前がついて、曲まで産まれて。
「キュート」の概念そのものである島村卯月と、ちょっとクセのある、噛めば噛むほど味わいのありそうな(彼女の担当ではないので憶測の域ですがそんな感じだと勝手に思ってる。絶対一緒にいたら楽しいタイプだよね。「好」(ハオ)です。意外と。)「キュート」を持った宮本フレデリカ。彼女達と出会って、ぶつかって、肩を並べてステージに立って。その先の喜多日菜子がどうなっていくのか、ちょっとした期待が膨らみました。
そして最後、「always」。
虹ヶ咲学園シンデレラガールズ斜構同好会なので楽曲としては「恋が咲く季節」の方が遥かに好きだし、(実はいちばん好きな曲は「恋が咲く季節」という設定がある)いちばん思い入れのある総選挙の曲なのに、この「always」ばかりが披露されるのでライブに行かない普段はヘイト貯まりまくってるんですが、そのヘイト値をライブで聴くたびにリセットしていく、そんな楽曲。
僕の中の王貞治も「ライブのトリを飾る楽曲には格というものがあるだろう」と言っていますが、そういう「格」が伝わってきました。聞いてるか、格の無い楽曲を本編トリに持ってきたミリ…某コンテンツと格の無い18番を開幕投手にしたロッ…幕張の黒い球団。
???「本当に申し訳ない......」
さて、この曲。
あまりにも
「恋咲け…恋咲け…」(ボタンを押せ!!!)
ドヒュゥゥゥゥンシンフォギアァァァァ!!!キュキュキュキュイン!キュキュキュキュイン!キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュイン!
ポォロポポポポペペペペピピピピピーペペペペペペペペー♪
と念じ続けているせいで失念しがちですが(いや、したことないですけどね。)喜多見柚というキャラクターにとってはあまりにも重要な曲。6thライブでナゴ…バンテリン(爆笑)ドームの天空から見下ろしたときは、見つけるのに時間がかかってしまった彼女を、今回はすぐに見つけることが出来ました。あのときはまだ、彼女は「担当」ではなく、ひとりの「好きなキャラクター」。視座が明らかに変化していることを実感しました。
そこからは彼女を表現する武田さんの様子を見逃すまい、とずっと見つめていたのですが、いきなり演出が感情に鉄パイプと釘バットを持って襲いかかってきました。演者の上に浮かび上がるシンデレラガールズのキャラクター達。ふっ、と武田さんの直上を見ると、そこには、今日はステージに立っていないはずの喜多日菜子が浮かび上がってきました。
僕が「今、いちばん好きな、シンデレラガールズの概念」が4メートル四方にすっぽりと収まっている光景。なぜか滲んではいるけれど、しっかりと目に焼き付けられました。10thツアー最後の光景。190のキャラクターが居るコンテンツで、上手と下手に別れて全く見ることが出来ない、という可能性も充分考えられたのにこんな構図を見せられちゃったら込み上げてくるものもあるよね。今回の席じゃないと、今回のライブじゃないと、そして何より、僕じゃないと抱かないであろう充実感がそこにはありました。
4. オタクを辞められなかった俺は、しぶしぶ次に見たいものを考えることを決意しました。 ~今回のまとめ~
というわけで、この10thライブ。
「今回でもうアイドルマスターからは身を引こう」と思いながらのスタートでした。
そんなモチベーションのなかで「求めていたシンデレラガールズの詰め合わせセット〜喜多日菜子を添えて」を浴びて、あれよあれよという間に追加で2回も現地に乗り込んでしまいましたね。
コンテンツに触れはじめて、一度イヤになって離れて、リスタートしてから、ずっと濃い時間の傍らに居た喜多見柚、途中からギュッと凝縮して迫ってきた喜多日菜子。
特に柚は見ないまま今回幕を閉じちゃうんじゃないかな、と思っていたところに、リスタートしてからいちばんの熱量をぶつけた楽曲を引っ提げてやってきてくれました。
シンデレラガールズ10年の歴史の約半分くらいを触ってきましたが、その時間に置いてきた心残りはほとんどないと言っても良いでしょう。10thファイナルは振り返りの公演であり、オタク達の宿題が極力残らないようにするための配慮みたいなものだと思っていたので、ここは目的達成。
ただ、「ほとんどない」ということは、多少はあるということです。
僕にとってのシンデレラガールズを語るうえで外せない「アタマとケツ」。コレがすっぽりと味わえていないんですよね。
ケツというのは、今回わざわざ最初に付け加えた「ラビューダ♡トライアングル」のこと。まぁ生きてれば聴けそう。問題はアタマ。
アタマ、というのがこのコンテンツの最初の担当、中野有香のことです。そう、Day1行ってないから観れなかったんですよね。実は日菜子観れなかったことよりダメージ食らってるまである。下地さんの歌う曲のなにか、出来れば「ヒカリ→シンコキュウ→ミライ」をもう一度浴びたい、というのが本心。7th幕張では敢えて何も情報を入れずにこの曲を浴びたので。歌詞をしっかり叩き込んだ状態で中野有香という概念とバトルをする機会があれば良いな、と思っています。次は、俺が勝つー。
あとコレ。
柚の声が聴こえた第6回総選挙のシンデレラガール、高垣楓さん役の早見沙織さん🍁
— 武田羅梨沙多胡(たけだらりさたご) (@T_Larissa_T) 2022年4月6日
ずっと、楓さんの『always』をプロデューサーサンに聴いてほしかったから、一緒に歌えて本当に嬉しかったです
いつか、『恋が咲く季節』も一緒に歌えますように#シンデレラ10周年_ファイナルday2 pic.twitter.com/qKooAy2BYG
分かってんじゃん。もしかして中身俺?
さて、そんなこんなで感想はここまで。
アイドルマスターシンデレラガールズ、マジで小賢しい。
手を引こう手を引こうと考えるタイミングで投下する爆弾が効きすぎる。Instagramが得意な女性声優かよ。
節目ということで、シンデレラガールズというコンテンツを思い出すのはこのコンテンツを一度手放したとき。
未開拓の場所を掘り進めていくようなモノのハマり方しか出来なかった自分が、あのとき真っ直ぐにコンテンツを推していたら。きっと今の自分は無かったと思います。このコンテンツのせいでデカいコンテンツに触れたら取り敢えず斜に構えるスタンスが構築されたと感慨深いものがありますね。この化け物を産んだ責任は取ってもらいましょう。
そんな化け物から、シンデレラガールズ。貴様に一言、絶対に伝えないといけないことがあります。
喜多見柚と喜多日菜子のシンデレラマスターをソロ2曲目で出してくれ。なんなら道明寺歌鈴も出して貰えると泣いて喜ぶ。jewelriesも忘れるな。それが叶ったら文句も言わず拍手してやるし、坂上の靴でも山下の靴でもなんでも舐めてやるし、斜に構えたりTwitterで悪口言ったりしない。それまではコンテンツの裾引っ張り続けてやる。
数年間コンテンツを追ってきて、色んなオタクの、色んな夢が叶ってきた瞬間を見届けてきたので、ちょっとくらい僕も欲張っても良いと思ってます。よろしくお願いします。
ホントにコレで終わり。
オタク達、次の現場でお会いしましょう。
ーーーーーーーーーーーーー☆クソ写真のコーナー☆ーーーーーーーーーーーーーーー
俺の初日は、ここ。
この駅でスマホ落としました。
すいません、何しにきたんですか?
怖い集団に囲まれたついでに怖い写真を撮影しました。
DAY3。
オタク、また現場で会おうね。
池袋で最後に見つけた、私情のたくさん詰まったサイネージ。あなたたちのこれからを遠くから見守っています。多分、遠くから。いや遠いからね?!
春、出会ってしまった新しい沼 #6人目 #推し #カワイイ
アローラ!
ぴぃ高と申します。
暦の上では3月。そろそろ本格的に春が近づいてきていますね。
そう、カスみたいな季節こと、春です。
目は痒いわ鼻は詰まるわ、人体に対して無限の苦しみを強いる生き地獄。どれだけ木材として人類に使われることに恨みを持ってるんですかねあのスギとかいう生き物。
地元にいるときは世界遺産にこのクソ植物が認定されているせいでスギという単語を見るたびに舌打ちが止まりませんでした。
そんな季節、春。
世間ではよく「出会いと別れの季節」と言われています。
振り返ってみると、一般的なイニシエーションはそうとして、
推しバンド、Base Ball Bearのギタリストが脱退したときとか、
適当に申し込んで握ったチケットで初参戦したDIALOGUE+とか、
春休み、クソ暇だな〜と思って触った諸悪の根源グリー版ミリオンライブとか。
今の自分の根っこを作ったコンテンツや趣味の出会いや別れも春に集中しているような気がします。
そんな季節に、新たに出会ってしまった沼がコチラ。
変えられなかった運命
どこまで行ってもお前は犬
一生ソシャゲに囚われてろ
はい。ついに始めてしまいました。ウマ娘。
周囲のオタク複数人に言われました。「絶対やらないと思ってた」と。俺も。
「モデルが実在の動物なのに欲情する人類ヤバすぎ、どれだけ業が深いんだよ」とか
「妄想垂れ流すだけのアカウント狂いすぎだろ」とか色々とヘイトスピーチを垂れ流したり、
「事前登録長すぎだろ笑笑」
「どうせCygamesだし集金集金」
「野球のないパワプロはシャニマスと同じで飽きるんよな〜」とかやってもないゲームを鼻で笑ったりしてましたが、
正直すまんと思ってる。
待たせた分、時間があるときに触る分には普通に面白いゲームになってますね。一年遅れてTLの人々のような感想を抱いている次第でございます。
そんなウマ娘、ここまで狂ったのは当然要因があります。
もうお分かりでしょう。
スキル「外跳のマエストロ」発動ー。
松中信彦選手もビックリしてセカンドゴロを打ってしまうくらいには性癖ど真ん中、そんなキャラクターがこの世にまだ存在するんですか?と言わんばかりのデザイン。
それが彼女、カレンチャンです。
久々にビジュアルで一目惚れしましたね。某コンテンツのツインテールで犬飼ってる箱入り娘の元推しキャラクターくらい久しぶりです。え?ということは遅かれ早かれ手放すんじゃない?と考えてしまったのは内緒。
カレンチャンのビジュアルが刺さってしばらくは「え〜かわいいね〜デュフフ〜」とキモオタスマイルを浮かべながら、ナイスピクチャを「おいっす〜」と言いながらリツイートするだけでした。
ソシャゲ、特にCygamesはKONAMIの次にカス企業なので。「プレイすることなく、遠目から見ておこう」というスタンスでいたのですが。
ソ廃はキャンペーンという文字に弱いので釣られて始めちゃいました。一周年が良いタイミングで来るのが悪い。
さて、ウマという沼に引きずり込んできたこの生き物について。
ホームで触ってるだけで存分に可愛い。何コレ。お兄ちゃん呼びキャラクターそんなに刺さったことないんですけど、新しい性癖の扉を開かないでくれ。
キモい感想は掘れば掘るほど出てくるんですがそれはTwitterとかいうゴミ箱に置いといて…
このカレンチャンというキャラクター、ビジュアルだけでなくシナリオもとても良かった。
めちゃくちゃ簡単にまとめれば、カレンチャンは「『カワイイ』をキーワードに、一番になりたい、誰よりも!」といった矜持を持った女の子。そんな彼女を、トレーナーという立場からサポート、応援していく、というもの。
「是非、手に入れて読んでいただきたい」という気持ちがあるのでネタバレをギリギリ回避するように、僕的ここが好きポイントについて話すと、
・カレンチャンの「見られる自分」と「見て欲しい自分」のギャップ
・カレンチャンが「カワイイ」と言ってもらいたい「対象」の「ミクロ」と「マクロ」が変化していく様子
めちゃくちゃ抽象的な表現になってしまい申し訳ないのですが、ここに注目していただきたい。きっとメロメロになっちゃいます。俺はなった。ズブズブだよ。
そんなカレンチャンのお話を見て「ウマ娘、恐れ入った」と他の女にも手を出してみたのですが、え、何コレみんな良くね?そりゃ覇権コンテンツになるのも納得ですわ、という感じ。
手を出した中で特に良かったのがアドマイヤベガ。通称アヤベさん。
カプ厨アンチ、百合同人誌の売り子をしていた癖に百合苦手という立ち位置を保ってきた僕にとって、彼女のストーリーに触れることを最初はとても警戒していました。何故なら彼女はカレンチャンと「寮で同室」。もしかしたらとんでも地雷引いてしまうかと思いましたが、
なんだコレ。アツすぎる。スポ根の世界じゃん。ドラマでも見せられてるのかな?
同室のカレンチャンはあくまで彼女のストーリーではアクセント。(ただ、カレーの福神漬、うどんの天かすに匹敵するくらいの必須パーツではある)
同じ世代に競い合った仲間たちの中に絶対いる感じの寡黙なタイプのキャラクターがオープンになっていく過程って王道だけどホント良いよね。
ということで、すっかりウマ面になったというお話でした。
こういう育成タイプのゲーム、パワプロじゃんパワプロじゃんと言いながら根っこでは全然異なるのが、「主役が誰か」ということ。
あの野球ゲームとシステムは似通っていても、主人公はあくまで「ウマ娘」たちであるところが全然違うところなんですよね。そこに気付くのがものすごく遅かった。何年も同じようなゲームに触れては捨てを繰り返していたのにね。反省。この感情を持った今ならシャイニーカラーズも真面目に出来るんじゃないですかね?いや、やらんが。
二次元キャラクターではCUE!の六石陽菜との出会い以来、2年ぶりに心を掻き乱されている感覚があります。こうして新しい良いものを見つけるたびに、今までの推し遍歴みたいなものを振り返ってみると、「あっ、俺の好み、分かり易っ…」と思ってしまいますね。特にこの場所に文章を書き始めてからは顕著。ビジュアルだけでなくキャラクターの内面もそう。
アイドルマスターというコンテンツで楔のように刺さってる喜多見柚、喜多日菜子というキャラクター。
そんな彼女たちを「足して2で割ってちょっとスパイス足したような感じの女がアイドルコンテンツ以外で出て来ない限り、推しは増えないだろうな〜」とか思っていたらいつの間にやら2人(片方は人と呼んで良いの?)増えちゃいましたね。
シンデレラガールズもデレステが一周年を迎えたときくらいに始めたし、CUE!もツボに入ったきっかけは一周年ごろのライブの配信を観たことだし、今回の件もそう。一年くらい経過したコンテンツに取り憑かれるジンクスでもあるんでしょうか。サトイモ(サトノダイヤモンド)に是非破っていただきたいものです。
まぁウマのおかげで別のソシャゲを辞められそうになったので良かった。うんうん。ソシャゲはスマホにひとつまで‼️
Cygames「お前、逃げられると思った?」
僕「ひひ〜ん😭😭😭」
かしこ
久しぶりに浴びた、好き「だった」ミリオンライブ!
〜警告〜
今、アイドルマスターミリオンライブが好きな人は、絶対にこの文章を読まないでください。
斜に構えた思考がウザすぎて、主のことを殴りたくなってしまいます。
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アローラ!
ぴぃ高と申します。
世間はバレンタイン。
チョコレートの甘い香りがそこら中から漂ってくる季節になってきました。
去年までは女性比率多めのアルバイトをしていたのでなんだかんだ義理の山、ギリキザンを築いていたのですが、今年は望み薄、ということで寂しく過ごしております。
ただ、チョコレートは、甘いだけではなく。
甘さ控えめで、苦いものもあります。
今回はそんな、甘さ控えめな気持ちを味わったお話。
本命から義理に気持ちが動いていくアトラクションに乗ったつもりで読んでいただけると幸いです。
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と、いうことで。
前置きに書いた通り、少し暗めになってしまうかもしれないが、思ったことを素直に書いていこうと思う。
文体が変化したことやタイトルで察した方も多いだろうが、今回テーマにするのは「アイドルマスターミリオンライブ」についてである。
今回はその周年ライブ、「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 8thLIVE Twelw@ve DAY1」に参加した。僕自身実に2年半ぶりの「ミリオンライブ」の現場であったのだが、この2年半の空白の間に、このコンテンツに対する前向きな気持ちは、多少の振れ幅はあれど薄れていってしまっていた。
そんなライブに何で参加することになったのか。
そう。「なんとなく」である。
敬虔な信者、顔面アルファベット、2階3列4番予備軍と名高い皆さんが「行きたくても行けない人がいるのにこんな人がチケット持ってるのが許せない‼️‼️」と叩く対象のなかの1人が何を隠そう僕である。
いや、すまぁ〜ん!!笑笑
WEB先行なんてんなもん当たるワケ無いやろガハハ〜w、P's LIVEの前日暇だし冷やかしに行ったろ〜wwwとか思いながら適当に申し込んだらクレカの枠減ってて爆笑しちゃった。誰が出るのかすら結果の日まで知らなかったわ。
まぁ、そんな軽い気持ちで握ったけれど、「手放す」という選択肢は不思議と湧いてこなかった。
このブログにも何度か書いたように、このコンテンツにとって「客では無い」し、
「軽い失望」までしてしまった僕だが、
今の「好き」に至る「入り口」、
すなわち「初めて触れた"アイドルマスター"という概念」である「ミリオンライブ」を見届けずに、コンテンツ全体から離れるのはなんかモヤモヤする、という気持ちが産まれたのがその大きな理由である。
(沖縄公演の中止のせいで末端にまだしがみつくことになりそうなのはなんとも皮肉なことだが……)
そして当日。
ジャラジャラした音を立てる缶バッジ。
TPOを弁えずデカデカとキャラクターがプリントされたTシャツを着用して電車に乗り込む人類。
それらを鼻で笑いながら、会場に向かい、
コンテンツを通じて知り合った友人達と再会。
馬鹿話の中で、会う人の半分くらいに「え?何でチケット持ってんの?」と言われ、コンテンツから離れている今の立ち位置を思い知らされ、実家に植えてある渋い柿を食べたような気持ちを味わいながら入場した。ちなみにこの日は入場前にホールケーキを食べたので口は甘かった。何故か?ママの誕生日だから……
なんなんすかね、これ
気を取り直して。
今回のライブはタイトルの通り、「出揃ったCDシリーズ楽曲の発表会」になるだろうな、と考えていた。
その発表会の主題となっていたのが、僕が意図的にコンテンツから遠ざかるきっかけとなった「MTW」シリーズであった。
このシリーズについては各所で「酷い」だの「弱い」だの悪評が広がっているが、僕の意見としては「ちゃんと聴いてみるとそこまで悪くない」と思っている。
それなら、なぜこのシリーズを機にコンテンツから距離を置いたのか、それは僕が「ミリオンライブを好きだった理由」と相対している流れが、このシリーズの開始とともに生まれてしまったように感じてしまったからである。
まぁ詳しくはこちらの前半をご覧ください、としか言えないんですけど。
……コイツ「行かないと思う」って結局行ってんの面白いな。
そんな「離れる」きっかけとなった楽曲の「発表会」。順を追って振り返ってみる。
オープニング演出を終え、「扉開くな!扉開くな!扉開くな!」と念じていたら突如現れた「ボタンを押せ!!!」の文字。初手の全体曲を警戒していたところに不意打ちでやってきた「百花は月下に散りぬるを」。初手でパチンコの曲を持ってくるとは恐れ入った。
左手にスマホ、右手にレバーを持つサビの振りコピを一通り楽しみMC、B面曲。
そしてユニットの最後に披露されたのが「侠気乱舞」。
ここで今回のライブが「ユニットごとに既存曲から一曲ずつカバーとして披露される」構成であることを察した。
この楽曲を浴びて心からデカい叫び声をあげた6th福岡公演のことが思い出され、懐かしさが込み上げてきた。
当時の「レイズ終わった、残りの歌唱メンバー誰だ???朋花、ロコ、ジュリア、桃子……ジュリアと桃子?!メンバーもTAメンツ…アレしか無い!!」とイントロの直前に電流が走った感覚。
その日以来に浴びた侠気乱舞。
ここでようやく、最寄りのPIAの台の前で揺れている状態から、「あ、ミリオンライブの会場に入ったんだ」とスイッチを入れることができた。
そのスイッチが入った状態で突入したのが、「miraclesonic★expassion」のステージ。MTWシリーズにおいて、大好きと公言している数少ないユニットのひとつである。
今回は上田さん、戸田さんが不在ということもあり、浜崎さん、角元さんの2人による披露となった。
しかし、2人ということを全く感じさせない素晴らしいステージだった。自然と拳を突き上げてしまった「My Evolution」、ジャンプの着地地点が椅子の真上だったため、「椅子の上に立つ」というレギュレーションにはじめて違反してしまったくらい楽しかった「絶対的Performer」。俺はコレを浴びに来た、と言っても過言ではないくらい楽しんでしまった。
極め付けはカバー枠で降ってきた「Sweet Sweet Soul」。
ダンサブルな楽曲がやってくるんだろうなぁと袖まくり、水をひと含みし構えていたところに突如襲来したshinnosukeのバキバキのtrack。たまんねえよ。
ちなみにコレはこのライブの前日に用意した予習リストなのだが、まさかこのリストがそこそこ的中するとは思わなかった。おかしいだろ。
シンデレラガールズにおいて「コレを聴いたら他界リスト」を作っていることは以前書いた記憶があるのだが、ミリオンライブでも一応そのリストは存在していて、そのリストが思わぬ形で埋まった瞬間であった。
さて、ユニットに少しだけ話を戻して。
この「miraclesonic★expassion」というユニット、予想にない組み合わせから展開する化学変化、とも言えば良いのか。そういうものを感じさせてくれるところがとても良い。
特定のカップリングを好きになることが殆ど無い僕にとって、この化学変化が多く「起きていた」ことこそ、このコンテンツが好きだった理由なんだろうなとしみじみと考えてしまった。
今は比較的そっち(カプとかに縛られない)寄りだって?もうひとつの「求めてない」ことが起きてるから惹かれないんすよね……
というわけでお次は「TIntMe!」。
周りのオタクとの評価にギャップをすごく感じてしまう子供3人のユニット。A面はあまり印象に残っていない。恵子、綺麗だね……Twitterも練習してね……
このギャップの大元にあるのは「背伸びしても、届いていない」3人のキャラクター像でしか、彼女たちを見ていないところにある、と考えている。
特に2周年、6thのノリそのままに周年イベントをやる、という決断をした思い入れのある、周防桃子というキャラクターに対してはその傾向が顕著である。
まぁ、言ってしまえば個人のエゴで「成長しなくていい、しないでくれ」って思ってるキャラクターが「前に進もうとして、実際に成長してしまった」のがイヤだったんでしょうね。オタクめんどくさ。
そういうキャラクター達が歌う「dear…」に少しばかり抵抗を持ってしまうのは仕方がないことなのかもしれません。着席ポイントひとつめ。
まぁ、コミュもドラマもすっ飛ばしてるのでこのユニットとして彼女らがどうなったのかを知れば意味が分かるんだろうね。
「ライラックにつつまれて」はとても良かったです。ステージ着席系のバラードはやはり映える。
そんな子供たちの出番が終わって出てきたのが大人たち、「ジョジョの奇妙な冒険」「Sherry'n_Cherry」。
「嘆きのFRACTION」、ホント久々に聴いた。
たまにミリオンライブの曲聴いたりしてもシアター組のソロしか聴かんので……
高橋さんはまぁ言わずもがな歌うますぎなんすけど、山口さんなんか歌い方めちゃくちゃ変わってる気がした、気のせいですかね。
次に登場したのが「≡君彩≡」。
実はこのユニットも好きだったりする。理由はお察しの通り。さっき書いたのと同じような感じ。
持ち歌2つ、非常に良い。綺麗。余計な音が無い。洗練された感じと、徐々にビルドアップしていく構成。俺と森くんしか知らん某バンドの好きなとこと一致してるんですね。
1番のサビ前の松田パートはめちゃくちゃ良い。Thank You!とMCの奇行ばかり目立つけどあの歌い方でしっかり表現できる村川さんをもっと語るべきだと思うんすよ。なぁオタク。そんなんだから一生ありがサン…とかいうの引きずる馬鹿が溢れるんだよな。
ソロ3-4曲目あたりで泣き曲を覚えた感じがめちゃくちゃ伝わる、そんな松田亜利沙の表現者に拍手を。
木戸さんがMCで少しふれていた矢吹可奈の成長について。「パンとフィルム」の最後のパートでめちゃくちゃ意識して歌ってるんだろうな、と感じられました。
ゆきよは美人。
このユニットのカバー曲は「プラリネ」。
色んな回botの「ギター持って出てきたときに「プラリネ来いプラリネ来いプラリネ来い」って言ってたらホントに来た回」がこの日。
ジュリアのプラリネじゃない、ユニットのプラリネとして独立したアレンジになっていて、原曲も当然好きなのですがコレもアリだなぁと頭を抱えることになった。ちなこれも他界リスト。
最後のユニット、「オペラセリア・煌輝座」
実は評価が上がったのがコレ。
キャラクターとして演じながら、キャラクターが劇中でも演じている、という二重の演技。この難しい要求を表現できるのは流石、と言ったところ。
特に香里さん。
「MUSIC JOURNEY」は桜守歌織であり、演じている男役としても歌わないといけない箇所だと思うのだが、その難しさを、難しく感じさせない凄みを感じた。「発表会」のエンドロールとしても、「オペラセリア」のエンドロールとしても良い締めくくりであった。
こういう劇中キャラクターによる劇、という投票シリーズや夜想令嬢-GRAC&E_NOCTURNE-で示した「こういうことも出来るんだぞ」とたまに投げかけてくるところは「好きなミリオンライブの要素」だなぁと感じた。
そして発表会が終わり、矢継ぎ早に楽曲がくるパート。
「リフレインキス」の人選とか全裸待機していた「Decided」が拾えなかったことは非常に残念ではあった。もう二度とオリメンでやる気は無いんすかね。悲しいよ山下。
もちろん満足する箇所もあった。「fruity love」「G♡F」「ラ♥ブ♥リ♥」。神の作りし楽曲達。演者なんて見向きもせずに一生音の中で踊り続けていた。楽しかった。
ただ、楽しかっただけに最後の楽曲「ショコラブル*イブ」には落胆してしまった。
この楽曲に落胆してしまったポイントは3つ。
まずはこの曲が「本編最後」であったこと。
実はミリオンライブの「全体曲」が大好きという設定があるので、それが拾えなかった不満がひとつ。
そして「最後の歌詞」。
この曲の最後は「好きです、付き合ってください」というフレーズで終わるのだが、このフレーズを聴いたときにクソデカい溜息が出てしまった。
このコンテンツのキャラクターは好きだけど、そのキャラクターに「告白」されるのがゴールなら、ギャルゲーでもやるわ馬鹿がよ、しょうもな……と本気で思ってしまった。
最後にこの曲が「あまりにも普通のアイドルソング」だったこと。
この曲、多分歌おうと思えばアイドルと名のつく職業の人間なら誰でも歌えてしまうし、Vtuberがカバーしても叩くオタクいないんじゃないかな、と思うくらいには「普通」の曲だ、と感じてしまった。僕が「このコンテンツが好きだった要素」を全く感じられない、空虚がそこにあった。
その空虚を引きずったまま聴いた「Harmony 4 You」。これは別の意味で空虚であった。
コンテンツへの熱が全く無くなり、冷めきってしまった時期の周年曲。「音がいいな~」以外の感想が出てこない自分に「変わっちまったなぁ、、、」としんみりしながら、これまでミリオンライブに触れてきた日々のことを考えていた。
親の端末でGREEのゲームを触っているなかで、偶然出会い、
「どうせアニソンみたいなもんやろw」と考えて触れた、曲の魅力に憑りつかれ、
キャラクター、世界観の良さを実感し、
いろいろな人と出会い、
そして、離れていく。
この日々はなんだかんだ楽しかったし、この日、この空間にいたことも、内容に多少の不満はあるとはいえ、「楽しい」と感じられている自分がいた。
アイドルマスターミリオンライブ、長らくありがとうございました。
最後の「Thank You!」
「ありがとう」を最後に高らかに伝えられる、このコンテンツの最大の強みだけは、せめて消えずに残っていて欲しいものである。
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ということでこの日の感想は以上です。
なんだかんだ行ってよかったなと思えるライブだったと思います。
少なくとも、気持ちの整理をつけるには充分。
次は武道館らしいですね。
一緒に行ってくれるお友達が居てくれればまぁ、考えるかな。
ということで。お目汚し失礼しました。
僕の汚れた目はこの日の翌日、推しちゃんのおかげで浄化されたので、皆さんも早めに目を洗ってくださいね。
それでは。
ぴぃ高
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~クソ写真のコーナー~
この日のおもちゃ
ピクニックに来たのかな?
現場違いの持ち物はやめていただけないだろうか……
千紗……好きだよ……
「簡単に好きなことは変わらない」ことを突き付けられてしまった話〜「喜多見柚」そして「道明寺歌鈴」
アローラ!
ぴぃ高と申します。
突然ですが、2022年1月26日は何の日でしょうか?
そう、テレビアニメ「CUE!」の主題歌CDである
AiRBLUE「スタートライン/はじまりの鐘の音が鳴り響く空」の発売日です。
16人それぞれにパート、歌詞の振り分けの二面からスポットを当て、「かつてない疾走感を感じさせる5分半」を与える「スタートライン」、
一歩目の大事さ、その一歩目から先のスピード感を丁寧に描写した「はじまりの鐘の音が鳴り響く空」。
コンテンツの新たなはじまりを彩る素晴らしい楽曲となっています。
当ブログをご覧の皆さんは既に手元にお持ちかと思いますが、
……まさかお持ちでない?
分かりました。2月の現場でお渡しします。
と、ここまでスキップ不能の広告を流してきたわけですが、ここからが本題。
明らかにアイドルマスターシンデレラガールズの話をしそうなタイトルで別コンテンツの話をしたワケ、なんですが。
このCDのカップリング曲として収録されている「空合ぼくらは追った」という楽曲があります。
この曲は書く書く言いながら結局世に出していない記事のテーマである「CUE! Reading Live ~Wind&Moon」で初披露されました。
この日まで丹念に暖められた優しい時限爆弾、思い出ボム、追い討ち、無慈悲。そんな言葉が似合う破壊力。当日終演後はズイタウンの先にいるコダックの如く頭を抱えていました。
そんな曲の「セイポ」(精神が破壊されて床になっちゃうポイントの略)が、今回の記事のタイトルになっている「簡単に好きなことは変わらない」という歌詞。
2021年、ポニーキャニオンから提示されたセイポ概念ランキングで「どうしようもないくらい今が好き」と並んで Tier.1に位置付けられているこのフレーズ。
「好きだけど手放した」
「好きだけど離れざるを得なくなった」
「好きだけど離れようと思ってる」
そういった「好き」な何かと距離を置く決断をしたことがある(現在進行形でしている)僕のような人間には突き刺さって抜けないものになっています。
さて、ようやく本題。
今回は「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! 」のトロピカル(沖縄)公演について文章を綴っていきます。
本来であれば現地参戦する予定だったのですが、昨今の情勢でオンライン開催となったこの公演。
コンテンツの推し、(担当って言わないとダメぇ?)「喜多見柚」のソロ楽曲「思い出じゃない今日を」を見届けて、コンテンツの呪縛から逃れる、という計画が崩れ、僕が現在書いている「コンテンツから離れるための卒業論文」の完結が遠ざかりました。
うーん、留年!笑笑
はい。いつも通りのナナメ視点からスタートですね。仕方ない。こういうスタンスでしか生きられないので。
現地に行って見たいものを見届ける喜びが日常に戻りつつあったなかでのオンライン開催。
それでもこの2日間を見届けたあとは、「あ、見れて良かったな……」という気持ちになっていました。
その気持ちの根源は「簡単に好きなことは変わらない」と感じられたことにあります。
その「好きなこと」というのが、
担当である「喜多見柚」であり、
少し疎遠になっていた、担当と言うにはなんか違う、という立ち位置にいるキャラクターのひとりである「道明寺歌鈴」。
2人のキャラクターに対して、言葉をギュギュッっと絞り出していこうと思います。
・喜多見柚 〜気づいたときには、救われていたかもしれない、そんな女の子。
アイドルマスターシンデレラガールズというコンテンツを、「もう一度」追いかけたいと思い始めてから3年弱。
この期間に4人のキャラクターに対して大きな感情を持って接してきたのですが、いちばん熱を持っていたのは彼女だと思っています。「推し」と冠している概念や存在に順序をつけるのは好きじゃないんだけど、質量はあきらかに違う。大人になったら(社会人になったら)緩やかにフェードアウトしていくんだろうな、と思ってたらあんなことが起きたし。
あんなこと↓
イキリ終了。
さて、喜多見柚の話。
このコンテンツを追いかけていて、何度かよくわかんないくらい泣いた経験があるんですけど、ライブ以外でわけわかんなくなるくらい一生泣いてたのは上の記事にある、彼女のソロ曲が世界に放たれた瞬間だけかな、と記憶しています。
それくらい感情を揺さぶられたキャラクターのソロ楽曲「思い出じゃない今日を」。
この曲の初披露となった「Happy New Yell」以来、僕の音楽ライブラリから出禁を食らうことになるのですが、その日以来実に一年振りにこの曲を聴きました。普段から聴けるわけねえだろこんな曲。点滴のかわりに催涙ガス流してるようなもんだぞ。
一年振りに聴いたイントロで、突然発狂する患者に変貌し、終わる頃にはもう息も絶え絶え。マスク・ド・マスキュリンに鼓膜を潰して卍解を対応されたときの三番隊隊長さんくらいあっさりと地に伏してしまいました。
途中のカメラワーク。武田さんのシルエットだけを映し出したと思えば、後ろに回って背中を映し。ステージに立つ時間が長くなればなるほど解像度が増していくパフォーマンス。フィニッシュは「柚として」の少し照れが入ったような台詞。
全体的に夏を思わせるセットリストの中に、彼女が吹き込んだ冬のはじまりの風が、撫でるように優しく通り抜けていきました。
この楽曲、初見のときに絞り出した感想メモに残っていたのが、
これ聴いたときに「これ喜多見知らんと書けないだろ」って思った
という一文でした。
この答え合わせが武田さんの今は亡きフリートであったり、「マジカルエキストラタイム」という場所であったんですけど、
案の定でしたね。そういう人しか書けない。
彼女の「実は割とヒキで周りを見てる」ような内面と、「とにかく元気!」なパブリックイメージとの「差」があること。
「このキャラクターなら、コレ!」という、いわば「象徴するアイコン」が喜多見柚というキャラクターに浮かびにくいこと。
そういう触れていなければ分からない、立ち止まって彼女を見つめなければ気付かない、少し間違えば欠点になりかねないポイントを拾い上げて、とんでもない劇物を作り上げたsteμさん。
そんな曲を、「ステージで歌うなら、柚なら,絶対泣かない」ように、笑顔で歌い上げた武田さん。心なしかHNYの時よりも柚の解像度が上がって迫ってくる感覚がありました。
お2人にはマジで足向けて寝られません。寝てるときの方向教えてくんね?女性声優の寝てる方向リストとかまとめてる人がいたらご一報ください。
さて、大量の尺をソロに割いたわけなのですが、彼女の楽曲でどうしても言及しなくてはならないものがもうひとつあります。それが両日披露された「パ・リ・ラ」。
「思い出じゃない今日を」が、彼女の内面を映しているものだとすれば、この「パ・リ・ラ」はどちらかというと外に映る姿、「パブリックイメージ」的な印象を与える楽曲。
彼女が深く内面を晒すフェーズから、周囲の人々を「楽しい」の渦に巻き込んでいく彼女の「アイドル」としての在り方を再び示していくようになる、というちょっとしたドラマのような転換点を感じずにはいられませんでした。
その転換点に、彼女というキャラクターに与えられた「BomDia!」という新たな「ユニット」としての枠組み。
彼女にボイスを付けようと出来る限りのことを頑張って、ボイスが付いて。
そこからちょっと隠居するんですが、そのときも続けてひっそりと願っていた「スターライトステージ発」のユニット楽曲。「あんなこと」が無くても、きっと思い入れのある楽曲になっていたのではないでしょうか。
こんなに明るく楽しい曲なのに、1日目に聴いたあとには産まれたての子鹿状態になっていました。踊りながら泣いたのは生まれて初めてだよ。え?2日目?4分間踊り続けてたので全身筋肉痛だが。
いつか5人揃ったところ、観たいっすね。こうして他界他界詐欺は続いていく......
産まれたての子鹿状態から帰ってきたあと、MCでの武田さんのひとこと。マジでうろ覚えですが「柚に救われる人がいれば、」みたいなニュアンスの話をしていました。
なんというか、その。
キャラクターに救われる、みたいな感覚。
自覚したことは無いですが。
追いかけてるうちに、感情を巨大アトラクションのように揺さぶられ、気づいたときにはそばで笑っているような、めちゃくちゃ思考とかが似通った「あこがれ」の存在。それが僕にとっての「喜多見柚」。
そんな彼女に、もしかしたら「救われていた」のかもしれません。
あ、どっかの顔面アルファベットのバケモノが言ってたようにうつ病が治るほど大層なもんでもないっすよ。そこまで握られては無い。
・道明寺歌鈴 〜彼女を見て、言葉を紡いだ2年前から、ここまで。
時は巻き戻り、2020年2月。
シンデレラガールズ7thLIVE大阪公演。
この日「いちばん見たかったもの」が、「道明寺歌鈴」でした。
そのときに書いたブログがコレ。この人すごいですね。歌詞もコミュも思ってる以上に読んでるしさぞ今も顔面アルファベットであることに「誇り」を持っているんだろうなぁ……
まぁ自虐はこれくらいにして。
この日以降、道明寺歌鈴というキャラクターから徐々に距離を置くようになります。
就職活動とかいう回避不可避のイベントのために、ライブへの参加とか、ゲームに対して、この日で一区切りと決めていたことも手伝い、その時点で見たかったものは全て見届けられた、という満足感に支配されたんですね。
ここから語られるのは、そこから先のお話。
先の文章を書いてから、程なくして、道明寺歌鈴というキャラクターに起きた大きな出来事。それが高森藍子とのユニット「インディゴ・ベル」による「ほほえみDiary」という楽曲の誕生でした。
特定のカップリングを好きになることが滅多にない(なんならこのコンテンツの担当二人並べて「キタキターズ」とか言ってるのもそこまで好きじゃない)、百合本の売り子をしていたクセに百合が苦手、そんな人間の僕が、例外的に「好き」と言える2人ユニット。ひとつは佐久間まゆと喜多日菜子の「ドリームアウェイ」。もうひとつが「インディゴ・ベル」です。
この2ユニットのツボはどこか、と言われたらすごく曖昧な表現になるのですが「ギリギリ共依存になりかけだけど女の子同士の過度のイチャイチャ的な関係性が排除されたライン」を持っているところ、ここに尽きます。わかりやすく言うと、めちゃくちゃ「距離感が良い」。
そういう特別な見方をしているユニットの楽曲。いずれ来たらできる限りスターライトステージのイベントも頑張りたいな、と思ってました。
そう、頑張りたいと思っていた、ということは、頑張れなかった、ということです。
この時期はメンタルも体調も絶不調でとてもゲームに割ける自分のなかのリソースが無く、「なんでこのゲームやってんだろ......」と本気で思いながらイベント期間を過ごしていました。不埒なCANVAS?知らない子ですね......
あれだけ楽しみにしていたのに、満足にできなかった後ろめたさはありますが、
「聴きたかった、求めていたインディゴ・ベル」を「ほほえみDiary」という楽曲が提供してくれました。
ちょっとの心残りと、それを上回る満足感が、人を次のステップに進ませる、とはよく言ったもので。
このイベント以降、道明寺歌鈴というキャラクターについてめっきり言及しなくなりました。別のコンテンツに新しい女を見つけたのもちょうどこの頃。何かに手を伸ばしたら、抱えているものが手からすり抜けていくように、彼女に対する熱が冷めていきました。
と、言いつつも。
供給があると多少は推していた人間の顔付きが戻ってきてしまうもの。
新年明けて一発目の限定SSR。
知ってた。アナスタシアと大槻唯はそれぞれ4枚ずつ出たのでマジでCygamesは遠隔操作悪徳ヘイトゴミ企業。KONAMIの次に倒産して欲しい。
そして、新年ライブ「Happy New Yell」。2日目のトップバッターで披露された「義勇忍俠花吹雪」、そして「ほほえみDiary」。後半にとんでもない爆弾があったせいで記憶が薄いのですが、それぞれのユニットのピースとして動く歌鈴というキャラクターを見届けました。この公演のBD?未開封だけど……
そして、21年の3月末に「満願成就♪巫女の神頼み!」というソロ曲の誕生。
マジで待ってた。待ちすぎてキャラクターのことを推してるのかどうか怪しくなる立場になってしまったくらいにはずっと待ってた。
シンデレラガールズ劇場のアニメ経由で発表されたソロ曲の作りの良さを感じられる、聴いたら道明寺歌鈴というキャラクターがポン、と浮かび上がる、そんな楽曲。頭を抱える患者になったことを覚えています。
ただ、この曲が誕生したことは、自分の中の「アイドルマスターシンデレラガールズ」というコンテンツに対する「終わりの始まり」でもあります。一度でも「担当」と意識したことのある4人。その全員にソロ曲が生まれた。ひとつの区切りを迎えた瞬間でした。この区切りを迎えていなければ、「コンテンツから距離を置く」という選択肢はなかったと思います。
担当じゃなくなったキャラクターに対する、唯一の「未練」。
キャラクターのことが「好き」である証左。
今回のライブの2日目に、その楽曲「満願成就♪巫女の神頼み!」は披露されました。
公演の共通衣装の上から和を感じさせる衣装を一枚羽織って登場した新田さん。もともと持ち合わせている、道明寺歌鈴というキャラクターを演じているときの「そこにキャラクターがいる」感じが、より強く感じられました。
歌鈴というキャラクターのアイコンをふんだんに(バナナまで入ってるのは初見のときホントに笑った)盛りこみつつ、「アイデンティティ、ルーツ、ドジという欠点、全てを応援してくれる人の幸せに還元したい」という決意表明と、
1番の歌詞では「神社のお掃除をしている」普通の巫女が、「巫女でアイドル」になっていく、時間経過を感じさせる歌詞。
勝てるわけないんだよな。次の曲(Last Kissとかいうバケモン)のイントロですぐ蘇生したけど。
ソロ曲の他に道明寺歌鈴の見せ場として言及したいのは、Day1のユニット曲2つ。
まずは「ほほえみDiary」。
HNYよりも近づいた距離感で披露された2人のパフォーマンス。1年間の慌てず、急がず歩いてきたユニットとしての堆積を感じさせるものでした。
そして「夏恋 -NATSU KOI-」。
2年前の大阪で披露された「Max Beat」。それ以上のデカい声が出てしまったポイントでした。それそれそれそれ!!
「可惜夜月の文脈を超えた「かっこよさ」の会得」を感じた大阪以来のクールな道明寺歌鈴の姿。しかも遠山明孝サウンド。切なげで刹那げな夏の一瞬を切り取った楽曲を歌い上げたあとの余韻はたまらないものがありました。
この2日間、
待ち侘びていた楽曲を、ユニットとして。
オリジナルメンバーではない楽曲を、新たな一面を示した日よりももっとパワーアップして。
彼女のために作られた楽曲を、彼女らしく。
ステージの上で表現する新田さんの姿を見て強く思ったのは、「あ、このキャラクターのこと、まだ普通に好きだわ」ということ。
道明寺歌鈴さん、一度離れたコンテンツに戻ろうと考えたきっかけでもあり、そのコンテンツからゆっくりと抜け出そうとしている今の僕の入り口ともなった、何かと因縁を背負わせてしまったキャラクターになってしまいましたが、草葉の陰から、バナナのヘタからそ〜っと応援するのでよろしくお願いします。
と、いうことで。
感想戦は終了なんですが、やっぱり現地で観れなかった虚しさは捨てきれませんね。
福岡公演で見届けることができた「世界滅亡 or KISS」や7th幕張2日目の「ヒカリ→シンコキュウ→ミライ」のような、「今何が起きたのか分かんないけどとりあえず立ち尽くすことしか出来ない」感覚を柚、歌鈴のソロ曲でも味わいたかった。
コンテンツ全体に対しての気持ちが薄れても、「簡単に変わらない『好き』」になってしまったキャラクターであるからこそ、こういう気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。
「見たいものリスト」の全てを見つくしたあとにどうなるかは分かりませんが、暫くは亡霊のようにコンテンツの末端にしがみつくんだろうな、と思います。俺は妖怪。
「簡単に好きなことは変わらない」。
初心を忘れない、みたいな前向きな読み取りもできれば、僕のように胸の締め付けを食らったときの表現にもなるすごいフレーズだべホンマ。なんなんすか。
さて、時は2月。
次はマジで末端の妖怪と化してるコンテンツの現場に行くわけなんですが……
まとめサイトだけには絶対に載らないように気を付けます。
それでは。
2022年、初現場。感じた「歩み」と「力」~DIALOGUE+「ぼくたちの現在地2022」「moon-side」
アローラ!
ぴぃ高と申します。
今年こうやって文章を書くのは初めてですね。
年は変わりましたが、変わらず参加したイベントの感想中心に、好きなように自分の視座を言葉にしていこうと思います。
さて、2022年。
毎週何かしらの現場に参加していた2021年10月~12月と比べると、とても落ち着いた3週間を過ごしました。記憶にあるのは落ち目の殿様コンテンツアイドルマスターの女の脱いだ後の布の塊を観て興奮する会衣装展示会くらい。
この間現場はおろか、多分オタク誰一人ともエンカウントしてないはず。「会ったよ!」って方がいたらDMしてください。
そういったちょっとした充電期間を経て、参加した2022年初めての現場が、
声優アーティストグループDIALOGUE+の
全力ライブ「ぼくたちの現在地2022」
そして全編アコースティックで行われた、「moon-side」。
2021年のグループの歩みを振り返る構成となった昼、新しい試みの夜の2部構成で開催されました。
ということで今回はこのライブについて、感想を書いていきたいと思います。
・全力ライブ「ぼくたちの現在地2022」
2021年のDIALOGUE+というグループの活動を振り返り、時系列に対応した(その時期にリリースされたり、初披露されたりした)楽曲が披露される、という流れの公演でした。
このグループの「船」のようなものに乗り込むきっかけとなったのが4月の「ぼくたちのかくめい![再]」だったので、その日を境として、グループに対する汽水域のようなスポットが存在しています。
具体的にいうと、このグループを追いかけていた友人の姿を眺めていた時期と、僕自身が追いかけるようになった時期。
この時期の違いで、抱いていた感情、特に僕自身の「好き」なものに対する気持ちやスタンスの変化があったことを再確認した、そんな公演でした。
・アコースティックライブ「moon-side」
こちらは夜の部。
少し過去から、少し未来にかけて現在の立ち位置を示す昼の公演とは少し異なる、新しい試み、といえるものでした。
ダンスのフォーメーションや身体を動かして楽しめる、という強みがクローズアップされているなか、「楽曲」という強みをぶつけていく公演。ちょっとしたアンチテーゼが含まれているように感じました。
普段のDIALOGUE+の現場、というイメージから離れた、常時着席で、光による演出も控えめな会場。1曲目、この日の昼も聴いたはずの、いままで何度も聴いたはずの「おもいでしりとり」。
歌の入りで「時が止まる」と過去に表現したことがあるのですが、この日は、「スローモーション」のようで。1曲目から異なる歌い方、アレンジの妙で引き出す楽曲のまだ見ぬ表情やメンバーの皆さんの表現。普段よりMC多めで、曲の変化している箇所、聴きどころを語ってくれるメンバー。
着席ゆえの合法彼氏面で楽しませていただきました。
アコースティック、という言葉イコール静か、という受け取り方で敬遠した人も是非アーカイブで触れて欲しいな、と思わせてくれるライブでした。
ここからは披露された楽曲に対する感想を。
全力ライブでは、2021年、ものすごい勢いで駆け抜けていったグループの活動を象徴するように、披露された楽曲もスピード感のあるものが多かったのですが、そんなライブの1曲目に披露された「あたりまえだから」。
「あたりまえ」が「あたりまえ」じゃなくなってしまった時代に投げる曲としてはあまりにアイロニックだな、と、はじめて彼女たちの楽曲を意識的に漁ったときに感じたこと、
のちにCDを購入し、歌詞を読んで、この曲に込められた「あたりまえ」のニュアンスに気づき、「なるほどなぁ~」とめちゃくちゃ大きい溜息をついたこと。
このグループを応援したい、という感情の変化の中にある、隠れたターニングポイントのひとつに立ち帰らせてくれました。
初めて参加したときも、この日も、ライブの開催の判断自体が難しい決断となる状況で、彼女たちのステージを観ること自体が「あたりまえ」といえなくなりそうな中で、小さな、ぼんやりとした「あたりまえ」を拾いあげていく、そのスタンスを一番最初に表明しているように受け取りました。
両部ともに披露された「走れ」、実は現地で聴くのははじめてでした。
メインボーカルを務める稗田さん、鷹村さんの力強さを据え置きに、ダンスの動きの激しさが重なった昼、情熱的なアレンジで、「静か=アコースティック」ではない、シンプルなぶん引き出しが増えるぞ、というメッセージを感じた夜。
夜でのスタンドマイクからハンドマイクに切り替わる終盤の稗田さんのマイクの使い方、めちゃくちゃキマってました。研究、大事。
「走れ」のほかに両部とも披露された曲がいくつかあったのですが、昼のほうで印象に残っていたのが「プライベイト」。
ツアーではシャボン玉だったり、席の位置だったり、見どころ聴きどころが多すぎたりでなかなかこの曲を歌う宮原さんを観れなかったのですが、この日はしっかりと目で追えました。
いろいろなところで言われている彼女の良さである、常に全力のパフォーマンスももちろんですが、ほかのメンバーにない「奥行きのある動き」が好きなところにあって。
この「プライベイト」でもその良さを感じられて満たされました。
ストライクゾーンを立体的に使える投手くらい宮原さんの奥行きの表現は良いので是非注目して欲しいです。
対して、夜のほうが印象に残っていたのが「透明できれい」。
伴奏がシンプルであるからこそ、ソロパートに比重が置かれたこの楽曲の、それぞれに振り分けられた歌詞がすっと入ってくる感覚に襲われました。ツアーのとき、昼のときに聴いたときは「これまでの歩み」のような重みが重なってきてダメになったのですが、やっぱシンプルに歌詞だけでもダメだわこれ。(誉め言葉)何度この曲に精神を破壊されればいいんですか。
ほかのアコースティックアレンジに無かった振り付けもありましたが、それが無くともたぶんしんどくなってたんだろうな、と。あ、要らないというわけではありません。しんどさは乗算されるので「うわぁ~踊ったぁ~!!!」という気持ちも重なってます。犯罪なので取り締まりをお願いします。
昼のみで披露された楽曲ではラストに繋がる2曲。
「はっちゃけダイアローグ+クリスマス」は有観客でどうなるか、と思っていましたが案の定楽しかった。振り付けも可愛い。特にプレゼント交換。
そして新曲、「僕らが愚かだなんて誰が言った」。
ほっぺすりすりなんてもんじゃない、確定麻痺程度じゃ生ぬるい。
アナライズジバコイルのでんじほうが必中になって襲い掛かるくらい、いやそれ以上の電撃が走りました。
「全力」という言葉にふさわしい動き、表情。シャウトするメンバーの気迫がすごい。この曲聴くためだけにアーカイブ1000円払ってもお釣り来ると思います。
夜のみの楽曲では、デュエットで披露された「謎解きはキスのあとで」「I my me mind」「20xxMUEの光」が、それぞれの味を出していたなと感じました。
「謎解きはキスのあとで」はアコースティックライブの発表があってから、真っ先に浮かんだ楽曲のひとつでした。ザ・ポップと言える曲調、アコースティックギターで弾き語りしている画が浮かぶ浮かぶ。
原曲アレンジから音がそぎ落とされた分、内山さん、宮原さんの歌い方も変化していて、より世界感というか、その「夏場にたまにある、日は射しているのに雨がパラついているような情景」が浮かび上がってきました。
2人とも、この曲を歌うときにいつも持ってる傘が無い分、片手がフリーになって楽しそうでしたね。
「一緒に帰ろう」の傘無しVer.の動きを観れるのはココだけ!
「I my me mind」、僕がもともとBase Ball Bear脳なこともあってもともとのアレンジが大好きなんですけど、(気になる方はBase Ball Bearの「彼氏彼女の関係」という楽曲をチェック!Base Ball Bearのことを知らない?構いません。このツイートの方がボーカルのバンドだということを覚えてもらえれば。)
あらためてこんばんはプロジェクト、アイドルソングベスト2021 ありがとうございました!#こんプロ pic.twitter.com/bC4QjTS1cn
— Base Ball Bear 小出祐介 (@Base_Ball_Bear_) 2022年1月4日
ジャズ寄りのアレンジもなかなかに良い。原曲がランウェイなら、このバージョンはさしずめ緒方さんと飯塚さんが主役のロードムービーのようでした。
「20xxMUEの光」、どうあがいても「楽しい」曲は変わりませんね。楽器触ってる守屋さんと村上さんめちゃくちゃ楽しそうだった。
入場、ズルすぎる。
先に取り上げた「走れ」含め、デュエットという形にすることで、パートの振り分けが変化しているのも新鮮でした。
普段小道具を使っている「謎解きはキスのあとで」に小道具が無く、ほかの曲に小道具がつけられていたのは狙った演出なのでしょうか。
そして両部ともにラストナンバーとなった「ぼくらは素敵だ」。
新曲で少し見通しの立っている未来を覗かせてから、「現在地」に立ち帰るような流れとなった昼。久々に聴けた感動もそうなのですが、優しい歌を力強く歌いあげ、(特に最後のサビに入っていく飯塚さん、このグループを好きになってから、はじめて会場で聴くからこそ「吸い込まれる」ポイントでした。)手を振って幕が下りていく、内山さんの「このあと、moon-sideで会いましょう」という挨拶も含め、続いていく活動、全力のスタンスの維持を示唆するかのようでした。
そして夜。
声を出せない、ライブの楽しみ方も変化した、そんな今。
きっと声が出せたら、「ラララ......」と合唱しているであろう箇所、
そこを「声を出さないけど歌える」、ハミングで歌ってほしい、という提案。
え、天才?
客席側からレスポンスすることが困難になってしまった時代におけるウルトラC。
櫻井和寿から「擬態」のサビを「任せた!」とマイクを向けられた時の福岡ドームがデジャブのように浮かび上がってくる、そんな客席の一体感がそこにはありました。拍手、一礼し、退場ー。
と、いうことで、2022年、初現場。
去年いちばん感情を動かされた、といっても差し支えないグループの「歩み」、そして楽曲の「力」を浴びて、良いオタクライフのスタートを切れたんじゃないかなと思います。
来週の今頃は枯れた死体になっている可能性が高いですが。まぁ現地じゃなくなったし大丈夫やろ!(フラグ)
ということで、皆さん。
2022年もどこかでお会いしましょう。
ぴぃ高
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おまけ
~チロっと触れた楽曲コーナー~
~思い出の写真を供養するコーナー~
昼ごはん
心に剣 輝く勇気
確かに閉じ込めて
奇跡 切り札は自分だけ
ポケモン不思議のダンジョン オタク探検隊
終演後の一枚、ありがとうございました。